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看護師のキャリア モヤモヤの正体とは…


看護師はがんばっているけどモヤモヤしているそこのあなた。


さぁ、【キャリア迷子の関連図】を見るのです!

どうですか?


怖いでしょう?


関連図なのに「死」で締めくくることもできず、ただぐるぐると回っていて、何も変わらない。後退も前進もない。


この状態を何年続けていますか?


これがモヤモヤを言語化した答えです。


いきなり答えを出してしまいましたね。


細かく説明しましょう。


しお姉のキャリアの言語化(22歳Ver.)


看護師は16~17歳で進路を決める人が多いですよね。


わたしもそうでした。


  • 看護師の免許さえ取れば食いっぱぐれない。

  • お給料もいい。

  • 人の役に立てる。

  • 社会的にも認められている。

  • 学費が安い。

  • 結婚しても子育てしてもいつでも戻れる。

    などなど



これらってさ、まぁ事実だけどさ、等価交換するものの代償が大きすぎたよね。


  • 健全な教育体制。

  • 心理的安全性が確保された職場環境。

  • 一般職と遜色ない昇給率。

  • 過酷で不規則なシフト勤務。

  • 他の仕事を知る機会。

  • 退職後の働き方のバリエーションの多さ。

  • 一般企業で通用するビジネススキル


これらをすべて失っているんだよね。



特にわたしは1年目の4月の段階で、「 あ、これは、、一生やる仕事じゃないな…」と思いました。(同じ方いますか?)



夜勤もまだしていないのに、確信しましたね。



根本的に何かが違うってことに。



この「 何か 」は何でしょうか?



これが人それぞれ違う「 価値観 」です。



特に、働き始めて5年以内の看護師さんでこの感覚にずっと悩まされている方は、わたしの仲間です。



その違和感、持ってていいやつです。



わたしはこの違和感を持つ看護師さんの進路選択のサポートをしていて確信を持ちました。



たまたま最初に選んだ仕事が「 看護師 」というわかりやすい職業だっただけで、自分の人生をイメージ通りにするためにふさわしい仕事じゃない人って、います。



では、「 自分の人生のイメージ 」ってなに??ってことなんですけど、わたしの場合、映像でイメージがあるんです。



それがこんな感じ。


うん、全然病院じゃない。


ここにネイビーのジャケットを着て島の端っこに席がある感じ。



きっと何かのドラマの影響でしょう。



わたしは小学生くらいからこういうところで働いている大人になるイメージをしていました。



そして、自分で考えて働き、指示される立場から、30歳くらいには指示を出す立場に立っている。いわゆるバリキャリ。



せっかく東京に住んでるんだもん。



自分の人生はこの溢れるチャンスを自分で選んで自分でつかんで、生活を自分で豊かにできる30歳にしたい。



そう思っていました。



いや、看護師どこいったん?って思うじゃないですか。



正直、看護師になってからこのイメージがハッキリしてきたんです。



わたしは病棟1年目で勝手に病んで、勝手に病棟を辞めました。ひどい辞め方をしましたし、今でも申し訳ない気持ちです。



せっかく大きくて有名な大学病院に入れたのに、もったいない。



たった1年で辞めてしまったことが恥ずかしくて、その後10年、このコンプレックスを引きずりました。



その時、急に辞めた反動もあって、「来月の家賃どうしよう…」とか「こんなポンコツを受け入れてくれる職場があるのだろうか…」と不安で気がおかしくなりそうでした。(というかたぶんおかしくなってた)



そこで思ったのです、このまま年を重ねたとき、30歳になってこんなことで困ってる大人にだけはなりたくない!!こんなみじめな思いは嫌だ!!!!!と。



これが原動力となって「 自分の在りたい姿 」を頭で毎日考えました。このとき22歳。



すると、どんどん具体化していって、【社会がわたしを求めてくれさえすればいいんじゃん!】となりました。

❶どんな仕事に対しても『あ、それわたしやりましょうか?』と手を上げられる大人になる

❷そうそれば、社会からの需要が高まる(市場価値が高まる)

❸市場価値が高まれば高まるだけ、年収は増やせる(評価が上がる)

❹年収が確実に増やせれば生活で我慢することがなくなり、納得できるプライベートが過ごせる。

❺この状態になるために22歳のわたしに必要なのは「 経験 」だ。

❻どんな経験が必要か?→専門性を高めるには時間がかかりすぎるし、自分よりもベテランがすでにいるので100%勝てない。負け戦になる。

❼つまり、対応できる幅が広く、一人でマルチに対応できればよりわたしの需要は高まる。

❽(この時はまだ看護師として生きると思い込んでいるため)看護師として色んな職場を経験しよう!!どうせ大学病院1年で辞めてるんだし、短期離職なんてこわくないわ!どんどん辞めてどんどんスキルを付けよう!


このロジックで生きることにしました。(短期離職をくりかえすことはしお姉レベルの言語化力があれば問題ないですが、それでもチャンスはたくさん失うのでオススメはしません)


この結果、短期離職からの起死回生パターンを基盤として、キャリアに迷いがなくなりました。


しかし、ほとんどの看護師さんは、レールが途切れてモヤモヤパターンだと思います。


看護師はレールが切れると行動力を失う


①10代で看護師になると決める

②看護師以外の仕事を一切視野に入れずに受験
(実際、塾講師をしている友人も、「看護学部を目指す子は、一切他の学部に見向きもしないね」といっていました)

③看護学校も多忙で必死にこなす

④国家試験からの就職までもバタバタ
(東大・慶応など高学歴ってだけで一般企業に就職できる勢は除く)

⑤看護師になっても過酷さと戦って、他の世界を知る余裕がない

⑥結婚・出産・専門・認定などの看護師の中の進路で同期や先輩を見て、進路が枝分かれしていくのを知る

⑦次に自分が進みたい道を⑥を参考に考えるも見つからない…

⑧いままでスルスルと乗れて来れたトロッコのレールが急に途切れてどうしていいかわからなくなる

⑨ぼんやりと「一般企業…?」と気になるけど確信が持てない、不安が大きくなる

⑩転職エージェントでCRCを紹介されて違和感があるけど挑戦する

⑪これだけ看護師を頑張った自分なのにイメージと違ってわからないことが多すぎて心が折れる

⑫看護師に戻る(イヤイヤ戻ってる)


27歳以上で進路に悩み始める看護師さんはこんな感じの方が多いです。


さぁいかがですか??


当てはまりますか?


皆さんの思考はどの段階ですか?



看護学校は看護師になる方法は教えてくれますが、「あなたの人生が納得できるものになるための工夫」は教えてくれません。


あなたは看護師ではなく「看護師の資格を持ったあなた」です。



自分自身の生活・キャリアに責任を持つのは自分です。



特に、30歳を超えると気を使われて、「いいと思いますよ~」「看護師さんって大変ですもんね~」とお気遣いの言葉をかけてもらえますが、これは「本当はもっとキャリアに対してやった方がいいことあるけど、この年まで自分でそれを選択していないってことはあえて言わない方がいいやつだな」という意味です。


知っておいた方がいいこすらも、教えてもらえなくなるんです。



耳が痛いことですからね。



そういった一般の普通の感覚は、自分から教わりに行くしかないんです。



転職エージェントさんも商売ですから、転職を促す話ししかしません。



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