秋華賞(GⅠ)の予想
どうも、四扇ケイバです。
3冠牝馬がまた現れるのか、楽しみな秋華賞ですね。さっそく予想を書いていきます。
イドラの予想
展望
京都芝2000mで行われる3歳牝馬限定戦であり、牝馬3冠の3戦目。
(多くの世代限定戦がそうであるように)秋華賞での予想は、素質、完成度、そして適正という3方面から眺めるべきであろう。
ここでは適正について述べると、今年の秋華賞は京都開催に戻っていることに注意が必要である。阪神競馬場と京都競馬場では、右回りという点で一致しているが(あるいは中山競馬場などと比較するとレイアウトが近いと感じるかもしれないが)、これを同視するのは危険だ。
最大の相違点は坂の位置。直線に下り坂→急な上り坂をもつ阪神と異なり、京都は向こう正面途中から登り、3角終わりから下り坂となって、直線は平坦である。阪神ほどの登攀能力は不要であろうが、反対にスタミナが要求される度合いは上がるだろう。
G1であることも相まって、ペースが上がり、息を入れる機会がないまま直線を迎える、そんな展開になる蓋然性が高い。現に京都開催での秋華賞では前傾ラップであり、中団より後方からの馬も頻繁に好走している。十分な差し足を持っている馬を選びたい。(中山、阪神でのアガリ3Fのタイムは、登攀能力の影響を受けやすいため、平坦な直線でのあがり3Fには注目したい。)
以上のことから、中団より後ろで追走できそうな馬で(ハイペースに巻き込まれなさそうな馬で)直線伸びてきそうな馬を選びつつ、あとは近走の成績や馬体重などから完成度を合わせて注目馬をピックアップしていく。
注目馬
◎6 リバティアイランド
とくに減点すべき理由が見当たらないので、◎印は打たざるを得ない。競馬に絶対がないにしても。
○5 ドゥーラ
クイーンSの勝利を評価して。斤量51キロだったことを考慮するにしても十分な末脚を見せてくれたと思う。距離が延びるのも歓迎だろうから、京都開催なら。
前走-14キロはかなり不安であり、当日さらに減るようなら評価を下げたい。
▲3 マラキナイア
前走ローズSは勝ち馬に差をつけられる形になったが、京都でも覆せない差だとは思わない。+14キロを成長分だと考えるならば、1走使ったことでさらに良くなる方に賭けたいところ。位置取りと展開によっては。このオッズで買えるなら。
☆17 ソレイユヴィータ
日曜日の未明まで雨予報であるが、馬場の回復が遅れるようであれば狙いたい馬ということで。前目で競馬する馬で上述には当てはまらないが、タフな馬場であればそこまでハイペースにならないと思われる。鞍上も含めてこのオッズなら。
ドイルの予想
レースの概要
3歳牝馬クラシック路線のラストとなる一戦。3年振りに京都で開催される。
後述する今回の注目馬について、まずリバティアイランドは外せなかった。そのうえで残り2頭については、夏競馬で活躍した馬を選出しなかった。特に紫苑S覇者のモリアーナ、ローズS覇者のマスクトディーヴァは人気馬の一角であろう。しかし、モリアーナは稍重の中山でアガリ最速、マスクトディーヴァは阪神でJRAレコードを叩き出し、お釣りがないと考えた。これらの馬よりもむしろ、ここまでの3歳牝馬クラシック路線で結果を出しきれなかった馬から選出した。
注目馬
◎6 リバティアイランド
言わずと知れたこの世代最強の牝馬。枠順も申し分ない。馬体重の増加は成長分とみなして良いだろう。各陣営にマークされているのは重々承知した上で、全てをはねのけて史上7頭目の三冠牝馬となるのか。
○4 コナコースト
前前走の桜花賞までは、鮫島騎手とタッグを組んで連対率100%という点で、桜花賞ではリバティアイランドに0.1秒差まで迫る2着という点で評価できる。前走オークスではスタートで不利を受け、それまでとは異なり後ろからの競馬となってしまったが、なんとか7着まで持ってきている点から馬の能力は高いと言える。
▲13 ラヴェル
直近の成績に着目すると負けを重ねているが、大敗を喫した3戦は全て阪神開催のレースである。オークスでは4着、リバティアイランドが2着だったアルテミスSでは勝利している。これを踏まえると、馬券に絡んでくる可能性は十分にありえる。右回りが苦手だとしたら、それはもう仕方ない。