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長野の小布施で、デザインと太陽光発電の両立を

こんにちは。長野の小布施町(おぶせまち)でコワーキングスペース『ハウスホクサイ』を運営している塩澤です。

2018年に開催された『小布施若者会議』というイベントで、「デザインソーラープロジェクト」をはじめました。要は「このままだとかっこ悪いソーラーパネルを、もっとかっこよく置きたいよね!」という企みをしております。

今回は、なんでこれやっているのかの説明をさせていただきます。

1.ソーラーパネルはかっこ悪いのか?

いいえ。単体ではかっこいいです。

映画『ブレードランナー2049』がめちゃくちゃ好きで、オープニングでの広大なメガソーラー畑に感動しました。

でも、屋根に置くと…。

以下の写真では、パネルでスレート屋根が隠れてしまっています。しかも反射してギラギラ。特に日本家屋の瓦屋根への設置だと、瓦の雰囲気が壊れてしまったりします。

ソーラーパネルと屋根のデザインの相性は、実はあまり良くなく、ちょっとかっこ悪いです。これが町中に一面広がってしまうと、「良い景観」が形作られてきた日本家屋の魅力が半減してしまいます。

そしてそれは、40年以上も景観を大切にしてまちづくりを続けてきた小布施町の建物の屋根にはあわないと考えています。

2.デザインソーラープロジェクトってなに?

そんなこんなで立ち上げたのが、「デザインソーラープロジェクト」です。全体のディレクションは、渋谷のデザイン会社につとめる Shiho Yokoyama さん。

最初は、スイスのテックコンベンションセンターのような「窓ソーラー」の可能性を検討していました。ステンドグラス風ソーラー、まじかっこいいです。

しかしながら、同様の素材を扱う製品では、コストにおける発電量があまりにもペイしないという試算を受けて、再検討をはじめました。そう、単純にかっこいいだけでは、意味がない。ちゃんと電気も作らなくては。

いろいろ探して見つけたのが、このソーラーフロンティア社のソーラーパネルです。

いわゆる「銀縁の青光ソーラー」と違い、シックでマットなソーラー。こいつは、置きようによっては可能性があります。

3. 実際なにから始めるの?

そこで、プロトタイプを始めることにしました!しかし、既成品では、まだ瓦に置くのは手強そう。まずは、トタン的な鉄板屋根の部分に自然な形で設置することから始めます

そして、残りの瓦部分にフィットするソーラーパネルの配置の仕方や商品の新開発、蓄電池の活用も来年度の実施を目処に同時に考えていきたいと考えています。

4.ソーラーパネル置いて、電気を売って収入にするの?

いいえ。発電した電気は、建物の中でつかいます。これを「自家消費(じかしょうひ)」といいます。今回は、2.0~2.5KWの発電力なので、おおよそすべての日中電気はまかなうことができそうです。

屋根で発電してもすべて売ってしまう「売電」の選択もあります。しかも、電力の固定価格買取制度(FIT)があり、売値も買値より、高く設定されています。

しかし、「すべて自家消費」を選択しました。理由は3つあります。

1つ目は、売電を開始するためには、手続きや申請に時間がかかること。半年以上だそうです。まずはプロトタイプなので、スピード感を持って対応したい気持ちもあります。

2つ目は、大手電力会社の送電(グリッド)がストップしても、電気を確保できることで、電気系統に異常がない限り、停電時にも電気が使える施設になります。

3つ目は、固定買取制度(FIT)は間もなく終了して、「自分で作ったものを、自分で使うほうがメリットがある」時代になっていくと考えるからです。

5.ちょっと共感したら、どうすればいい?

ありがとうございます!

ふるさと納税型のクラウドファンディングを始めています。これは、その名の通り「ふるさと納税」をしながらクラウドファンドもできるというサービスです。

以下のサイトから、ぜひご賛同いただけると嬉しいです!

デザインソーラープロジェクトのふるさと納税サイト
https://www.furusato-tax.jp/gcf/331

(上記の画像をクリックしてもサイトにジャンプします)

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