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樋口円香(アイドル) × 中根咲穂(シンガーソングライター) 【LIENER NOTES:対談】
樋口 円香(ひぐち まどか)
:幼馴染4人で結成された、奇跡のようなバランスのアイドルユニット『ノクチル』のメンバー。ふだんのクールな素振りとは裏腹に、ステージで見せる穏やかで柔らかい微笑みが多くのファンを釘付けに。
中根 咲穂(なかね さきほ)
:『そよかぜ系シンガー』として各種SNSから大人気となったシンガーソングライター。アコースティックギターと自身の体ひとつで伸びやかな歌を届ける。2025年5月より、全国ツアーが開催。
─ 本日は、ノクチルの樋口円香さんからのご要望を受け、シンガーソングライターの中根咲穂さんにお越しいただきました。
中根:中根咲穂です!よろしくお願いします!久しぶりだね、円香ちゃん!
樋口:ご無沙汰しております。
中根:やだなぁ!前みたいにタメ語でいいのに!
樋口:いえ。先輩ですから。業界的にも、学年的にも。
中根:なんか変な感じだよ!
─ お二人は、お知り合いだそうですね。
中根:そうなんです!元近所です、近所!小学生の頃に登校班というものがあって、上学年の子が下級生を連れて一緒に学校へ行く機会があったんですけど、一緒の班でした。なので、親同士も知り合いです!
─ 樋口さんが所属されているノクチルは幼馴染4人(※)が集まって結成したユニットであるとお聞きしています。中根さんは、もしかしするとノクチルのみなさんともお知り合いですか?(※ノクチルのメンバーは樋口円香・浅倉透・福丸小糸・市川雛菜の4名)
中根:一応、知ってはいるんですけど面識はあまりなくて...!よく会っていたのは円香ちゃんと透ちゃんだけなんです。
樋口:その節は大変お世話になりました。
中根:こちらこそです。私は班長だったんですけど、登校中、よく円香ちゃんが透ちゃんの手を掴んでてくれてたのを覚えています。
─ 今日は、樋口さんから中根さんに「歌について聞きたい」とのことですが、どういった内容でしょうか。
樋口:咲穂さんはシンガーソングライターをされているとのことで、ご自身で歌詞を書き、曲を作って歌うという行為とはどういったものなのだろうと。
中根:どういった、かぁ。どこから話したらいいか迷うけど、とりあえずざっくばらんに話してみようかな。私は、音に言葉が宿る瞬間がすごく好きでね。ふとしたときにギターを持って、鳴らすというか、つまびいてみて。なんとなく、うたた寝するみたいにギターの音を聞くのね。ほら、うたた寝をしてるときって「ンー」とか「ウ〜」とか、声にならないくらいの音で唸っちゃうことがあるでしょ?ギターの音を聞きながら、そんなふうに、まだ言葉になってない、でも、体から自然と出したくなる音を探すんです。(実演しながら)「んな〜はなな〜いぁあ〜い」みたいな。
樋口:『待ちに待った今日の歌』
中根:そう!!わぁー、円香ちゃん聴いてくれてたんだ・・・!嬉しい!
樋口:優しさを掴もうとしてもがいている、そんな歌だと思います。
中根:ありがとう・・・!まさに、今のフレーズは『待ちに待った今日の歌』という私の曲で、正しい歌詞は「そんな今日は嫌い」なんですけど、この曲はそうやって体から音を出すみたいにして作ったんです。昔、テレビでタモリさんが言ってたんだけど、『ハナモゲラ』っていう手法らしくて。まず音があって、どうやったらその上に心地良く私を預けられるかって試していくうちに、ぽろっと言葉が出てくることがあるのね。シンパシーっていうか、音と言葉が共鳴するみたいな瞬間があって、そういうときに自然に出てきた言葉の中から、意味をたぐり寄せていく感じかな。
樋口:意味をたぐり寄せる?
中根:うん。たとえばさっきの音からは「そんな今日は嫌い」って歌詞が出てきたけど、その言葉から「どんな今日だったんだろう」とか「今日っていうものに好きとか嫌いとかって考えたことなかったな」とか、「好きな今日もあるのかな」、「嫌いな今日でもいいって思えるとしたらどんな今日だろう」とか、いろんなことが考えられるよね。最初、言葉が音に乗って自然に出てきたときにはまだセンテンスがなくて、ただ音として出てきた言葉の響きやフレーズが、音楽的に気持ちいいかどうかくらいしかないのね。あ、もちろん、それだけで音楽的にすごく気持ちの良い曲を作っちゃうセンスの塊みたいな人もいるけどね!でも、私は最初に出てきた意味を持っていない言葉から逆算して意味を探っていくのが好きなんだ。もともと無意味だった言葉から意味を見出すために、無意味な言葉の周りにある言葉を引っ張り出して、意味のほうにたぐり寄せていく感じ。
樋口:・・・。
中根:えっとね、伝わらなかったよね。
樋口:いえ。伝わっているかと思います。これはその確認のための質問なのですが、たとえば天気にも意味を見つけることはできますか?
中根:天気?
樋口:いま、外で雨が降ってますよね。
中根:うん。って、うわー。さっきより酷くなってきた。
樋口:雨は明日も降り続けるそうです。この雨には意味がありますか?
中根:うーん。ないんじゃないかな?
樋口:え?
中根:だって、雨に意味とかあったら困らない?「こういう理由で雨を降らせたいので雨を降らせます」みたいなの。それって誰かの、わかんないけど、お天道様とかの意図があるってことになるでしょ?そんなものに振り回されたくないな〜。
樋口:・・・?
中根:やっぱりちょっと伝えられてなかったかも。音に乗っかって出てくる言葉自体には、まだ意味がない。ただのフレーズなわけ。ここまでは大丈夫?
樋口:はい。音として気持ちの良い単語やフレーズは、それだけではまだ意味を持ったメッセージとして伝えるには足りないことがある。
中根:そうそう!ちなみに、短いフレーズでバッチリ伝えちゃうキャッチコピーとか短歌とかも存在するけど、今回は私の歌の作り方のお話だから別ね。あくまでも、一曲を作るうえでどうしているかってことで、最初に音に乗っかって流れてきた短いフレーズにはまだ意味がないっていうところから始めるけど、そういうフレーズには全然意味がないおかげで、あとから勝手に、私の解釈で意味をくっつけられる。そうすると、思いもよらないところまで繋がっていくことがあるんだよね。「もう嫌だ」ってフレーズから、「何もしない」っていう方向にも進められるし、「だから笑っていよう」っていう方向にも進められる。これは、「もう嫌だ」っていうフレーズから意味を後付けしていっているってことだと思うの。逆に言うと、最初にその言葉が持っていたはずの意味は無視しちゃうともいえるんだけどさ。ほら、私たちって目の前のできごとについて、何かと意味から考えちゃうじゃない?雨が降ったっていうできごとに、「あの雨が降らなければ〜!」とかってさ。
樋口:たしかに、それはありそうですね。
中根:でも、雨が降ったことそのものに意味があるわけじゃないよね。雨が降ったことについて、あとから「あのとき雨があったせいで〜」とか「あのとき雨が降らなければ幸せだった」とかっていうふうに解釈しやすいように意味をくっつけているよね。でも、それができるということは、逆に言うと、私が気持ちいいと感じたフレーズから、たとえば「あのとき雨が降った」っていう言葉が浮かんだとしたら、その言葉が想起させるイメージをいったん無視して、私の自由に意味を付け足すことができるってことでもあるわけで。「あのとき雨が降った」というフレーズの周りにありそうな言葉、繋げると意味が生まれそうなものを、また同じように、音を鳴らして自然とたぐり寄せていく。
樋口:雨に意味はない。でも、雨に意味を持たせることはできる。
中根:そういうこと!完成した歌は全体を通してなんとなく意味のあるものになっている感じがするけど、最初に出てきたものはただの音であって、ただのフレーズ。そうすると、気持ちの良い歌になる。私にとってね、歌って意味のないことを言っていい場所なのよ。だけど、それだけだと本当にうわ言みたいになっちゃうから、なるべく言葉をリンクさせていって意味を仕立てていっているんだ。・・・「仕立てる」っていい言葉だな。メモっておこう。
樋口:漠然とですが、わかってきたような気がします。
中根:ところでさ、円香ちゃんもアイドルやってるなら歌う機会が多いよね?私はほとんど我流でやってるけど、トレーニングとかレッスンは円香ちゃんのほうがたくさん受けているかもしれない。歌唱法とか表現力とか、そういう専門的な話ってプロのトレーナーさんから指導してもらってるんだよね?
樋口:そうですね。ありがたいことに、トレーナーさんからは最新のメソッドなども踏まえて指導してもらえる環境です。
中根:それなら、むしろ円香ちゃんの話も聞きたい!具体的な話は難しいかもしれないけど、たとえばステージで歌うときってどういう意識でいる?
樋口:私はアイドルなので、ファンのみなさんに届くようにということだけを考えています。それ以上のことは。
中根:そうなの?
樋口:はい。何も。
中根:そっかぁ。さすがだね!アイドルってかっこいいなぁ。誰かのために歌えるのって、すごいなって思うんだ。っていうか、私も本当はそうすべきなんだろうけど。
樋口:咲穂さんは、誰かのために歌っているのではないのですか?
中根:私は誰かのためになんて歌えなくて、それこそさっき言ったように、ただ私の耳に入ってくる音にどこまでも心地良い歌を乗せられたらいいなって気持ちで歌ってるよ。ほら、いちばん楽しい話って、全然中身のないくだらない話だったりするでしょう。そんな感じで、どこまでもただ気持ちの良い風みたいに、でもどこか意味ありげで、でも本当は意味なんてない、ただ私にとって心地の良い音を歌として表現できたらなって。
樋口:誰のためでもなく?
中根:うん、そうだね。私の歌はぜんぶ、私のための歌。もしそれが、他の誰かにとっても同じように気持ち良いものだったら、その人はきっと思わず口ずさんじゃうんだと思うだよね。そうしたら、私のために歌だったのが、聴いてくれた誰かの歌にもなったってことだと思うし、そうなってくれたるら、それより嬉しいことはないかも。なんて言ってるけど、そもそも意味のなかったフレーズから意味をたぐり寄せちゃうのは、やっぱり誰かに聞いてほしいからでもあるんだけどね。ただ、歌うことそのものについては、たぶん、私のためかな。
樋口:それは、うん。そうですね。私もそう思います。
中根:思ってたんだ!でも、円香ちゃんはアイドルだから、ファンのみんなに届けることを一番大切にしようって思ってるのかなって。
樋口:そうですね。いえ、今のは樋口円香としてかもしれません。
中根:ふふ。そっか。円香ちゃん、歌、好きでしょ。
樋口:ふふ。
─ 読者からおたよりをいただいています。『お二人は昔どのような関係だったんですか?』
中根:ご近所付き合いですね!登校班以外でも、お互いの家に行ったこともあります。円香ちゃんはまだ小さかったから覚えてないかな。
樋口:なんとなく、記憶の片隅には。
中根:家が近いので、ゴミ捨てのタイミングとかで親同士がよく井戸端会議をしていたんです。そうやって仲良くなって、私たちも連れてお互いの家に行くようになったんですけど、そっかー。5つも離れてるもんね。円香ちゃんが小学校に入った頃にはもうあんまりお家までは行かなくなっちゃったし。
─ そのときは、浅倉さんも一緒だったんですか?
中根:そういうこともありましたね!ふたりとも小さな頃からちょ〜〜〜可愛くって!それこそ、登校班だけでなく、ふたりで一緒に下校してるのもよく見かけました(笑)。
─ 樋口さんは現在高校生ですが、今でも浅倉さんと一緒に下校することはありますか?
樋口:まぁ、ありますね。十年以上同じ学校ですので。
中根:今でも透ちゃんの腕を引っ張ったりしてるの?
樋口:さぁ。ご想像にお任せします(笑)。
─ 続いてのおたよりです。『中根さんと樋口さんが二人で歌うとしたら、どんな曲がいいですか?』
中根:円香ちゃんが歌ってるところは見たことがあるけど、すごく良いんだよね。思いに質量を感じるのに、その重さで垂れたりはしなくて伸びやかに広がっていくような感じがする。私は『そよかぜ系』ってキャッチコピーがつけられちゃってて、風のように軽やかだって意味なんだろうけど、円香ちゃんの歌はもうちょっと、風のようなのに質感があって、でも重くなくて、それなのに私ごと包み込んでくれるような感じがある。歌うのは好きなんだもんね。
樋口:ありがとうございます。そうですね。好きだと思います。
中根:となると、円香ちゃんの歌を活かすような歌がいいな・・・。
樋口:咲穂さんが歌いたい歌でもいいと思いますが。
中根:ふっふっふ・・・私はね、音に乗ることができるのだよ。どんな音でも音さえあれば、私は踊り子ならぬ歌い子のようにサラッと歌い上げてしまえるのだ。
樋口:そこは『歌姫』で良かったのでは?
中根:まあまあ、それはいいの!まずは円香ちゃんの歌がいちばん乗ってこれそう曲を・・・。そうだ!私が円香ちゃんに曲を当て書きすればいいんだ!円香ちゃんの歌ならいっぱい聞いてきてるから、うん、作れそう。
樋口:ひとつ質問してもよろしいでしょうか。
中根:はい!なんでしょう!
樋口:咲穂さんは、つまびくような音から曲を作ると仰っていました。ただ、当て書きとなると、音楽よりも先に人物や、場合によっては物語が存在しますよね。どうやって歌を作るのでしょうか。
中根:ふふふふ・・・。意外かもしれないけど、私、当て書きも結構評判いいんですよ。ありがたいことに、タイアップとかコラボソングも増えてきていて。方法はですね、当て書きする話とか人のすぐそばに自分も立って、同じ音を聞くんです。たとえば、あるドラマの主題歌を書いたときは、主人公とか周りの登場人物が生きてる世界に自分も一緒にいるイメージをして、その場所で音を探してフレーズを作っていくんです。そうすると、擬似的にですけど、登場人物たちと同じ世界で同じ音が聞こえてくるような感覚になるんですよね。もちろん、これは私の頭の中のイメージだし、音の聞こえ方だってみんな違うから、完全に彼女たちの気持ちになることはできない。でも、大事なのはその場にいる自分が拾った音やフレーズを私の視点から彼女たちに歌い上げることなので、彼女たちの気持ちをすべて理解しなきゃいけないってわけでもないし、そもそも他人を完全に理解するっていう考えも、ちょっと怪しいなって思ってるんですよね。そんな感じで歌を作ってます。というわけで、ご関係者様、樋口円香さんの曲をぜひ書かせてください〜!
樋口:それは楽しみですね。どんな歌を作ってくれるんですか?
中根:そうだね〜。いま思いついているのは、お花をモチーフにした歌かなぁ。円香ちゃんのイメージカラーって、赤だったよね?
樋口:はい。少し落ち着きのある赤です。
中根:じゃあ、ブーケンビリアがいいかも!
樋口:なぜでしょうか?
中根:なんとなく!ブーケンビリアが思い浮かんだからだよ!さっきも言ったけど、意味も理由もあとづけでいいの!そうだなぁ。円香ちゃんのイメージカラーはもう少し薔薇っぽい大人びた赤だから、ブーケンビリアだとちょっと色味がピンク寄りかもしれないけど、逆にいうと情熱的な色でもあるし。うん。悪くない気がする。ほら、色って光の加減とか見る人によって違うし、円香ちゃんのイメージカラーの赤だって、他の色と混ざったらブーケンビリアみたいな色味に見える瞬間があるかもしれないし!っていう感じで、最初に思いついた「ブーケンビリア」って言葉から意味をたぐり寄せていくと、方向性が勝手に見えてくるでしょ?
樋口:なるほど・・・?
─ 調べたところ、ブーケンビリアの花言葉は『情熱』でした・・・!
中根:ほら、ビンゴー!
樋口:なんと。
中根:「円香ちゃんの落ち着いた感じと、一方ではその内に秘めた情熱は、見方や光の当て方でこんなにも煌々と輝くことがある』みたいな方向でさ、歌になりそうじゃない?
樋口:そういった表現はたしかにありそうですね。
中根:あとは円香ちゃんの情熱をもう少し観察させてもらって、リアル感を追求していけば・・・。
樋口:ふふふっ・・・。私で遊ばないでください(笑)。
─ もう一通、おたよりです。『お互いのライブを観たことはありますか?もしあれば、印象を教えてください』
樋口:あります。ライブハウスだったのですが、その会場はロックバンドがよくパフォーマンスを行う場所なので、咲穂さんがどういったライブをするのか気になっていました。本番では、そこにいたお客さんたち、それに私を含めて、終始、咲穂さんの歌声を前に為す術もなく、立ち尽くすかのように聞き入っていました。咲穂さんの歌には、人の集中のすべてを注がせるだけの力があるのだと思います。
中根:わ〜〜〜!光栄です!そこまで丁寧に褒められなんて・・・!その日のライブは私から誘ったわけではなくて、円香ちゃんから「行きたいです」って連絡をしてきてくれたのでめちゃくちゃ嬉しかったのと同時に、小さい頃から知っている子が見にくるんだと思うと、頑張らなきゃって思って力が入りましたね。
─ 中根さんは、樋口さんが出演するライブに行かれたことはありますか?
中根:あります!すーっっごく楽しかったです!みなさんご存知のとおり、ノクチルって変に力んでいないというか、『ノクチル然』としてステージに立っているところが魅力的だと思うんですけど、それでいて決して浮ついているわけじゃないというか、力みが感じられないのにも関わらずしっかりと芯があるから、揺らいでも流れてもカッコいいままみたいなところがあるじゃないですか。そういうイメージだったんですけど、いざステージで立っている4人をみると、海を見ているような揺らがなさを感じさせられました。自然の雄大さを前に圧倒される気分でしたね。すごく楽しい時間でしたし、あとはなんといっても、4人が可愛くてたまらなかったです・・・!近所の幼馴染みだった子たちがアイドルをやっているってこと自体が嬉しくて、あまりにも愛おしくて、泣いちゃって。
─ 特に、樋口さんと浅倉さんについては家族ぐるみの仲だったわけですもんね。
中根:そうなんです〜!私がよく知っているのは円香ちゃんと透ちゃんで、親戚の子たちを見ているみたいに可愛かったんですけど、小糸ちゃんと雛菜ちゃんも、もう本当に可愛すぎて言葉を失いそうでした。地元にいた頃、近所の公園で4人が遊んでいるのをたまに見かけてたんですけど、私にとっては小糸ちゃんと雛菜ちゃんたちも、あの頃まま可愛い子たちでした!特に、小糸ちゃんってもっとおっかなびっくりな子で「守ってあげなきゃ〜!」って思わせるような子だって思っていたのに、知らない間に、というかもともとすごく知り合いってわけでもないので勝手なことを言って申し訳ないんですけど、ステージ上で『パッ』と踊ったり笑ったりしてくれるのが本当に嬉しくて。嬉しいし、かっこいいし、可愛いし、愛おしいし。やっぱりずっと泣いてました。
─ 中根さんは、ノクチルでいうと福丸小糸さん推しですかね?
中根:そうですね・・・!ライブが終わって、終演後にグッズ販売所に寄って。帰宅して鏡を見たら、全身が小糸ちゃんのイメージカラーの紫色になってました。円香ちゃん、ごめんね・・・!私、小糸ちゃん推しなの!
樋口:喜ぶと思いますよ。小糸に伝えておきますね。
中根:透ちゃんと雛菜ちゃんにも、よろしくね!