【時を戻そう】ヤマガフェスは成功だったのかどうか検証しました
2023年7月22日(土)明治安田生命J3リーグ第19節 ホーム八戸戦は「ヤマガフェス」と題し、さまざまなイベントが開催されました。
そして試合も3-0で快勝しました。
ヤマガフェスも楽しめたし、ヤマガフェスタオルももらえたし、試合も勝ったしすごくよかった!と思っている方も多いことでしょう。
しかし、いつものように自分はなにか違和感を感じていました。
いや、たしかに楽しかったという印象ですが疑問があるんですよね。
なので今回はヤマガフェスで感じた違和感をテーマに、そもそもヤマガフェスは成功だったのかどうか検証してみたいと思います。
①なぜ開場時間が30分前倒しになったのか
山雅を長いこと応援していますが、開場時間が前倒しになったことって記憶にないんですよね。なので山雅史上初なのではないでしょうか。
J1などの多客期でも開場時間は頑なに先行入場はキックオフ2時間半前、一般入場はキックオフ2時間前と決まっていたくらいですからね。
にもかかわらず今回のヤマガフェスでは先行入場はキックオフ3時間前、一般入場はキックオフ2時間半前と30分前倒し(厳密にいえば30分拡大)になったわけですからなぜなのか気になります。
そんなの決まっているだろ、時間を長くしてヤマガフェスを楽しんでもらうためだろという方は多いと思います。しかし、当日のタイムスケジュールを改めて振り返ってみましょう。
先行入場および一般入場の時間とファンパークでのイベントの時間が並行して進んでいるんですよね。これって、入場する前に楽しむのか、入場して座席確保してから楽しむのかどっちが良かったのでしょう?
ぱっと見、これなら30分前倒しする必要があったのかなという感じでしたし、逆にほかのイベントまで詰め込みすぎだったのでは?という印象でした。
いやいや、違うよ。ヤマガフェスでお客さんたくさんくるから混雑緩和のために時間拡大したんだと思っている方もいるかもしれません。
そこで、私は今回そのファンパークと被っている先行入場と一般入場の待機列が何分で解消するのかを検証してみました。
てかもはややっていることは不審者です。
すでにご存じの方も多いですが、私はA席のシーズンパスを持っているのでバックゲートから先行入場で入れます。その権利を行使してまで各入場ゲートのところで待機列をひたすら観察しているのですから、いつヤバい人がいると通報されて無期限の出入り禁止になるかわかりません。
まずは先行入場です。 15:00 開場
続いて一般入場です。
開場前の一般入場列の最後尾の位置と合わせてみてみましょう。
一般入場 15:30
この結果を見てみなさんどう思いましたか?
やはりこいつは変人だと思った人は多いでしょう。だって誰にも頼まれたわけではなくフェスのあいだに待機列の調査をしていたわけですから。
それもありますが、GATE4に入場が集中しすぎていませんかね?
先行入場は4分の差なので誤差みたいなものですが、一般入場に関しては約15分の差が出ているわけです。
GATE1がガラガラなのに、わざわざGATE4に並んで時間をロスしていると思うと、なんとか少しでも分散できないかなと思ってしまうのです。
これがまだこの程度ならいいのですが、問題は長野とのヤ・パ交流戦などの多客時です。
なぜかみなさん頑なにGATE4から入場したがるんですよね。
おそらくですが、駐車場やシャトルバス乗り場から歩いて来てアルウィンに到着してからいちばん近いゲートがGATE4で、入場後もどこのスタンドへも行けるので、やはり一番便利なのがGATE4なのでしょう。
だからGATE4に集中してしまうと。
GATE4から入るのが真のサポーターだとか、GATE4から入らないと負けてしまうんだなどと考えている人は別として、GATE4からの入場の待機列で何十分以上も待つくらいなら、GATE1から入った方が多少遠回りでも早く入れる可能性もあります。なのであまりにGATE4の列が長い場合はGATE1からの入場も検討されてみてはいかがでしょうか。
それに、GATE4(GATE1)の入場待機列が解消することで、実はメインスタンドのスロープゲートとバックスタンド側のバックゲートも全席種入場できるようになるんですが、これ、知らない人多すぎです笑。
なのでGATE4(GATE1)の入場待機列は一分でも一秒でも早く解消させて、「GATE1」「GATE4」「スロープゲート」「バックゲート」の4つの入場口でお客様を受け入れできるようになると入場がスムーズにいくのではと思います。
そうなることで、GATE4への負荷が減らせられると思うんですよね。
どうしても人が集中してしまう時間帯があるのは仕方ないのですが、このように分散することで余計な列を作らせないということも可能になってくると思ってます。
GATE4付近で再入場ができないのは、GATE4に入場前と再入場の人がごちゃまぜになってしまい、人が集中してしまうからという理由もあるくらいです。
ただでさえアルウィンのトイレは少ないのに、GATE4外のトイレが入場前だけしか使われなくなってしまったのは痛いところでもあります。
最後話がそれましたが、30分前倒ししたところで通常のアルウィンの入場時だったように思いました。
そもそもですが、これができていたならこれ以上の多客期であるJ1の時になぜできなかったのかが不思議でならないのです。
そこで起きてしまった行列でどれだけのロスをしていたかと思うと、改善できることはまだまだあるのではないかなと思うのです。
②なぜ1万人達成できなかったのか
以前、平均で1万人達成できない理由を書きましたが、
なぜこの試合も1万人を超えることができなかったのでしょうか。
これが一番の本題です。
実は私、入場前に入場者数の予測をしていました。
結果はこちら。
たかが165人、されど165人の差によって、4桁か、5桁かで話題性が変わってしまうんですよね。
と言いますか、ついに平均はおろかフェスを開催しても1万人達成しないことが判明してしまいました。
でも、これについて誰も言及する人はいません。
なので、私が徹底的に1万人達成しなかった理由を解説したいと思います。
1. シーパスとチケットのバランスが崩れてしまった
社長noteの解説でこのようなことを書きました。
山雅の入場者数を支えていたのは紛れもなくシーズンパスだったんですよね。
ところが、シーパスの売れ行きが年々落ちている(※それでいてSS席とS席のシーパスは販売していない)ということは、入場者数を達成するにはそれ相応のチケットを売らないといけないわけです。
私個人の予測だと、1試合で1万人を集めるにはチケットを4,000枚以上売らないと難しいと思っています。
なので私はずっとセブンイレブンでもチケット買えますよと言い続けているわけです。
2. どんなに告知を頑張っても肝心のチケットが売れない
7月22日のホーム八戸戦の大々的な告知があったのが試合日の約1か月前でした。
7/5(水)~7/7(金)には「夏は山雅!全緑チラシ配布大作戦」が実施されました。
7/9(日)には選手たちがうちわ配りに行きました。
そして、試合2日前に特設サイトでチケットの売れ行きを見たら、、
試合日の1か月前から告知しているにも関わらず、試合の2日前になってもチケットが売れていなかったんですよね。
最終的にはこんな感じになっていましたが、告知期間が長くても集客に結びつかないという悲しい結果になってしまったように思います。
これがポイントだったはずなんですが。
ではなぜここまでチケットが売れなかったのでしょうか?
3. 前日ギリギリまでチケットを買わない
どうせアルウィンガラガラでチケット売り切れることなんてないし、それにJリーグチケットがあるから試合前日にスマホでポチれば買えるよね?という方、多いと思います。笑
それに山雅はダイナミックプライシングを採用しているので、下手したら値段が変わらなければ試合当日までチケットを買わない人もいるかもしれません。
なので、毎試合入場者予測は綱渡りみたいなものだと思っております。
何日か前までにはマッチデーの配布枚数も予測しないといけないですから、大量に余ってしまった雨のホーム開幕戦とか、予測を過ってキックオフ30分前くらいにマッチデーが力尽きるとか、いろいろとお察しできますね。
4. 前日ギリギリまで天気を見極めたい
試合当日また雨降るかもしれないし、行くとなったらJリーグチケットで試合前日にスマホでポチれば買えるよね?という方、多いと思います。笑
天気の影響がもろに出ているんですよね。
実はここで、シーパスとチケットのバランスが崩れてしまった影響が出ています。
もし試合当日が雨予報だった場合、すでにお金を払っているシーパス保有者の選択肢は「行く」か「行かない」かなんですよね。
それにクラブはすでにお金をいただいているので、入場者数は減るけど来ても来なくてもどちらでもよいわけです。
ただ、これが一般チケットだと違います。
もし試合当日が雨予報だった場合、一般チケットの方の選択肢は「買う」か「買わない」かになります。なぜなら行かない試合のチケットなんて買わないからです。しかしそれだとクラブは入場者数も増えないうえ、チケット代となるお金もいただけません。
つまり、一般チケットの割合が多いほど「買う」「買わない」の選択肢の人も多くなり、雨予報のときはチケットがそれだけ買われなくなります。さらに試合前日まで買わないので来るかどうかもわからず、いざ当日迎えてみたら千人単位で集客を落としてしまう、もしくは読み違えてしまうということになります。これは今後のクラブの経営に直結しているといっても過言ではないでしょう。
これがシーパスとチケットのバランスが崩れてしまった影響なのです。事前にお金をいただいているシーパスに対して、これからお金をいただけるのが一般チケットだという大きな違いです。
たかが雨予報ひとつでクラブが一気に収支を悪化させてしまうということは頭に入れておいてもよいのかなと思います。
5. 指定席の需要がなくなってしまった
どうせアルウィンガラガラでチケット売り切れることなんてないので、ホーム自由席よりも高い収益源である指定席が売れなくなってしまったように思います。
個人的にはSS席とS席のシーパスを販売しなかった時点でシーパスの販売数が減っている、指定席のチケットが売れないというのはフォローのしようがないので何とも言えません。
逆にホーム自由席の割合を増やして1万人超えようとすると、A席の空席がばっちり目立つんですよね笑。
前にも書いたんですが、やはりアルウィンが1万人を超えるサインはSS席とS席が売り切れた時です。
そうなるとちょうどアルウィンの観客の集まり具合もクラブの収支的にもバランスがうまく取れてくるのではと思います。
まあ、簡単に言えば1万人達成したいのならチケット4,000枚以上売らないとね、という話です。
******
ここまでこんな話など面白くないし夢もないと思われるかもしれませんが、夢をつくりたいからこそ多くのチケットを売ってお金に変えないといけないのではないでしょうか。
前にも書いた通り、山雅は昨シーズン赤字でした。
このヤマガフェスが単体で収支が良ければ、もしくは年間通してのプロモーションとして収益が上げられていれば来年もできるかもしれませんが、さすがに1か月もプロモーションかけたわりに見合った収益がなければ続けることはできないと思っています。
それに開場時間が30分前倒しするということはすなわち運営側も準備の時間が30分増えるわけですから、そこも踏まえて考慮しないといけないのではないでしょうか。
一般社会人でしたら30分でも仕事したら給料が発生しますが、サッカークラブは30分ならボランティアもしくはサービス残業という扱いにしているとしたら、今後続けていくことも難しいのかなと思います。
そんなことを考えさせられた今回のヤマガフェスでした。
③なによりいちばんできなかったこと
そして、なによりもっと誰も触れていない闇の部分があります。
上記にもあるとおり、ヤマガフェスの告知が始まったのは試合の約1か月前で、そのあいだに4試合行われていました。
そのあいだのトップチームの成績はというと、、
なんとヤマガフェスを告知してから試合当日までの4試合にて0勝1分3敗と勝ち点1しか取れなかったのです。
批判されるのはうちわ配ることよりこちらではないですかね笑
うちわ配りへの批判が寄せらせるなか、頑張っている選手たちを少しでも報われるようにしたいと思ってましたが、、
これだと、そんなことやってるくらいなら目の前の試合に集中しろという意見が今後出てくるようになるかもしれません。ただそうなってしまうと、プロモーションがやりにくくなるという悪影響になってしまうんですよね。それゆえに1か月のあいだプロモーションしても実際にチケットが売れるのは試合前日なのですから辛いものです。
でも面白いもので、ヤマガフェスでゲスト呼ぶ金あるならトップチームの強化に回せという意見が出なかったのは不思議なものです。
自分が(ゲストのファンから)批判されるとわかっていると言えないんでしょうね。だから批判するなら反撃されないものをターゲットにしてやるということなのでしょう。
さあ、はたしてこれでヤマガフェスはどこが成功してどこがうまくいかなかったのか、を見極めなければいけないと思ってます。
でないと山雅は来期もJ3で二期連続の赤字も確定してしまうのではないでしょうか。
と思ったので今回気になったところをまとめました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?