車のフロントガラス修理で業者を渡り歩いた話(前編)

1．フロントガラス破損～修理までの経過

5月4日。

友人家族と糸魚川に翡翠を探しに行きました。

その日、新潟県内だというのに何故か糸魚川の親不知ピアパークには県外車ばかり。

特に長野県ナンバーが目立ちました。

「みんな去年から自粛していて我慢できなかったんだろうな。私達も新潟県内だけど移動して遊びに来ちゃったしね(^o^;)」

などと友人夫妻と話していた帰り。

上越ジャンクション近くで前方を走っていた長野ナンバーのワンボックスカーが跳ね上げた石がフロントガラスに激突。

(補修シールを先程貼ってもらいました)

直径2.5センチほどのヒビが入ってしまいました。線状のため広がることは必至。フロントガラスなので車検が通りません。

ディーラーに電話すると

「交換ですね。18万＋消費税です。」

と即答（笑）

でも我が家には先月今月と100万以上の出費が嵩んでおり、厳しい状態です。しかしネットで調べると交換せずに補修ができるとのこと。

多少は修理痕が残るものの、１８万の出費に比べたら！お金に余裕が出たころに交換すればいい、と思うことにしました。

2.　新発田市　A社(✖)

近所の新発田市にフロントガラス交換、修理専門店があることがわかり電話を掛けました。
受付の女性はとても対応がよく、「すぐいらしてください」とのことでしたので伺いました。修理費用は13500円とのことでした。

到着してすぐ、事務所に入ると作業員と思しき若い男性が某インスタント麺のカップを片手に出てきて

「あ、どうも」

と一声かけられました。
ちょうど昼食時期でもあったので、申し訳ないと思いつつこちらも挨拶をしました。

その男性は食事を終えた後、何も言わず私の車を見に行きました。
（この時点で『お車の状態、確認しますね』といわなかったのもひっかかった）

そしてめんどくさそうに私を呼びに来た後こういいました。

作業員「あーこれ、微妙っすよね。めっちゃでかい傷っすよね。放射状に線キズになってっし。うちで修理はできますが傷が広がる可能性もありますし、補償の対象外っす。」

私「あ、そうなんですね。でもできないことはないってことでしょうか？どうにかお願いしたいと思っているのですが。近いし料金も安いのでこちらを選んだのですけど。できないのであれば、ほかの業者さんにも話付けてるのでそちらに行こうと思います。」

作業員「はあ、できないことはないっすけど。傷が広がってガラス交換になったら、ガラス交換してもらいますがいいっすか？うちのやってる補修作業は圧力かけるんでヒビが広がるんすよー。」

私「傷が広がってガラス交換て・・。意味ないじゃないですか。で、傷が広がってガラス交換したときに現金でガラス代払えってことですよね？うちは今月出費が多いんで無理ですね。」

コロナの影響でお客も減ったのでしょう。田舎にある修理工場などこんなもんだと思いました。傷を治すのではなく、新しいガラスに変えたほうが儲かりますものね。
あと、やりたくないんでしょうね。仕事も細かいですし、めんどくさいですし。そういうの見え見えで話されるとさすがにムカついてきたので、ここに修理をお願いするのを辞めようと思いました。

私「主人と相談してきます。」

と言ってA社をあとにしました。主人なんて東京にいるのに相談なんかするかよ（笑）

技術も不安でしたし、対応も話し方も最悪でとても自分の車の修理を頼む気になれませんでした。

3．新潟市中央区　Ｂ社（◎）

不愉快な気分でモヤモヤしながら、新潟市内でも評判のいいＢ社へ車を走らせました。
ガラスのヒビが広がらないことを祈りつつ。(笑)
中央区の女池インター近くにあるガラスの修理専門店は、ちょっと入りづらい場所にはあったものの（新幹線の高架橋の下）すぐ見つけられました。
受付に入ると女性が出てきたので

「フロントガラスの飛び石の修理をお願いしたいです。」

と話すと
「はい、わかりました。お車見させていただきますね。」
と笑顔で応対していただきました。

キズを見たあと
女性「あー少し大きいですが、できます。18000円に消費税ですがよろしいでしょうか?あ、でも。。すみません、修理が立て込んでいて今日中には無理かもしれません。別の日にもう一度来ていただいてもいいでしょうか？」

私「そうなんですね。えーと実は遠方から来てまして・・・。」

女性「あ！そうなんですか！！じゃあ今日できるかもう一度確認してみますね！」

といって作業場に確認に行ってくれました。
なんと親切なのでしょう。

女性「申し訳ありません。やはり無理とのことでした・・・。もしよろしければ応急シールを貼っておきますので金曜日、また来ていただけますか？遠方なのに申し訳ないです・・」

私「わかりました。ありがとうございます。助かります。」

その女性は私の車のフロントガラスに応急処置シールを貼ってくれました。
本来なら550円かかるらしいのですが、後日来てもらうということでサービスしてくださいました。


（あーあ。あんな嫌な思いするくらいなら、最初からここに来ておけばよかった）

以前、（これは熊本での話）
タイヤが一本パンクしたときに慌てて寄った古びたガソリンスタンドで、若い店員から「タイヤ二本ともダメだったので交換します。」と言われて
「一本しかパンクしてないのに何で？」と驚いて作業場を見に行ったらパンクしてないほうのタイヤをナイフでぶすりとやられていたことがあったのでそれ以来車の管理はディーラーにしか行かないようになりました。
このご時世、自動車修理業界的に大変な思いをしておられるのはわかりますが自分の儲けばかりを優先せず、お客が満足するようなサービスを提供してほしいです。

※修理終了後に後編を書く予定です。