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【シャドバ】DOV環境分析-Ⅳ-

スイスドロー大会

4/24、4/25にスイスドロー大会が行われた。予選7‐1以上の厳選されたプレイヤー8人よるプレーオフトーナメントが計6組行われ、RAGE直前のこの状況で、強いアーキタイプとリストが出揃った。

前日の通常JCGの結果も並べて驚愕したのは、ロキサスEと進化Vの組み合わせがほとんど優勝をさらっている、ということ。

レートのシェアも完全にロキサスEと進化Vの2強状態で、この2強環境を前提にRAGEが開幕する。

そして芳しくなかったためここで細々と自身のスイドロー大会の結果を報告するが、2連勝からの2連敗で予選落ちだった。悲しい。

4戦目の負けは何ともできなかったので、分岐はおそらく3戦目でかなり勝ちに近い試合をみすみす手放してしまったのが悔やまれる。かなり自信があったので悔しい。つづく友田杯では見事に初戦でフィーチャーされて、光栄にも友田さん海老原さんの実況解説付きで試合できた。だが3回戦目を待ってる最中サイレント不戦敗を喰らってガン萎え。どうすればよかったんだ、、、。正直萎えすぎてこの筆を執るのが遅れたレベル。

環境概観

▶流行するOTK

シェアナンバー1の地位を確定させた進化Vは、セッカEやライドD、清浄Bといった既存の勢力に軒並み有利を取っていたが、リーサルターンがやや遅めなため8t辺りをターゲットとしたOTKデッキに苦戦を強いられることが多い。そのためOTKタイプのデッキが流行。

代表的なものでいうと「神魚・ディズレスタン」を走らせるOTKD、「刀神・オクトー」から「暴威の武人・ジェノ」「雷滅卿・アルベール」を連打するOTKR。他にもマナリアWだったり進化Nmだったりも細々と存在。

▶衰退する清浄Bと拡大するカウントB

OTKデッキ流行の余波を受け、清浄Bの立ち位置はより芳しくなくなった。

ただでさえ進化Vに不利を抱えているのに、有力なメタ対象だったライドDが減ってOTKDが増えるこの現状ではあまり立ち位置のいいデッキとは言えない。そして清浄が減るのに従って、勢力を広げているのがカウントBだ。

このデッキは序盤にカウントダウンアミュを配置、中盤にそれらを一斉にあけて盤面を作り、最後は「フリッグ」「栄華の加護伸・ヤテラントゥ」で締めるといったコンボデッキ。

この「フリッグ」「ヤテラントゥ」の2枚看板が強力で、中盤ライフをリソースに何とか相手の面を返し切ったと思いきや、さらにこの2枚が降ってきてライフが持たずに負けなんてことがしばしば。進化Vを始めOTKデッキなどにも比較的優位に戦えるためシェアを伸ばしている。

▶ロキサスEと進化Vにどう立ち向かうか

まず明らかな2強環境なため、ロキサスEと進化Vを持ち込むのが正解に見える。しかし、それは練度と運に苛まれるミラーマッチとの邂逅も意味している。特にロキサスEなんかはミラーがかなりの先攻ゲーなうえ、それ以外の対面でも練度が要求される。

個人的にはロキサスEの練度自体に不安を抱えているため、あまり持ちたくない。しかし現状ロキサスEをメタりきるのは困難だろう。そこでもう片方の進化Vのが対策しやすいということで、進化にメタが集中しているのだろうか。となると進化Vもあまり正解とは言えないか。

個人的にはそんな中シェアが減り続けるセッカEとライドDに希望を見出している。この2つは清浄にやや難を抱えているがロキサスEや進化Vには五分以上はあると考えている。

アーキタイプ雑感

▶セッカエルフ

とりあえずかなり苦手なライドD、そこそこ苦手な清浄Bが減ってきてそれらと比較すると戦いやすいロキサスEと進化Vが増えてるため選択肢に。

とりあえずプレイに関してはRumoiプロのnoteを参考にしてほしい。非常に濃い内容で600円の価値があった。こういう優良な有料記事なら大歓迎だ。

ロキサスEと違いプレイの手順や展開ルートの複雑さから来る難しさではなく、ゲームプランや試合運びに難解さを求められる。そのため一度頭に入れてしまえばロキサスEよりアドリブを求められることは少なくなって扱いやすいかもしれない。

▶スペルウィッチ

結局、「プリズムブライト・ジオース」は再び投入された。そして、新しく搭載されたのが「水晶の魔剣士」と「フォースバリア」。

まず「水晶の魔剣士」だが、「陰陽の開祖・クオン」が消えたことで中盤以降展開とスペルブーストを両立させるのが厳しくなった。「水晶」はその点1枚で5ブースト進めてくれるため山が20枚以下になって以降は非常に有用な働きをしてくれる。

特に「ジオース」自体がスペルブーストを全く進めてくれないために、中盤以降「水晶」のブースト力が必要だということで投入。

そして「フォースバリア」は環境にクリティカルに刺さるメタカード。「虚無の哭風・グリームニル」や「ヴァーミンハンター」といったカードに強力なバリアを付与できる。

この「フォースバリア」自体は先日のJCGで優勝したスペルウィッチに投入されていて、着眼点の素晴らしさに舌を巻いた。


▶ライドドラゴン

チームメイトのStyx氏から頂いたリスト。

かなり理にかなったデッキで、レートで6割勝った。まず「ドラゴンイクシード・ギルヴァ」と「古今独歩の大拳豪・ガンダゴウザ」の2択を突きつけられていること。

そして「燎火のレンチスミス」が進化して盤面も取れる上に、打点を抱え込んで「烈覇のアルチザン・レジー」「殺竜騎士・ロイ」「天穿の銃槍騎・ラスティナ」に繋がりやすい。

ただやはりランプの速度によって出力が変わってきてしまいます、有利対面相手もそれで落とすこともしばしば。そういった安定性の無さ、そして消滅や「オーバーヒートデーモン」が増えてきて「ラスティナ」が通りにくくなったことが懸念点の一つ。

▶進化ヴァンパイア

「壊天災・ハレゼナ」を完全に排除した形。

「神狼・シス」がOTK対面を筆頭に早めに決めなければ行けない相手に対して必要になることが多くて2枚からは動かせなくなった。

また2コスを最低でも12枚採用したいこと、ロキサスEを厚く見るために「世界・ゼルガネイア」を採用したいことも含めて「ハレゼナ」は抜けていった。

相変わらずこれもめちゃくちゃレートで勝つので、とりあえず1stデッキはこれで決まり。正直「ハレゼナ」はその時の気分やメタの動きによって採用する場合もある。正直必須という人もいるがそれも分かるくらいには強力。




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