ごまめの歯ぎしり by 河野さん
意味: 実力のない者・とるに足りない者が、いくら批判をしたところで何も変わるものではないということのたとえ、またそういうことをするものではないという戒め(Wiktionary)
私、この言葉知りませんでしたけれども、河野太郎さんが若手議員の時に立ち上げた会報の名前だとのことで、意味を調べてみました。「ぺーぺー若手議員の奮闘記」みたいな意味合いですね。紙で印刷して駅前で配る方法でスタートし、メルマガを経て、現在もブログで頻繁に更新されているみたいです。「政治家の家系に生まれた自分でも、なってみるまで全然知らなかった。国会議員が何をしているのか、国民に紹介しよう」という趣旨で始めたものらしいです。河野さんのTwitterは国会議員の中でずば抜けて面白くフォローもされてますが、河野さんの発信力は昨日今日で培われたものではないんですね。20年以上前から発信活動に力を入れてる方だったんですね。
総裁選出ている方の中で個人的に1番河野さんに興味が湧いたので、あっちゃんの動画見たりして調べてみたのですが、本当に面白い人ですね。
河野さんがどういう人なのか?という所、私としては「有力政治家の家系×反骨精神×超優秀」という最強スペックの人だと思いました笑
1つ目、有力政治家の家系、についてですが、祖父も父も副総理経験者という家系に生まれてます。母の勧めで慶應中学に入り、受験なしで慶應大学まで進める切符を手に入れます。
2つ目、反骨精神、についてですが、リアルに大権力者な父の反対を押し切って、慶應大学に進学せずに渡米します。アメリカで1年語学力を磨いたあと受験して、アメリカの大学に入学します。あと、国会議員になった後も、外務省が長年渋っていた海外の地名表記の改正(ロス・アンジェルス→ロサンゼルス等)や、ウランを100%輸入しているのに原発を「準国産」と謳うのを経産省に改めさせたりとか、若いうちから強大な権力に果敢に楯突いていきます。だから既得権益者には人気が無いんですね。
3つ目、超優秀、についてですが、1番思ったのは学生時代のエピソードです。アメリカ留学したい→親に反対され、いかに英語が通じないかを思い知らせるためのアメリカ人パーティに連れて行かれる→アメリカ留学したいから父の説得を手伝ってくれと出席者全員に頼み、断られる→それを見た父に留学を許可される、とか。1年勉強してアメリカの大学受かっちゃうとか。そして、4年間の留学生活をいかに無駄なく充実したものにしたかっていうエピソードが凄すぎます。私も、田舎から東京の大学に進学して、半年間ロンドン留学を経験しているのですが、この4年間を、半年を、最大限充実したものにしたい、有意義なものにしたいと常日頃考えて行動してました。でもそれってめちゃめちゃ難しいんですよ。それを河野さんは完璧すぎるぐらいにこなしたんだなーという風に感じました。アメリカで選挙の手伝いしたり、共産圏に短期留学して監視社会を身を持って体験したり、部活動楽しみつつ英語力身につけたり。足の速さを生かして運動部の人気者になり仲間に英語を教えてもらったらしいです。
過去に何をやってきた人なのかって嘘をつけないんで、人となりを知るのには、学生時代の話も凄く有意味ですよね。就活面接で聞かれまくった理由も今なら分かります。。。
社会人になってからの話は、いわゆる実績ということになるんだと思いますが、最初富士ゼロックスで働いてるんですね。英語力を買われ、社長専属の翻訳担当になったらしいのですが、翻訳のためだけに出社するのは無駄な時間だということで稟議をあげて富士ゼロ初のリモートワーク社員になったそうです。コロナ禍でリモート推進とか何を今更な人なんでしょうね。「リモートが広まれば東京の給料でどこででも働くことができ、地方の経済が活性化する」なるほどそんな考え方もあるんですね。
どの動画のどの辺で見たか忘れましたが、「あなたの強みは?」という就活面接のような質問に対して、「これこれです。こうこうこういう実績があるからです」とこれまた就活面接のような回答をしていて、面白かったんですが、民間企業勤めの経験もあるから、普通にこういうこともできるんでしょうね。
その後様々なライフイベントをきっかけに国会議員を志し、茅ヶ崎駅前で朝の挨拶からスタートして、初当選。先述の「ごまめのはぎしり」を創刊したりします。
平議員の時代、遺伝子組み換え食品の問題に主担当として取り組んだのが河野さん、その時の6年先輩の上司?が岸田さんだそうです。その2人がいま総裁選で争ってるって熱いですね。
小泉さんの郵政民営化の時に総務大臣政務官を務め、先述の地名改正を実現したり、臓器移植法改正に尽力したりします。これ、私骨髄移植経験者なのに知らなかったです。河野さんは母を末期ガンで亡くし、父の肝臓ガンに対して生体肝移植をしているんですね。それで問題意識があって、法改正したと。凄く納得できます。
その後は行革大臣としてエネルギー問題に取り組んだり、外務大臣として外交に尽力したりします。行革大臣としては福島原発事故の除染費を東電に求償したり、電力自由化を進めたりしたそうです。様々な交付金の効果測定や情報公開を経産省に求めたりもしたとか。外務大臣としては日本史上最多外国訪問記録を持っており、大臣全員参加必須の無駄な会議の削減や、外務大臣専用機を強く要求していたとこのことです。その後、ワクチン担当大臣としての河野さんは我々も良く知っていますね。ハンコの廃止や、コロナ後も含めたテレワーク推進を強く主張されてます。給付金なんかも紙の書類無しでスマホでぴっとシンガポールみたいにできたらいいのにと思われてるみたい。
本当に一貫してて凄いなあと思うのですが、無駄なことや不合理なルールが大嫌いな人ですね。そういうものが自分の射程圏内にあったら相手が誰であろうと食ってかかる、そんな人だと思いました。
だから既得権益者には敵が多いのかもしれないけど、個人的には凄く好きです。突破力・実行力があり、国際感覚があり、デジタルにも強い。質問すれば分かりやすく回答してくれる。合理的で、頭が良い。若者文化とこの密度でコミュニケーションとりつつ、政界でも戦っていける人なんて河野さん以外知らない。河野さんが総理の日本を見てみたいな。
有事向きのリーダーさんだとも思う。逆に、まだ調べてないからわからないけど、岸田さんや高市さんにはそんなリーダーの元でのびのび活躍して欲しいなあ。野田さんは本当にまだ何も知らないです汗
今、保守的な高齢者さんすら「このままじゃいけない」と思っていそうなご時世で、総選挙を直後に控えた総裁選で、ここで河野さんが選ばれなかったら自民党では一生選ばれない気もするから、河野さん選んで欲しいなあー。
YouTubeのコメント欄では河野さんは袋叩き、高市さんが絶賛されていて、気になるので次は高市さんやりたいなーと思います! よろしくです!
ごまめの歯ぎしり