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心臓学びノート⑬ 偏食・鉄分・禁忌

逆順になってしまいますが。
心疾患の患者さんで、ワーファリンを処方されている方は多いと思います。
家のパートナーもです。
ワーファリンは禁忌の食品があり
・納豆
・青汁
は絶対ダメと言われています。
これは、納豆や青汁に含まれているビタミンKに血液凝固を促進する作用があり、ワーファリン(血を固まりにくくする)とは相反するからなんですよね。人工弁に、血の塊は大敵ですものね。

そして、アムロジビンも処方されている方も多いと思いますが、その薬の禁忌はグレープフルーツです。
理由は、薬の効果を促進してしまうから。効き過ぎになってしまうんですね。

で、偏食の話です。
うちのパートナーは、大偏食家です。野菜はほとんどダメ、肉大好きです。
でも、心臓を患って、好きなのに食べられなくなったものがありました。とても体に良い物。

そうです。納豆とグレープフルーツ。
(グレープフルーツは、「GOKURI」というジュースだけなんですけど)
あの大偏食家が好んで食べるこれらを、私はできたら一生食べ続けさせたかったんですけど、
今は食べさせられません。

なので色々考えて、代替になる物を見つけました。
納豆だけ。

納豆菌のあの良さはこの際諦めて、
・豆腐
・油揚げ
・厚揚げ
・高野豆腐
・湯葉
という、日本が誇る大豆製品オンパレードに頑張って貰っています。
特に豆腐・油揚げは冬場の食卓の嵩増しに一役も二役も買ってくれますし、鍋にしても何にしても食べられる強みがあります。
厚揚げも、縦4本くらいに切って、豚もも肉を巻き付けて照り焼きにすると、少量でもものすごいボリュームです。照り焼きソースで生野菜まで食べられちゃいます。

グレープフルーツはもう諦めて、(グレープフルーツの入っていない)オレンジジュースに頼っています。

後は、野菜をいかに取るか。
これが本当につらい。食べてもらえないの、つらい。
でも食べさせないとなので、今はスープの勉強をしています。

パートナーには、貧血の気もあるので、鉄分を多く含む食品をチェックしています。
・玄米
・そば
・エンドウ豆
・ほうれん草
・豆腐
・牛豚の赤身肉(ももなど)
・イワシ缶
・かつお
・まぐろ
・卵
ヘム鉄、非ヘム鉄混同ですが。
ほうれん草は、青汁に近い物があるので、ワーファリンを処方されていると「禁忌ではないが、多く取り過ぎないように注意」とされています。
玄米は、毎日の食事で米6、玄米4位の混合で食べていますので、完璧にではないですけれど、取れています。
豆腐は、万能選手ですね。ありがたい。
牛豚鰹マグロなどはヘム鉄で吸収されやすいため、鉄欠乏であれば積極的に取りたいですよね。
もちろん、鉄を摂取するにはタンパク質やビタミンCなど、摂取を助けてくれる栄養素を一緒に摂取するよう心がけたい物です。

最近、パートナーに食事を拒否されているような気がして辛くなっていますが、何とか現状を維持しつつ、なお良くなるように頑張らなくてはなので、心を鬼にして頑張ります…

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