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【アートの記録_0017】

いや~、素晴らしく良かったです。レオ・レオーニ展。

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教科書にも載っている「スイミー」など、子どものころにきっと一度は読んだことがあるはず。うろ覚えだったけど、絵とメッセージは刻まれていて、原画を観ると思い出す。スイミー以前の作品はあまりなじみがなくて、キャラクターしか知らなかったけど、改めて大好きになった。

「おんがくねずみ ジェラルディン」の繊細な色。画材が何かわからないけど、色鉛筆なのかなあ? しっぽや手足がペールオレンジなのも、ねずみっぽくて好きだな。音楽が風に踊るリボンのように描かれていて、本を飛び出して音が聞こえてきそう。虹色の細い曲線が重なり合って、音が重なっているみたい。きれいな色だから、きっと美しい音色なんだろうな、気持ちよく長くて美しい曲線だから、きっと伸びやかな音なんだろうな。

貴重な原画が集まっていて、本当に豪華だった。

会場で読めるように絵本も貸し出ししてくれているのが親切。あらためて読んだら、子どものころには気づけていなかっただろうことに感動したりして、本というのは、その時々に新しい発見があるのだなあと嬉しくなった。

「6わのからす」は日本語のタイトル文字もかっこいい。「ことばには まほうの ちからが ある」「はなしあいに ておくれは ないよ」が響く。

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コーネリアス、かわいい。シルエットが最高。いきなり、好き。

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うっかりフレデリックのぬいぐるみを買いそうになったけど、なんとか思いとどまった。周りの大人たちの大人買いが半端ない。気持ちはわかる。

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図録に、フレデリックのなかで、私が一番好きな「そう いう ことさ」の顔を赤らめているシーンが載っていなかったのが残念。だけど、お孫さんのアニーさんのメッセージや谷川俊太郎さんのインタビューもあって読みごたえたっぷり。アニーさんのメッセージのなかで、作品の中で繰り返し登場するテーマは「自然」と「コミュニティー」とありました。確かに、私たちがコミュニティーで直面する問題が作品の中で描かれています。今、巡回していること、そして多くの人がこの展覧会に足を運んでいること、それにも意味があるのかなと感じました。

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アニメの設定資料があるから、立体も完ぺきなかわいらしさ。光るのもいい。飾る場所もないのに強欲だけど、欲しい。巡回中にミニチュア版を出してくれないかな。

来年5月~ 板橋区立美術館に巡回がくるそうですが、板橋に寄贈されたものも含めて展示されるとか。http://www.itabashiartmuseum.jp/news/20190714-4/

来年も楽しみ。


【レオ・レオニ】イラストレーター、グラフィック・デザイナーとして活躍していた1959年、孫のために制作した『あおくんときいろちゃん』で絵本作家としてデビュー。40冊近くの絵本が発表され、日本でもその多くが翻訳出版されている。(みんなのレオ・レオーニ展サイトhttps://www.sjnk-museum.org/program/current/5876.html より)

レオ・レオニ作品の公式サイト:https://leolionni.jp/



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