じゃじゃ麺中盛¥610 ちいたんスープ(ちいたんたん)¥50 白龍(パイロン)本店(盛岡市)
2018年8月20日
岩手から秋田、山形を巡る東北旅の初日。
友人と盛岡駅で待ち合わせをして、まずは朝ごはんを食べに向かった。
初手から貪欲に名物を求める。
このあたりのお店の佇まい、街の風情がたまらない。
老舗喫茶のパァクもいつか行きたいのだけど、なかなか叶わずにいる。
必ずや。
さて。
目的のお店はこちら、じゃじゃ麺の名店、白龍(パイロン) 本店。
白龍の創業者 高階貫勝 が中国東北部(旧満州)に住んで居た頃に食べていた 「炒味噌麺」(ジャージャー麺)を第2次世界大戦後の昭和28年に引き上げて来て 盛岡市桜山で出したのが始まり。
とのこと(ネット記事より拝借)。
本場の味が人づてに土地を渡り、その過程で変容していき新たなその土地の味になる、ということはよくあることだけども、いわゆる中華料理もそうだものね。
ラーメン、焼き餃子、天津飯など、本場中国のそれとはまた違った食べ方をするもの、日本人の口に合うよう変容した中国風料理が中華料理。一方、いわゆる本場の味を味わうような料理は中国料理、とするらしい。
白龍のじゃじゃ麺もその様な感じなのかな。
うどんの様な小麦麺、でもうどんではない。うどんより柔らかくもちもち気味。
そしてなにより、他エリアで食べる"じゃーじゃー麺"の甘辛いイメージの肉味噌ではなく、しょっぱい味のしっかりした肉味噌だった。
そこに荒めの短冊切りのきゅうり、ねぎ、おろし生姜、そして大きな紅生姜ひとかけ。
よーく混ぜて食べてください、と言われるのでしっかり混ぜる。紅生姜はお好みで齧りながら食べるらしい。
シンプルな味付けはとても食べやすく、あとはお好みでテーブルに備え付けのラー油足したり、ニンニク足したり、お酢を足したりしながら味を変えつつ楽しむのだ。
それにしても、麺がね、多いのよ。
大中小とボリュームが分かれているので、中を"並"と捉えて頼んでしまったけれど、これがとても多い。恐らく並盛りイメージなら小でよかったのだろう。
頑張ってあらかた食べた。
でも、どんぶりに少しだけ残しておいて…。
「店員さんにちーたんたん(ちーたんスープ)お願いします」という。
少し残していたどんぶりに生卵をとき混ぜ待っていると、店員さんがやって来てあっさり味のスープを注いでくれる。
そうするとじゃじゃ麺で味付けされた卵スープが出来上がるのだ。
お好みでここまで食べて、シメ。
なのでかなりお腹いっぱいになった。
他では食べられない味とスタイル、盛岡に来ることがあれば一度は食べてみても良いのでは。
白龍 本店 (パイロン)
住所 岩手県盛岡市内丸5-15
営業時間 月曜日~土曜日 9:00~21:00
日曜日 11:30~18:45
定休日 無し(盆時期休、年始休)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?