新型コロナ陽性患者の透析について
詳細な説明文書がクリニックから配布されました。やはり、新型コロナ対応病床がいっぱいで、透析患者でも入院できない状態なのだそうです。そのため、普段通っている維持透析施設で透析を受けざるを得ないわけで、おそらくどのクリニックでも直面している問題なんだろうと思います。
八王子腎クリニックでは、月水金のみ夜間透析を行っています。そのため、月水金は夜遅くまで透析患者がいるので、新型コロナ患者を受け入れることができません。新型コロナ患者は、火(木)土の原則週2透析で対応するそうです。そのため、火木土の患者の一部を他の曜日や時間帯に振り替えて、なるべく感染リスクを抑えて対応しています。
もっとも、悪化せず平癒するには2週間かかりませんから、ごく短期間の特別スケジュールで済むわけです。
新型コロナ陽性患者の透析は、次の条件で行うそうです。
・火(木)土の午後遅いスタート
・更衣室の使用を禁止
・公共交通機関は使用せず来院すること(クリニックの送迎車も使用禁止)
・透析中の急変(血圧低下や足痙りなど)には対応できない
・何かあっても、救急搬送は困難
などなど
維持透析施設での透析については、保健所に相談して指示を受けて実施しているようです。なにしろ、透析患者が一杯いる中に陽性者を入れるわけですから、とてもリスキーなわけです。もしクリニックでクラスターが発生して閉鎖なんてことになったら、かかりつけの患者が困ります。
八王子市は、東京都下の市で、ダントツで新型コロナ患者が多いのです。そのため、大学病院など新型コロナの受け入れを行っている病院で病床の空きが無く、基礎疾患ありでも自宅療養を余儀なくされているようです。
今回の特別スケジュールは来週火曜日で終わりますが、また陽性者が発生したら、特別スケジュールを組むことになるのでしょう。