2020/06/02 東京アラート、来ました
【2020/06/02 東京アラート、来ました】
東京都の緩和と引き換えにほんの1週前に導入された東京アラート。
STEP2の緩和が施された翌日な今晩、瞬く間に発令されました。
直接的には5/19以来の30人越を受けたものです。
もちろん、私としては完全に予想通りなのだけど、予想通り起こらないかもという淡い期待は確かにありました。
でも、5月初旬にドイツがeasingしたときにも、わずか2日後にはクラスターが発生した。
韓国も同じような状況だった。
日本にKAMIKAZEがないのであれば、ドイツでそうなれば、日本でもそうなる。
今6/2の23時前だけど、「一度走り出した緩和」と「初めて発令された緩和反対」との静やかなるせめぎあいが夜の帳(とばり)の中で続いている。
経済派と医療派といってもいいかもしれない。
この時間帯に顕在化するものではないのだけれど、この夜が明けると少しずつ、数日かけて露わになってくる両派の主張。
一度は医療派を尊重したと思っている(実際にそうだけど)経済派は、今回はおいそれと譲歩したくない。もう一度強制的な大規模自粛になるのは、死活問題でもある。そこはもちろんそうなのだけど、だからといって医療派も唯々諾々とは、なれない。
緊急事態宣言の開始時期と比べて、それぞれの立場や考えによって、大きく立ち位置が違ってくることが容易に想像できる。
こういう時こそ政治家の手腕が問われるのだけれど、そういう意味では都知事選は最悪のタイミングに存在する。選挙だけを考えると、多数派に迎合するしかないのだから、安穏とラーメン啜っている場合ではないのです。
有事が好きな小池さんも、さすがに厄介だなと思っていると感じ取れます。
難しいかじ取り。
そして、我々都民も、態度を問われている。それぞれ、一人ひとりに。
さっきから、都庁もレインボーブリッジも赤い涙を流しながら、成り行きを静観している。
ニュース(News Zero)では、夜の街、そして、ある「誕生パーティー」に言及している。「一斉に」何かをすることが難しいがゆえに、個別戦術はいかにも一筋縄では行かない。
対策は、いよいよこれからが本番かもしれないね。
都民の皆さん、頑張りましょう。
そして、都外の皆さん、国外の皆さんも、他山の石をよくご覧になってください。
2020/06/02 Die革命グループ主宰・医師 奥 真也