ホーム鳥取戦で感じた違和感
今シーズン、松本山雅FCでは試合の裏側を撮影した「インサイド映像」を公開しております。
公開当初は勝ったときしか出ていなかったのですが、
正直これではインサイドではないし、負けたらすべてボツになるということを考えると撮影している側としてはとてもやりきれない仕事になると思ったので、
こう発信をしたところ、それから全試合でインサイド映像が出てくるようになりました。
それからは毎試合チェックをしているのですが、先日のホーム鳥取戦のインサイドを見ていて、こう感じたんですね。
この試合は3-4で敗れたため余計にそう感じたかもしれないのですが、ベンチ裏で発している声かけと、実際のピッチでのプレーが全くの別物に思えたのです。
さすがに負けたくて試合に出ている選手やスタッフなどいるはずはないのですが、でもあきらかに自信を持ってプレーしていないよね、ということが自分にとって大きく見られました。
特に前へパスできないプレーは本当にラグビーかな?と思ったくらいです。もちろん何が何でもボールを前へ出せば良いということではないのですが、自信が無いから後ろに出してしまう、このように見えました。
そして、今期リーグ戦33試合積み重ねた結果がこのようなカタチになってしまったことが本当に残念に思いました。もちろんまだリーグ戦残り5試合とプレーオフ最大2試合という可能性はあるしそれを否定してはいけないのですが、でも、やはりこれまでやってきたことってウソはつかないよねとは思うし、そもそも現実を見れば残り全5連勝しても6位以内に入れない可能性もあるわけで、そうなると、ホーム最終戦となる11月16日の琉球戦でプレーオフに行けませんでしたみたいなことになる、もしくはホーム最終戦前に7位以下が確定してしまったなんてことになってしまうともう、地獄ですよね笑。
このチームの目標は?ということになりかねないように思います。目標があいまいなのがいちばん困るわけですからね。
正直、監督を変えました、社長を変えました、というところでチームへの影響は変わらず、今後も堂々巡りになっていくでしょうね。チームが低迷し始めた2020年ごろからみてきてそう思います。
人を変えて変わらなければ(組織の)仕組みを変えるしか方法は無いのですが、どうもトップを変えれば改善できると考えている人が多いのは、ほかに具体的な手段が思いつかないということなんでしょう。ドラマの見すぎなんでしょうか。それにトップをやめさせるということはつまり責任も一切取らせないということでもあるので、後任に就く人はその責任も負いつつ、より苦労するということでもあります。
まあ、それを繰り返していると最終的にやる人もいなくなるので、どんどん詰んでいくことになり、結局お金を積んで外から呼んでくるしか方法がなくなってくるのです。滑稽としか思えません。
インサイド映像に戻って、今期、選手が、チームが同じミスを繰り返してしまうのはもしかしたら人の責任にしているからでしょう。もちろんそれも一理あるのですが、根本的にミスが起こってしまう仕組みを改善していないから、誰が出てきても同じミスが起こってしまう。正直、一般社会において会社や組織で同じミスを繰り返していると信用問題に発展して致命的にもなりかねないことなんですよね。ですのでそれを改善できないのも問題ですが、指摘できる人が身内にいないのではとも思ってしまいます。
それを思うと、なぜ山雅はJ1に2度も行けたのか。
多くの人は反町監督のおかげですと思うでしょうが、ここ数日思うのは、そこに田中隼磨という存在があったからというように思えてきたのです。
田中隼磨が加入した2014年の山雅の成績はどうだったでしょうか。
2021年に長期離脱を余儀なくされてチームはどうなったでしょうか。
2023年にアドバイザーに就任するも1年で退任しましたが、それからチームに変化があって結果は出せたでしょうか。
まあどちらかというと田中隼磨の存在というよりは、ピッチ上、もしくは現場レベルでミスが起こってしまっても相談や信頼がおける人、自分を犠牲にしてもほかの選手やチームに貢献できる人、それでいてチームを引っ張れる人がいなかったのではと思ってしまうのです。
監督と選手のあいだに入れる人が現場レベルにいなかったのではといっても過言ではないかもしれません。そういう人がいない以上、監督を何百人変えたところでチームが上向きになる可能性は低いよねとは思ってしまうのです。
それにチームの雰囲気が良いのに結果が出ないって実はいちばん手のつけようがないよねと思うのです。
チームの雰囲気が悪くて結果がでない、は思い切ってすべてを変えることができるわけで、逆にチームの雰囲気が悪いけど最終的に結果が出ているならそれは外部には関係のない話なので普通に評価されないとおかしいはずです。
あの会社、社員はアットホームで仲良いし雰囲気もよいけど全然納期守らないし期日までにお金払ってくれないよね、って会社あったら最悪だと思いませんか?
なので、チームの雰囲気と結果は一致しないよねとも思ったりしてしまうのです。
まあ周りは監督さえ変えればすべて丸く収まると考えている人たちばかりなのでその意見を否定はしないですけど、でももうあと数年は監督を変えたところでチームも変わらないよねとも思ったりしています。
それに会社は2期連続の赤字中で、ライセンスにはまだ響かないですけど、それでも来季の予算、とくに人件費は相当絞られるでしょう。
それに監督変える以上にそもそも今期のメンバーがどれだけ残れるのかといったところです。それに今期のホームゲームへ無料招待してきた回収も本来ならこのあたりでやらないといけないはずだと思うのですが、ホーム最終戦が地獄の予感なので笑、まあ困ったものです。
営業のみなさんの苦労が伝わってきますね。
まあ私があとできることとしては、2021年の降格時の時のように残り試合でSNSやネットでの誹謗中傷やデマへの取り締まりをするくらいでしょうか。
2021年で大きかったのはネットニュースのコメント欄に「アルウィンの試合後のピッチはガムが散乱している」と書かれた(降格関係ない笑)ため、通報しました。
あと今だから言える話なのですが、当時のTwitterに「ある選手から聞いた話」と題してクラブへの批判をツイートした人もいました。
冷静に考えればわかるのですが、その発言をした(かもしれない)選手の信用問題に関わるし、それにデマである可能性もあるため、幸い、過去のツイートからシーパスホルダーであることを確認できたため、クラブに通報して本人を特定しクラブから厳重注意をしてもらったこともあります。
なので、匿名だから誹謗中傷しても大丈夫だと思っている方、気を付けてくださいね。発言の自由は認めますが、その線引きが引けない人へは過去の投稿から情報を拾えるだけ拾って、遠慮なくクラブか警察へ通報させていただきますので、覚悟しておいてくださいね^^