透析クリニックに祝日はない

多くの透析クリニックは、月・水・金または火・木・土のパターンで透析を行っていて、日曜日はお休みです。
ですから、日曜日以外の祝日は営業しているのです。
(ただし、1月1日はお休みで、それに伴って前後どちらかの日曜日を透析日に充当します)

透析を受ける患者にとっても、祝日という概念はなく、自分の透析パターンに従ってクリニックに通い続けているのです。

スタッフの皆さんは、シフトにもよりますが、夜間透析を行っているクリニックでは終了時刻が22時近くになりますから、帰宅するのは深夜ですよね。さらに、深夜透析を行っているところでは、泊まり勤務になりますよね。頭が下がります。

ですが、月々の診療明細を見ると、平日の通常透析とはちょっと料金が違う休日透析が計上されています。当然ですよね。
ただ、透析患者は診療費(+薬代)をほぼ全額補助されているので、気にしている患者さんは少ないかもしれません。
頭背患者は身体障害者で、「人工透析を伴う末期腎不全」であることから、「特定疾病療養受給者証」を申請でき、これにより診療費+薬代それぞれ個人負担は1万円で、あとは健康保険が負担してくれます。東京都の場合は、「悪性高血圧」という難病の扱いになるので、個人負担の1万円を都が負担してくれるので、実質無料で診療を受けられるのです。

自分の透析パターンの予定日に都合が悪くなって、別日に透析を変えたときには、「透析変更届け」をクリニックに提出し、指示を待ちます。クリニックで透析日の変更や透析時間帯の変更が認められると、入室時刻が指示されます。私の場合は、年に数日、動かせない予定が透析日と重なってしまうので、今までも何度か透析変更をお願いしてきました。ただし、変更を希望する先の曜日や時間帯に空きベッドがない場合は、変更が許可されないかもしれません。

もし、出張などで他の地域の透析クリニックを利用したいときには、「旅行透析」の届けをクリニックに提出し、利用したい先のクリニックに連絡してもらい、日程や時刻の調整をお願いすることになります。ですから、旅行透析は数ヶ月前にアクションを起こす必要があり、急な出張には対応できないかもしれません。

透析クリニックは、透析患者の命綱です。感謝しかありません。


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