瀉血(しゃけつ)

透析患者は腎臓が機能しないため、副腎から分泌される造血ホルモン(エリスロポエチン)が不足します。そのため、週末の透析終了時にホルモン剤を投与します。

2週ごとの血液検査で、ヘモグロビン量を測定してホルモン剤の量を調整します。私の場合は、ダルベポエチンを15μgです。

ヘモグロビン量が13.0を超えると血が濃すぎるので、瀉血(血を捨てること)が必要になります。一度、ヘモグロビン量が13.0を超えたことがあって、実際に瀉血しました。その時のやり方は、透析終了時の返血を途中でやめることで回路内に残った血液を回路ごと捨てたのです。これが、感染の懸念もなく安全に瀉血できる方法ですね。

それに加えて、ダルベポエチンを減らすことで、赤血球の産生を抑え、ヘモグロビン量が増えすぎないように調節しました。今は多くても12.9までにおさまっています。

いいなと思ったら応援しよう!