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ツギクル芸人グランプリ2024を見た感想

1.優勝はえびしゃ

 第4回大会を迎えた本大会、優勝は最年少のトリオえびしゃでした。UNDER25に続く2つ目の賞レース制覇。お笑いファンはともかくまだまだ世間の知名度は低いですが、今後の活躍が期待される若手期待の星です。KOC決勝の舞台に立つ日も近いでしょう。本当におめでとうございます。

2.大会全体の感想

 ほぼほぼ昨年の感想と同じと思うけど、ほんとに爆笑問題の2人が作り出す空気が心地よくて、終始穏やかな大会だった(賞レースとしての緊張感の是非はあるが)。最大の特徴としては審査員の半数がテレビ局関係者という編成で、これもまた「芸」より「エンタメ」、ポップで新しい笑いを発掘する大会というのも差別化が出来てて良い。

3.各ネタ審査員寸評

Aブロック

マルセイユ:鍵をなくした(太田:インパクト強すぎる)
スタミナパン:キャバ嬢(太田:強烈、鏡餅かと思った)
ひつじねいり:ラグビー(太田:パワーアップしてた。あんな大阪人いない)
Yes!アキト:ギャグ(太田:あいつ毎年出てるな。自分の人生くだらないと思わないのか。)
キャプテンバイソン:合格発表(太田:よくアキトの後にあのトーンを保てた)

勝者はマルセイユ

渡辺:全体的にレベル高かったが、マルセイユはキャラを使わずに鍵をなくすという発想から膨らましていき、力があると思い評価(太田:ネタちゃんと見てたんだね)
増田:ネタの腕を見るのか、テレビ的な芸人を選ぶか、個人的に好きかを選ぶかあるが、ひつじねいりが昨年のうるささが抜け心地よく感じたことと立ち姿が綺麗ということで投票。マルセイユは関西では認知されている。漫才の向こうに営業数と部隊数が見えた。
宮崎:マルセイユの1発目の「す~ぐ-」から最速で笑いを取ったところを 評価
山本:「す~ぐ-」の1本槍というが、ネタも良くテンポも打率もあった。最後の落ちも誰が見ても鍵をどこで落としたかわかる。ひつじねいりと悩んでマルセイユに投票。
小比類巻:全組良くて好みの笑いだったスタミナパンに投票

Bブロック

ポテトカレッジ:匂いの愛称(太田:すごいパワー。家が無い奴をよくあんなに殴れるな)
えびしゃ:銃取引(太田:新しい。)
素敵じゃないか:翻訳機(太田:あの翻訳機でさっきのえびしゃのがわかる。)
群青団地:先輩(太田:えびしゃのネタの奴あいつかも)
ネコニスズ:お年玉(太田:あいつ脱税してたんだ)

勝者はえびしゃ

長田:えびしゃ素晴らしかった。発音が絶妙だった。持って生き方がよかった。(太田:チョコプラが好きそうなねただよな)やられたと思った。
大友:もともと好きなネタで生でみれてよかったえびしゃに投票。
浜田:えびしゃ、コントは漫才に比べると手数に劣るが、それを超える発想、設定。見ている人を引き込んでいくいく流れが素晴らしかった
小比類:えびしゃ2年目ですごい。ポテトカレッジと悩んだ。

Cブロック

ツンツクツン万博:恵方巻
(太田:とうとうまともに生きることをあきらめた奴らのネタ)
センチネル:バードウォッチング(太田:意外に本格派の漫才だった)
金澤TKCファクトリー:居酒屋ランチ
(太田:VTRで相当高飛車な奴が出てくると思ったら意外と腰低かった)
豆鉄砲:ハンバーグ(太田:パン粉の話ももっと聞きたい )

渡辺:・・・(太田:ぼーっとしないでください)エバース面白かったが個人的にはツンツクツン万博でいいや。色んな発想や展開があるけども。笑いの原点ってこういう馬鹿だなこいつ、というのが大好きだった。
増田:豆鉄砲。話が見事だったので東君がハンバーグ師匠に見えた。
長田:豆鉄砲に入れたが、東くんだけで成立しちゃってるので、もう少し相方に問題提起して掛け合いがあれば票が伸びたかも。個人的に金澤TKCファクトリーは気になった。
日置:エバースに投票。こういうネタはツッコミの町田に印象が残ると思うが、そのあと佐々木が「食いて~」などボケを足すことで、二人の良さが際立った。

ファイナルステージ

1.エバース:ゴリラ

2.マルセイユ:泥棒

3.えびしゃ:格闘ゲーム

宮崎:マルセイユ、最後のボケの畳みかけが良かった。
山本:マルセイユ、低レベルな伏線回収も面白かったし、最後にちゃんとした伏線回収もできていてよかった。
浜田:マルセイユ、津田のギャグが綺麗にスベったところで会場をものにしていると思った。
小比類巻:マルセイユ、2本とも面白かった。
日置:エバースのネタが終わったときに明日香キララが優勝すると思ったが、最後にえびしゃが毛色の違うコントを披露したし、若い人の感性が出ていたので入れざるを得なかった。
大友:えびしゃ、ロード画面が面白かった
長田:勘違いして欲しくないのは、えびしゃから小道具が出てきたから入れたわけではない。ツギクルという観点で投票。
増田:悩んだが注目したのはエバースのツッコミワード、あえてパワーワードやたとえツッコミやキャラツッコミでなく普通のワードで笑いを取っているところに評価。
渡辺:笑いに対する若い人の思いを感じた。エバースの勝負に行く感じがよかった。えびしゃ発想が良かった。これからの笑いはいい時代を迎える。

太田:こういう結果にはなったが、本当の優勝を決めるのは粗品。粗品が面白いと思うかどうかで決まる。ネコニスズ以外みんな面白かった。

放送終了後

宮崎:エバースもほんとに面白かった。この時間帯でゴリラと明日香キララで勝負したのは凄かった。えびしゃも作品性、次世代のツギクルの感覚も勉強になった。

山本:初めての審査だが、難しかった。ネタ順やタイミングで優勝者が変わっていくと思った。マルセイユに入れたが優勝するとツギクル感は薄まる。

浜田:エバースの明日香キララのインスタというのがちょうどみんなに伝わるいIQで素晴らしかった。えびしゃもこの先KOCも楽しみ。

小比類巻:最終に残れなかったが、ポテトカレッジ、金沢TKCファクトリーを初めて見たので今後が楽しみ。

日置:ファイナルの3組は各々のキャラの見せ方がうまかった。僕も金澤TKCファクトリーの2本目も見てみたかったのでライブに行きたい。

大友:エバースの佐々木の独特の雰囲気にのみ込まれた。マルセイユは津田のギャグも見れたのでこれからいろんな場で皆を見れるのが楽しみ。

長田:ネタの完成度で言えばマルセイユ、エバースの方が高かったとは思うが、マルセイユは高い故にまだツギコナイ。見立てでは最低あと8年はかかる。いつか来るがツギじゃない。みんな受けてたから面白くなかった。3組くらいはしっかり滑って欲しい。全体のレベルが高すぎて突出しなかった。
えびしゃの小道具に一つだけ言わせてもらうと、最後の蔦に最後花が咲くともっとよかった。

増田:マルセイユの凄さは野外ステージでもっと引き立ったかと思う。(田中:ちょっとたとえがよくわかんない)。漫才に舞台数がしっかり見えるので、荒れた現場でもしっかり笑いが取れるということ。えびしゃは1本目も入れてなかったが、聞き間違いという1本で最後まで行ったからすごかったので、2本目もみたかったので良かった。キャプテンバイソンも然り。個人的に大好きなのはYes!アキト。(田中:また来年も来ると思う。太田:マイトシクル芸人)

渡辺:えびしゃが若い感覚で攻めてきたのが優勝に結び付いた。エバース、マルセイユも漫才としてクオリティが高かったが、個人的にはツンツクツン万博にやられた。(田中:コーラの早飲みで笑わせてきた人だから。太田:それだけで生きてきた。)

田中:全組とにかくうまい。漫才に関してはとてもかなわない。
太田:コント赤信号の全盛期を軽く超えている。優勝特典のテレビ出演、結局全組出れる。

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