情報飽和状態で階段イップスになった日の話
もうこれ以上水に溶けませんよ!ってとこまで何かが溶けている状態を「飽和状態」というのなら、私今日はもうこれ以上情報処理できませんよ!頭動きませんよ!って限界を感じるのも飽和状態だと思う。私という溶液の中で情報の飽和が起きているというか。昨日もそうだった。
忙しいときにたまになるが、翻訳とかの作業量が多くてかつ集中力も求められるような業務のときは飽和状態が終業時間前に起きる。朝から作業していたら15時過ぎにはもう頭使いたくなくなる。
昨日の場合は、1つ1つの作業量はそう多くないけどそれぞれに関連性がなく、かつ同時進行で進めなければならなかった。自分のペースで進められる作業をしつつ、頭の片隅で「別室の会議が終わったら上司に確認!」とか人の動きも気にしなきゃいけなかった。分類の異なる情報を常に同時に処理しているというか。その状態が1日続いた。
定時の時点で頭がぼわーっとしていたので、早く帰ってご飯食べよう!好きな動画見よう!と足早に職場を出た。地下鉄の駅へをつながる階段を降り始めたのはいいが…なにかがおかしい。いつもどおりに歩いているはずなのに自分の足の動きと段差の認識が噛み合っていないような感覚を覚えた。
そのまま地下鉄に乗り、乗り換え駅で降りた。平坦なところや上り階段だと違和感はないが、階段を下るときだけ「あれ、階段降りるのってこうでいいんだよね?」みたいな不安を感じた。早く家に帰りたいけれど、いつものペースで歩いたら階段から落ちそうな気がして、そこからは意識的にゆっくり歩いた。
ようやく家につき、夕飯を済ませ、やっとゆっくりできるぞ!とお笑いを見始めたのはいいが、見ても聞いても何も頭に入ってこなかった。深く考えながら聞くような話じゃないのに(って言ったら芸人さんにちょっと失礼だけど)、右耳から入って左耳に抜けるというよりも、もはや一言も耳に入ってこない感じ。こうなると起きていても意味がない。シャワーを浴びて、すぐ寝た。
そうして今朝を迎えたのだが、いやもう頭スッキリ、元気復活、階段降りても違和感ナシ。いやしかし、イライラした日のふて寝じゃないけれど、ぐっすり寝たら大抵のことどうにかなるんじゃないかとさえ思う。睡眠ってホント大事。
今までも頭疲れた!もう何も考えられない!ってことはあったけど、階段イップスは初めて。しばらく忙しい日が続くかもしれないけど、昨日ほど追い込まれないように気をつけなきゃ!