どっちが正解? 職場での指示に対する応答
note始めて1週間が過ぎて、じわじわハマっています。自分に合ったSNSな気がしていて、書くのも読むのも、繋がるのも楽しいです^ ^
今日は、職場で指示を受けた時のスタンスとして、どっちが正解なのか?ということをここで思案しようと思います。きっかけはウィシュマさんのハッシュタグで見つけたこの方のこの投稿ですが、今回はウィシュマさんに関する投稿ではありませんので悪しからず。
私は会社員になって8年目、今働いている会社で3社目なのですが、特に1社目では新卒の営業社員ということでビシバシ鍛えられました。
その中で印象に残っているやりとりの一つがこれです。
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上司:どうしてこんなことしたん?
私:○○さん(他チームのマネージャーで、その案件に関して私をサポートしてくださっていた方)がそうしろと言ったので・・・
上司:そんなの理由にならないよ。そうしろと言われて、それでお前はどう考えてそれを実行したの?
私:何も考えてませんでした。
上司:何も考えずにやっていい仕事なんて、1個もないぞ。
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皆さんはこのやりとりを読んでどんなことを思うでしょうか? 私のことを未熟だと思うでしょうか。上司のことを理不尽だと思うでしょうか。
私としては、この教えは凄くしっくりきていて、納得して、その後も大切にしている教えのひとつです。だから、転職して2社目3社目で働くようになっても、指示を受けた時に「なんかよく分からないけどとりあえず実行する」ということはせず、指示の内容と目的について理解できない所をしっかり確認した上で、場合によっては「だったらこういう方法の方がよくないですか?」「その理屈はおかしくないですか?」のような応答をし、実行を保留させてもらうこともあります。内容や目的が腑に落ちていないのに「誰々に言われたから」という理由で業務(特に、顧客など他者に影響を与える業務)を実行するのは、無責任だと考えているからです。こういうやりとりをしてみると、伝言ゲームのように、指示者が内容や目的を自分でも理解しないまま私に指示していたことが発覚することも多く、変な顧客対応を未然に防ぐことにも寄与できたりしました。1社目ではこのスタンスは、社内での信頼獲得にも繋がりました。
しかし、2社目3社目ではそうはいかなかったのです。むしろ早々に「いいからやれ」と言われたり、「納得感を大事にする人だから、業務が依頼しづらい」と苦言を呈されたりするようになりました。そりゃ、指示する側からしたら、うざったいと思っても仕方のないスタンスですよね。よほど会社としてそのスタンスが正義とされていない限り、貫くのは難しいです。
この2つのスタンスのメリットを私なりに整理してみると、
■納得してなくても即座に実行
・業務スピードが出る(緊急時に大切)
・問題が発生した時に、依頼者のせいにできる
・依頼が楽
■自分で納得してから実行
・問題が発生しづらい(特に対顧客)
・依頼を受けた側の成長に繋がる
・無駄な業務をそもそもせずに(させずに)済む
こんな所でした。デメリットはこの裏返しです。
と考えた時に、理屈で言えばやっぱり「自分で納得してから実行」が正しいように思います。勿論、納得できていないからといって放置するのではなく、指示者に質問するなどして積極的に納得しようとする行動を含めてですが、「自分で納得してから実行」が平時には適切なスタンスだと思います。
ただ、現実にはコミュニケーションコストというのがあって、やりすぎると逆に業務や人間関係に支障が出るので、ほどほどにしなければなりません。月並な結論で申し訳ありませんが、バランスがだいじってことだと思います。
皆さんはこの件について、どう思いますか? 良かったらコメント欄で教えてください。
今回も読んでくださって、ありがとうございます^ ^
PS. 「問題が発生した時に、指示者のせいにできる」について1点追記。組織として重大な問題が発生した時に、末端職員から順々に指示者のせいにしていったとして、どこかで誰かがきちんと「私のせいです」と言えるかどうか。最近のニュースを見ていると、組織のトップが会見に出てきて「〜と聞いています」「〜とのことで」など、すごく他人事、他責的な表現をされるのが気になってしまいます。下からどんどん上のせいにしていって、トップが「よく分からないけどこう聞いています」とふわっとした謝罪しかせず責任の所在や原因をあやふやにする。そのためにこのスタンスが用いられるような気がしてなりません。コロナ禍ではトップのリーダーシップが勿論だいじですが、トップの手が回っていない時には各国民が自分の頭で考え行動できるような社会でありたいと思います。
かなり読みづらい文章になってしまったと思いますが、ここまで読んでくださって、重ねてありがとうございました^ ^