Vol.1『生まれてみたい』
同じ事の繰り返しに飽きた。
否、飽きたと言うより迷走し始めていると言った方が正しい。
今までのnoteも、わざわざnoteを書こうと思うほど好きな曲たちだ。しかし、しおぎの語彙力では表現出来ない部分もある(文才がほしい)
既に毎日投稿ではないが、やはりこういうのは奮い立った時に"一気に"書くべきだと思う。
元より、毎日投稿は冗談だ。
冗談だぞ!(自分に向けて)
*****
敬愛する松永天馬氏の"作品"が新たに投稿された。
言葉で駆動していくようなストーリー展開も人を選ぶでしょうが、僕は好きです。
私も好きです。
脳裏に風景が思い浮かび曲の続きが気になるような詞を書くのは私が知るところでは松永天馬以外にいない。
そして、続きが気になるファンの為、
天馬氏の自己顕示欲の為、
"自撮者たち"、"少女か小説か"を出した(と思っている)
この"愛は恋ではない"はまさに"少女か小説か"に収録されていてもおかしくないストーリーで、
アーバンギャルドのファンであれば"あの曲のあの部分だ"とわかるようになっている。親切設計。
*****
かなりのネタバレにはなるが、
"愛は恋ではない"のオチは"生まれてみたい"だ。
"愛は恋ではない"という詩的なタイトルが、
良い意味で、邪魔をしている。
そんな流れで"生まれてみたい"の話をしたい。
私がアーバンギャルドで一番聴き込んでいる曲は、"生まれてみたい"
毎日のようにメモ帳にその日書きたい曲を書き出しているのだが、noteを本格的に始めた日から毎日のようにこの曲は登場している。
そして、いつになったら書ける日が来るのかと
自問自答していたが、
ついにその日がやってきたらしい。
ありがとう、てまきゅん。良い薬です。
拝啓わたしはいま
まだ暗いところにいます
あなたから届いたお手紙に火をつけて
世界が始まる日を
そしてわたしが始まる日を
夢のなか あなたのなか 夢を見ていた
わたしになって 生まれてみたい
誰かじゃなくて わたしになりたい
この目で見たい 歌を聴きたい
夢なんてない だけどわたしになりたいの
タイムカプセル 過去に閉じ込めないで
タイムマシンならいらないって伝えて
あなたになって 生まれてみたい
何にもなれない あなたになりたい
愛が知りたい 声を聴かせて
夢になれない そんなあなたになりたいの
泣かないで 鏡の向こうで
闇の向こうでいつか生まれて
綺麗さも 醜さも
ほんとのわたしを生きるの
あなたは登る ビルの屋上
あなたはわたし いつか気づいて
明日じゃなくて 今を見つめて
あなたはわたし
いつかわたしになりたいの
なれないの なりたいの
なれないの
"わたしとあなたは同一人物"
これに気付いたのは大分聴き込んでからだった。
文字に起こせばわかることも、歌声だけでは気付けない。
何よりも、アーバンギャルドは浜崎容子嬢の歌声に聴き惚れている場合ではない。
だからこそ歌詞カードというものはしおぎにとっては必要だし、CDにしか付けなくていいもの。
歌詞の文体や、間隔、変換にまで気を配らなければ気付けないこともある(それは攻めた歌詞のせいだろ)
この生まれてみたいで
"愛は恋ではない"を例えるならば、
飛び降りるのは"愛"だ。
(今更だが、"愛"と"恋"は登場人物である)
恐らく、恋は飛び降りる愛を何度も見ている。
愛の中で"何にもなれない愛になりたい"
と思いながら、見守っている。
(最初は恋が飛び降りているのかと思ったが、多分そうではない。愛は恋のような生き方ができず、恋を羨ましいとさえ思っていたが、恋もまた、何にもなれない愛を羨ましく思っていた)
なりたいけど、なれない。
"生まれてみたい"
約5分の曲に対し、
ここまで考え込める私は病気です。
天馬<病気の皆さんこんばんはー!
*****
仕事終わりに喫茶店で多少の雑音の中、
音楽を聴きながらnoteを書くのが私の最近の日課になっていて、
一度本気でアーバンギャルドと向き合えば満足いくかと思い書き始めたが、
むしろ逆効果だった気がする。
考察しがいのある曲はまだまだ沢山あるので、
我慢の限界が来たらまた"読書感想文のようなもの"として書きます。
ここに気付ければすごい!(どうでもいい)
・タイムマシンならいらないって伝えて
・明日じゃなくて今を見つめて
常に何かの影響を受けなければ生きていけない身体なので、"書いていることは自分の言葉ではない"、受け売りだと以前のnoteで書いたが、
こんな所からも拝借している。
そして今は、そんな自分とも向き合っている。
しつこく掲載するが、是非読んでみてほしい。
それでは、また。
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