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多様性について考えたこと Vol.2
前回、生物多様性国家としてのコスタリカについてを書かせていただきました。
今回は、多様性国家としてのコスタリカをテーマに、色々と私の感想や考察を書き連ねたいと思います。
コスタリカに住んでネイチャーガイドをしていると、多様性について、持続可能な開発についてなど、考える場面が多くなります。
元々の勉強不足は否めませんが、去年から今年にかけて、何となく自分の中でまとまってきた考え考察したいと思い、ここに書きたいと思います。
言葉としての多様性
前回も記述したが、いつの間にか日常的に現れるようになった”多様性”という言葉。普段何気なく見過ごしている、多様性、イノベーション、D&I、SDGsなどの言葉。何となく分かった気になって読み過ごしてしまっているが、ちゃんと説明できない自分がいることに気付き、調べて見た。
多様性とは
辞典では、いろいろな種類や傾向のものがあること。変化に富むこと。
AIに訊いて見たところ、
”多様性(ダイバーシティ)とは、個人や集団の間に存在するさまざまな特性を認め、尊重する概念です。
多様性の対象となる特性には、次のようなものがあります。
人種、民族、国籍
性別、年齢、障害の有無
宗教、性的指向、社会経済的地位
教育、結婚歴、言語、所在地、外見
価値観、キャリア、経験、職歴、働き方”
このような回答が出てきた。
英語ではDiversity、スペイン語ではDiversidad、と表現される。
違い、種類、変化、格差、などの意味を表す単語らしい。
つまりは、人や社会も、人種や国籍、性別、障害や能力、受けた教育、宗教など、様々な違いがあり、それによって言語、価値観も変わってくる。このような違いがあるという概念、これが多様性ということと理解できる。
これに対してインクルージョンという言葉は、全体をまとめるだとか、含まれるという意味合いで、ホテルなどにも見られるオールインクルーシブのインクルーシブは近い言葉だ。
D&Iという言葉は企業広告や政府広報などで見られるが、多様な人材を生かしつつ、個々の能力が最大限に発揮できるための取り組み。という意味合いで使われている。
SDGs
Sustainable Development Goalsの頭文字を取った言葉で、日本語では持続可能な開発目標。
将来の世代の持つ欲求を満たしつつ、現在の世代の欲求も満足させられるような開発、これを持続可能な開発と言うが、主に環境保全に関わる分野で以前から謳われてきた。
コスタリカでは、いち早く環境保全への取り組みが行われてきたが、将来に渡って保全活動が機能するために、保全活動と経済活動をミックスした取り組みが行われていた。
エコツアーであり、サスティナブルツアーやボランティアツアーなどだ。
これが一定の成功を収めている現場を見ていると、SDGsも不可能な取り組みではないと思える。
ここまで言葉の意味を色々と調べていたら、子供時代に母から借りて読んだ本を思い出した。
これらの事、この本にわかりやすく書いてあったな、と思った本が、
エーリッヒ・ケストナーの絵本、動物会議だ。
これを読めば、小難しい説明などなくても概念は理解できる。
現地で見る多様性国家 コスタリカ
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