【絵日記】パウダースノーに埋まって冷静とパニックのあいだにいた先週のはなし
こんにちは。
わけあってほぼ毎週ゲレンデに行く
泰日夫婦です。
↓そのわけ
きょうは先週こわかったはなしをします
-しずむわたし-
先週の全国的な大寒波。
えひめのスキー場にもいい雪が積もって、
われわれもJAPOW!ジャパウ!と浮かれてしまいまして
コケてもいたくないもんね〜♪
と盛大にコケたら埋もれて立てなくなりまして。
テヘヘ。よーし立ち上がるぞ!ってついた手も
ズボボボボボボ
て沈んでいくもんで。
冷静を装いながら
さーーて、どーすっかなあー
って思案している間にも
全身がズッズッと沈んでいきまして。
GoproAwardsで見た、
雪から出られなくなったスノーボーダーの動画を思い出していよいよこわくなってまいりました。
そして、
こわがったって
もがいたって
わたしのすべての動きはわたしをさらに
片栗粉のような雪の中に沈めていくのでした。
-はげます夫-
さて、沈みゆくツマのもとにオット到着。
夫:Why don’t you flip your body?
(クルッとうつ伏せになったら起き上がれるんじゃない?)
わたし:「ムリ。沈んだボードが重くてひっくり返るのがもうスタミナ的にムリ。」
夫:Then take a rest until your stamina back
(ならそのスタミナがもどるまでそこで休めばいいじゃない)
わたし:「そんな1分や2分でもどるスタミナじゃないんだって」
夫:Then take a rest however you want. 1hour 2hour ก็ได้
(なら1時間でも2時間でも休めばいいじゃない)
わたし:「いや、それもっと沈んでもっとムリになるから」
夫:Don’t be so panic.You don’t live here forever.
(おちつけって。一生そこで暮らすわけじゃないんだから)
わたし:落ち着こうが落ち着くまいが…もうわたし自分の力でここから抜け出すイメージが湧かないんだって…
わたしが「スタミナがなくて立ち上がれない」と
言ってしまったので夫はいっしょうけんめい
精神論的な応援をしてくれましたが
正確にはスタミナどーこーじゃなくて
今から1、2ヶ月くらい筋トレに励んだらあるいは
起き上がれるかもしれない…ってくらい
現状はあまりにもムリだったので、
ぜったいムリなことを応援されまくっていよいよパニクってきて、
もうこれしかない!と
夫が「それは悪手っぽい」と制止するのをムシして
もう足からボードを外してなんとか這い出してきました。
フウよかった〜
-反省会-
なんとか雪から抜け出したあと、
なぜかその日、
ずっとできなかったターンってやつがめっちゃできるようになりました。
「そろそろ上達しないとあぶないな」って本能が悟ったのかもしれません。
夫はこの日何度かまた
非圧雪のパウダースノーのコースに挑み、
わたしと同じような姿勢で埋まったときは
ひたすら尻の下に雪を送り込み尻場を固めるという
抜け出し方を自ら編み出し確立したそうです。
現在埋まり中でお困りの方がいらっしゃったら
ぜひやってみてください。
※こちらのリールでは
尻場固めをする夫やターン機能搭載の私をごらんにいれます。
-さいごに-
あの日からしばらく
母がつくったいちご大福を見ても
“ああ、わたしもあのまま雪にめり込んで包まれきったらこれ(イチゴ)のようになっていたな。”
と思ったり
起き上がれそうで起き上がれない姪(生後6ヶ月)を見ても
“ああ、わかる。ムリなんだよね。そして挑戦するほど体力奪われるんだよね。”と思ったり、
いろんなものを見てはあの状況を思い出すんですよ。
なかなか感じたことない類の恐怖だったからですかね?
いろんな場所で豪雪になっている今シーズン、
わたしのように初心者でスノースポーツに行かれる方も多いでしょう。
パウダースノーってやつは
コケても痛くないよーと
あなたを油断させるアリ地獄です。
コース外にはけして出ないのはもちろん、
自分のレベルに見合ったコースでプレイする、
あれ?と思ったときにはなんでも早めに対処するなど、
いろいろ気をつけましょう。
以上、オマエが言うな、な
忠告をさせていただきました。
では。
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