停電時、電話機にご注意

最近の多くの電話機は多機能なため、商用電源を使用しています。つまり、停電すると、その多機能の殆どが使えなくなるのです。
特に親機と子機に分かれている機種は、親機の電源が切れて電波が出なくなると子機は役立たずになります。このときに親機が子機を認識しなくなり、通話状態になることがあります。それが多くの家庭で発生すると、電話回線が飽和状態になり、通話しづらくなることがありえます。

なお、親機と子機が有線接続されている機種であれば、停電しても(多機能の殆どは使えなくなりますが)電話機として使えます。これは、電話回線で電力(直流48ボルト)が供給されているからです。(しかし、光回線の場合は微妙です)

光回線の場合、電話局から光ケーブルに光を送るのですが、それを各戸用に金属線に読み替える交換機は商用電源を使用しています。なので、この交換機が停電で動かなくなるおそれがあります。

電話局では自家発電装置などで対策はしていますが、停電状態が長く続くと電話機能を提供できなくなるかもしれません。

携帯電話やPHSはどうでしょうか。これらは各地にある基地局が停電すると使えなくなります。端末の充電はモバイルバッテリーなどで可能でも、基地局がダウンしていては通話できないのです。

停電時に電話連絡をしたい場合は、少なくなった公衆電話(緑電話)を探してください。電話局から電力が供給されていますし、一般回線より優先度が高く維持されています。(しかしこれも、光回線エリアでは使えるか微妙です)

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