この国を愛する者として、祈った日
2022年9月27日、九段下の日本武道館にて安倍元首相の国葬儀が執り行われた。
かねてから共産党や中核派などの息が掛かった国葬反対派による妨害行動が懸念されていたが、当日を迎えてみればその心配も杞憂に終わった。
会場近くの一般献花には実に2万人を超える(10万人を超えるのではとの説もあり)方々が列をなし、四ツ谷駅前まで延びた待機列の延長はなんと6kmにも及んだという。
その多くが、単なるイデオロギーや個人崇拝ではない純粋な愛国心を持ち、安倍元首相への感謝の思いを込めて、足を運び列に並んだ人々なのだと思う。
献花に集まった人だけでも、日本を愛する、健全な愛国心を持つ人々がこれだけ多くいることを目の当たりにし、ひとりの日本人として胸が熱くなる思いだった。
所謂「戦後レジーム」とでも言うべきか、自虐史観に基づく戦後教育やマスメディアによる偏向報道の積み重ねにより、この国では国旗である日の丸を掲げて、愛国心を表すること自体が憚れる雰囲気が醸成されてきたように思う。
約10年前の震災後、安倍政権に変わりこの国を立て直す中で、安倍元首相が先頭に立ってこれらの負の価値観を正してくれたのだと思う。
志半ばにして凶弾に倒れた安倍元首相。
彼の魂はもはや神の御手に委ねるほかなく、人間が死者の魂についてとやかく言うことはできない。
しかしながら、安倍元首相に長年寄り添い、日本の総理大臣という重荷を背負った夫を傍で支え、国葬の日に最愛の夫を見送る昭恵さんの表情がカメラに映し出される度に、胸が締め付けられる思いだった。
彼女のご先祖はキリストの福音伝道者でもあった森永乳業の創業者、森永太一郎氏だという。
昭恵さんが、キリストの希望といのちをもたらす福音に出会うことができるよう、祈りながらその姿を見守った。
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