M-1グランプリ2021 準決勝の展望と準々決勝注目コンビ
ついに本日は準々決勝。滝音が下馬評通りに勝ち上がり、精鋭26組がぶつかり合う。
毎年現地観戦に落選し続け、不含ながらも劇場で楽しませてもらっていたのだが、今年はまさかの開催なし。しかも配信は翌日という、なんともファンにとっては辛い年となった。
毎年記事だけでは意外と感じる決勝進出者であっても、準決勝で確かな笑いを取っていることは事実である。
今回のメンツも実力は折り紙付きであるが、準決勝の感触を確かめないことには予想の立てようもない。あえて希望と現実を混ぜて挙げさせて頂くと、
滝音/モグライダー/男性ブランコ/アルコ&ピース/カベポスター/オズワルド/見取り図/ロングコートダディ/キュウ
以上9組。詳細は割愛。ももやランジャタイにも期待したいが。
さて、準々決勝で敗退してしまったコンビで面白かったコンビも紹介したい。
1.フースーヤ
従来からフォーマットは変わっていないものの、話の導線がかなりしっかりしており、ただ矢継ぎ早のボケまくりからかなり進化した。優秀な作家でもついたのか?と思うほどバージョンアップしている。一度掴まれたら笑いの渦に飲み込まれ、戻ってくることは出来ない。
2.ニゲルベ
聞いたことないコンビと思ったら今年結成だった。三回戦の殺虫剤ネタも良かったが、準々決勝もわかりやすさと斬新さのバランスが素晴らしい。今後に大注目。
3.黒帯
安定してかなり高水準。「ほぼ」ダブルボケとでもいえばいいのか、突っ込み側の笑いのふくらまし方がイレギュラー。好みでいえばコント漫才自体はそうでもないが、この二人声質、ベタともシュールとも違う独特の世界感に圧倒してしまう。公式チャンネルも欠かさず見るほど虜になってしまった。
4.ラパルフェ
モノマネが面白いコンビの片割れは数多いが、漫才師としても高レベルというのは稀だ。個人的にはワイルドカード行きそうだと思ったが、届かなかったのは吉本がもう決めていたからか?(いえいえ滝音も面白かった)このコンビは賞レースで結果を残さなくてもメディア露出は増え続けそうだ。テレビでは難しいかもしれないが、ウッディ漫才などほかのキャラも演じれるのは、息が長くなりそうだ。
5.ダイヤモンド
前半「んー?」と思ってしまったが、そんな程度で終わるはずがなかった。最大風速は一番高かったかも。それくらい後半にいくにつれ爆笑した。寄席で15分くらい聞き続けたいくらい好き。
結局のところ主観でしかないのだが、このほかにも面白いコンビが軒並み敗退していったからには、準決勝には期待しかない。来年は本当に劇場パブビューお願いします(泣)