2020/07/03 都100人超が2日続いて
【2020/07/03 都100人超が2日続いて】
先月末で一区切りにして、毎日note書くのは、やめたのだけど、昨日の100人からまた今日は増えそうなので、一言。(これを書いている時点で124という数字が入ってきた。)
一度目は数値的な基準を決めて、緊急事態宣言シフトを敷いたのに、今回はどうする気だ、と疑問を持っていらっしゃる方も多いと思います。特に、一度目のころには明確な形で存在していた数値基準まで曖昧な表現に変えてしまって、いかにも、緊急事態宣言や東京アラートをあからさまに避けていることへの疑念。
それは本当にそうだと思うし、私も政治が行っていることの挙動の一つひとつには、「??」と思わなくはありません。
だけど、最初の自粛が「医療体制が未熟すぎる段階で大流行は困る」の1点であったのなら(実際にこれ1点であった筈なんだけど…)、今の施策の在り方も、突拍子もないわけではないように思います。
あの段階で、為政者側としてはそれしか取りようがなかったのかなと、思う。
賛成というのとはちょっとだけ違うけどね。
で、もう次は東京500人、全国1,000人レベルを「現実に迎えてしまったら」、最初の自粛とは別な判断根拠で緊急事態宣言IIを発するかどうか、というのが現実的な問いなのだと思います。
「どっちがいいのか」ということで言うと、私は、その段階では「まだ出さなくていい」と思っています。いや、もうちょっと精確に言うと「その段階で出してしまっては方針がぶれるからマズイはず」ということになりますかね。
ただ、そういう個人の思いとは別に、予想としては、東京500、全国1,000を待たずにIIが発令されてしまうように思っています。もしそうなれば、遺憾です。
病気の実態、実力を超えたinfodemic(情報に起因する疫病)であるこの病気の特性が、じわじわと中央政府や都道府県の選択肢を少なくし続けている。
我々は、もう少し遠くを見ないといけないと思う。
全然意を尽くせないのだけど、この状況で何も言わないでおくことができなくて、これを書きました。
2020/07/03 Die革命グループ主宰・医師 奥 真也