他人は、自分が思うほど自分のことなんて気にもしていない

『他人は、自分が思うほど
　自分のことなんて気にもしていない』

23歳時にそれに気づけた事が
僕の人生の中で大きな転機の
一つだったような気がします。

人は人生の後半になった時にはじめて、
『そもそも自分のことなど誰も
まったく気にもしていなかった事に気づく』

そう書いてあるのを
ある記事で読んだ事があります。

『そもそも自分のことなんて、
誰もまったく気にもしていない』

その事にいかに早く気づけるか
どうかで日常の過ごし方、
精神的な安定が全然、
違ってくるような気がします。

以前、友人がこんな事を言っていました。

『炎上するのが怖くて、
　なかなか発信できない』

その言葉に僕はこう答えました。
『炎上できるものなら 炎上させてみろ』

ワイドナショーの見過ぎです。
炎上するのは、
芸能人や著名人など、
ものすごい影響力がある人だからです。
もし、炎上するなら、
その人はすでにものすごい
インフルエンサーなはずです。

僕ら一般人が常識的な事を
いくら発信したところで
炎上する事はほぼ100%ない。

ある女性タレントさんが
『先生や他の人に見られると思うと、
ちゃんとした弁当を作らないといけない』

そうテレビで言っていました。
もはや、誰のために弁当を
作っているのか分からない。

忙しいなら、コンビニ弁当で十分です。
『手作り弁当＝愛情の深さ』
というなぜか訳の分からない
風潮が世の中にはある。

僕が作る弁当よりも、
コンビニ弁当の方が
はるかに美味しかったり、
子ども達にとって嬉しかったりする。

それを見た人がどう思っていようが
関係のない話です。

僕は大事な人や好きな人のためなら、
いくらでも一緒に悩むし、
一緒にいろいろと考える
時間を使いたいと思っています。

ただ、どうでもいい人が
どう思っているかはどうでもいい。

『自分とまったく違う
考え方の人もいるんだな』

ただ、それだけの話です。
『良い悪い』の話ではない。

人はそれぞれに正義とか
正解とか常識を持っている。

特にこれからの時代に
必要不可欠なのは、

『世の中には自分が
理解出来ない事が多く
存在している事を理解する能力』

個人的にはそう思っています。
相手に自分の考えを伝える時も、
いったん、相手の考え方を
受け入れてからの方が
伝わりやすいし、聞く耳を
持ってくれやすいんじゃないですかね。

『子どもの言っている事が理解出来ない』
そう言っているお母さんがいました。
年齢も生きてきた時代も
これだけ違うわけです。
理解出来ないのがむしろ、
当たり前です。

理解しようとするから
苦しむんだと思います。
そもそも理解する必要もない。
自分にはそれが
理解出来ない事を
理解すればいい。
そうすれば、
余計なストレスを抱える事もない。
子どもの言っている事や
常識を理解出来るはずがない。

『理解出来ない事を理解する』
という感覚がないと、
自分が理解出来ない事や
理解出来ない人と遭遇するたびに
『正気かお前』
という風に心の中が
常にケンカ腰になってしまう。

そうなると、心穏やかに
生きていけるとは
とうてい、思えない。

世の中には自分が理解出来ない事が
たくさん存在しています。
でも、それを必ずしも、
理解する必要はないと思います。
その方が圧倒的に楽に、
心穏やかに生きていけます。