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レジャーや事故や命や幸福についてぐるぐる思ってたこと

ちいかわ胡麻あんまん

-わたしはビビリ-

平和な日本の田舎に育ちながらわたしは
天井をやぶって爆弾が落ちてくるリスクにおびえて
2段ベッドの上の段では寝られない子どもだった。

2段ベッドで寝る姉とわたし
そしてまずは姉を爆弾に捧げる

イベントで熱気球がやってきた時だってロープが切れるのがこわくて
ギリギリで乗らなかった。

姉だけ熱気球に乗る
そして姉を捧げる。

いまだって、
自分が血迷った方向に刃を動かすのがこわくて
手の上で豆腐も切りたくない。

そんな臆病者が夫に連れられ
近年、車で日本中を旅をしたり
スノーボードに行きまくっているのだから
毎度ドキドキオドオドハラハラしている。

吊り橋効果がオーバードーズしている。

-せかいはキケン-


「山から生きて帰るには」ていうyoutubeが好きでよく見るんだけど、
フムフムこうするとあぶないのか、
こうしたら生き残れるのか。
と思うと同時に、ついつい
「そもそも山に行かなければいいのでは?」
とツッコみたくなるときがある。

山に登らなければ遭難や滑落することはないし、
海や川に行かなければ溺れることもない。
外に出なければ交通事故には合わない。

わたしだってそうだ。
旅とかスポーツとか、
慣れないアドベンチャーしてるとしばしば

家にいるよりはだいぶ死ぬ可能性高まってるよな
いまこれ

って感じる。

実際しまなみでコケたし。
サーフィンで死んだ友人もいる。
今年はお金も盗まれた。

細心の注意を払っているつもりでも
いろんなことが起きる。

家の中にも危険はあるけど、
外よりはずいぶん安全だ。

知らない場所へ飛び出して外で遊びまくるわれわれは愚か者なんじゃ…

命を大切にする生き方としては引きこもりが正解なのでは…?

長旅してたころ、
ちょくちょくそんなこと考えちゃってた。

ウサギのピザまん

-それでもあそぶ意味-


がしかし、

これでよかったんだと腑に落ちたのはがん検診に引っかかって終活したとき。


わたしはもうなかなか贅沢に人生を味わっているな、と気づいたのだ。

うっかり急に終わっても恨みっこなしなくらいに。


初めての雪に感動して涙ぐむ夫の顔や
2人でしたいろんな挑戦、
はじめて見たいろんな景色や
旅先でしたくだらないケンカや仲直りが
走馬灯で流れたら、

フフフ、ねえホントおもしろかったね。

チーン…

…てわたし、ニヤニヤしながら逝くと思う。

だからよかったんだ。


かつてレジャー先でケガをされた人、
トラブルに巻き込まれた人、
命を落とした人も、
そもそも行かなければよかったのに、
なんて言われる筋合いはないんだよね。

人生を楽しもうとした行い自体を否定する必要はない。

(細心の注意をはらい準備や情報収集をおこたらず、ルールやマナーを守るったうえで)

よーし、わたしもこれからもいろいろ挑戦しよう!
ケガには気をつけつつ。


-あとがき-

このはなしはけっこう前、
「挑戦してよかった」ってテーマが募集されてたときに書いたものの上手くまとまらなくて下書きに放置していたものをちょっとリライトしました。

これをいま出そうと思ったのはおととい
ついに夫がスノーボードで
すごいコケかたして腰を傷めて現在ふせっているから。
(ヘルメットも全身のサポーターも着けてたので
骨や頭は大丈夫そう!)

その瞬間↓


オマエはいま転んで痛い思いをしてるけど、

べつに生き方としてはまちがってないんだぞ!

たぶん!

ドンマイドンマイ!

ということが言いたかったです。


ま、しばらく平和な日を過ごしてさ
気力体力、運などセーブしたらさ
またいっしょにアドベンチャーしようぜ。

リフト乗ってるふたり
360度カメラで撮った

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