音楽の力~子どもの為のコンサート~

5歳からヴァイオリンと向き合い、音楽の世界に深く浸ってきた私。

桐朋の子どものための音楽教室で英才教育を受け、絶対音感や高度な音楽理論を身につける中で、音楽は私の一部となり、日常は音に満ち溢れていました。しかし、その一方で、音楽に囚われ、心のどこかで音楽を楽しむことを忘れてしまっていた時期もありました。


音大時代はピアノやヴァイオリン講師をしながらベビーシッターのバイトをしていました。その中で、子ども達に何かを伝えたり教える難しさと出会い、幼児の発達を勉強すべく保育士の道に進んだのです。


保育士として働き始め、子どもたちとリトミックをしたり、触れ合いの中で、音楽の新たな可能性に気づかされました。

そして、自身のリトミック教室を開き、久しぶりにヴァイオリンを演奏した時、私は大きな感動を覚えました。



子どもたちは、私のヴァイオリンの音色に聞き入り、中には涙を流す子もいました。まるで魔法にかかったように、騒いでいた子どもたちが静かに私の演奏に耳を傾ける姿に、私は深い感動を覚えました。


ヴァイオリンの音色には、ピアノとはまた違った、心に直接響く力があるのだと実感しました。それは、私自身が音楽を通して感じた喜びや感動が、そのまま子どもたちへ伝わっているのかもしれません。



保護者の方も、私の演奏に共感し、温かい言葉を掛けてくださいます。

その度に、私は音楽の持つ力の大きさを改めて感じ、そして、もっと多くの人にこの感動を届けたいという気持ちがますます強くなりました。



保育士としての経験と、音楽家としての経験、そして何より、子どもたちとの出会いが、私を今の場所へと導いてくれています。

これからも、一歩一歩着実に前進し、多くの人々の心に響く音楽を奏でていきたいと思っています。



私の音楽の旅は、まだまだ始まったばかりです。

皆さまのあたたかい応援が、私の大きな力になります。


今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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