「ことのはアムリラート」を完走した感想

良かった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

はい。この一言に尽きます。

途中から勉強そっちのけでストーリーをずっと追っていたんですが、まさかこんなに終盤のストーリーがしっかり作られていたとは思いませんでした。

以下ネタバレを含むので、まだプレイされていない方は一度やってから、またこちらに戻ってきてください。


主人公の心情描写

序盤は家に帰りたい、の一心でしたが、エスペラントの理解や、ルカとレイさんとの関係が進むにつれて、この世界に慣れていき、やがては元の世界よりこっちの世界を選ぶまでになる――
というのが大まかな流れでした。

ただね。物事はそう簡単に説明できるものじゃなく(人の心なら尚更)。

元の世界に変える方法を聞いたときは少し恐怖を感じた主人公。その次の日、空の色に違和感を覚えます。やがて"それ"に確信を得ます。元の世界への門が開いたと。葛藤する主人公。元の世界に戻れば、コミュニケーションに苦労することは無い。家族や友達にも会える。だけどこっちの世界には友達以上の関係になったルカがいる。彼女を一人残しては行けないし、自分も彼女と別れるのは嫌だ。ただチャンスは1度きり。この機会を逃せばもう一生無いかもしれないとレイさんに言われた。自分の中でとっくに答えは決まってる。だけど「1度きり」という言葉が惑わせる。本当にこれでいいのか?この世界でうまくやっていけるのか?

その葛藤がひしひしと伝わってきます。まさに息の詰まるような思いでストーリーを読み進めました。金曜日の深夜で寝不足でしたが寝られるはずもありません。

結局、主人公はこの世界で、juliamoの世界で、ルカの生きる世界で生きることを選びました。

ああ~良かった!!!

ルカとの関係

ルカは日本語勉強中、凛はエスペラント勉強中の身。そんな2人が同居しているので勘違いがよく起こったり、伝えたいのに伝えられないという苦しみもあります。

ルカがvisitantoだということを明かしたときはびっくりしました。でも、今までちゃんと伝えられなかったこと、伝えなかったことで嫌われた経験、その両方の苦しさを、凛が全部包み込むシーン。心に染み入る。こういう「人とちゃんと向き合って話す」のに涙もろい。

百合・恋愛感情より、深い友情みたいなものを感じます。恋というより愛なわけです。

それはそれとして、いちゃいちゃは見たいです。

ちなみにえっちなのは?

無かったです。でも個人的には表面的なえっちなのより心の奥の複雑な感情の方が好きなんですよね。

ちなみに単語勉強という免罪符でルカを合法的に触れます。かわいい。

いつかのメモラージョ

さて、凛がこの世界に残ったところで、その後の2人を見たくはないですか?

凛が居なかった時のレイとルカの関係は見たくありませんか?

大丈夫です。いつかのメモラージョという続編が出ています。やりましょう。テストが終わったらプレイするつもりなので、またそっちの感想noteも書きたいと思います。


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