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好きな気持ち?嫌いな気持ち!
人やモノが苦手だったり、嫌いだったりする理由は言語化できるけど、好きな理由は明確に言語化できないことにふと気づいた。
以前の記事で、人やモノを一度好きなると相当のことがないかぎり嫌いにならないと書いた。なぜずっと好きなのかを考えてみたのだが、正直コレだと明言できないのだ。
例えば、長くずっとサザンオールスターズが好きだが、好きなのは歌詞でもあり、桑田さんの声でもあり、メロディーでもあり、その全部でもあるが、うまく一言にまとめられない。でも、大好きなのは確か。
他にも、子どもの頃からLEGOが好きで、細々と色々なグッズを持っているが、あの色づかいも好きだし、キャラクターのデザインも好き。でもどう好きと聞かれても、うまく説明できない。
対象を絞った場合、例えば特にお気に入りの曲やグッズを好きな理由なら説明できる。家族や友人等、好きな人のいいところをあげろと言われたら言える。でも、「なんで好きなの?」と漠然と聞かれたらしどろもどろになってしまう。
心の奥底に好きだという揺るがない気持ちがあって、大きな一枚岩ではなく、「ココが好き」という小さな好きがたくさん集まって、くっついて、うっすら境目はあるけれどところどころ溶けて混ざり合っている感じ。その大きな塊は何?と聞かれたら、「好きな気持ち」って答えられるけど、それをうまくまとめる言葉が見つからない。
一方、嫌いな理由ははっきりしている。人であれば、「本人は感謝と謝罪ができないのに他人には求めるから」とか「言い訳と後出しジャンケンが多いから」とか。苦手な相手に面と向かって言うことはないけど、親しい人に話すならこう説明するだろうな、というのが割とすぐにまとまる。
もしかすると、私の場合、好きな気持ちを固めるにはたくさんの要素が必要だけど、嫌だと思うのにそう多くの要因はいらないからかもしれない。
と、まぁ、そういうわけで、もし私が「なんでかうまく説明できないけどとにかく好き!」って言ったら、それはもう大好きってことなんで、ご理解のほど、よろしくお願いいたします!笑