防火扉が閉じられた風景、知ってますか?
最近の商業ビルなど、壁に防火扉が埋め込まれていますよね。あれが閉じられたとき、どんな風景になるか、想像したことがありますか?
かつて、職場が入っていた高層ビルで、すべての防火扉を閉じて避難訓練を行ったことがあるんです。いつもの景色と全く違って、あっちもこっちも壁だらけで、自分がどこにいるのか、わからなくなりそうでした。
防火扉には、押して開ける方向に逃げるよう設定されているそうです。そのため、エレベーターホールから廊下側に逃げることはできても、エレベーターホール側には逃げられない(エレベーターで避難してはいけない)ということのようです。
で、最近気になったのが、いつも通っている八王子腎クリニックなんです。エレベーターホールからクリニックまでの廊下に防火扉が設置されているのですが、潜り戸はクリニックの方向に押し開けるようになっています。クリニック側の廊下には避難階段の扉があるので、そういう方向に避難するようになっているのでしょう。
ただ、クリニックには、車椅子を利用している方も多いので、そういった方に階段で避難してもらうには、多くの助っ人が必要になりそうです。そういったときには、自力歩行できる透析患者も手を貸して避難することになるんでしょうね。
皆さんも、よく行くビルや勤め先などで、防火扉がどこにあって、どっちの方向に避難できるのか、観察してみるといいですね。