だから僕は中国に行くんだ。
皆さんお疲れ様です。
meyco株式会社 山本です。
中国越境EC関係のサービスを発表してからはや数日が経ちました。
お陰様で色々な御引き合いを頂き、サービスの立ち上がりとしては順調です。自社サービスが皆様のニーズに合っていて良かったです。
それと同時によく聞かれるのが「またどうして中国!?」ということ。
本日は僕が何故中国という市場を選んだのか、についてお話できればと思います。
中国市場との出会いと衝撃
2018年10月に独立し、1人になった私は今でもお世話になっている会社様に拾っていただきそこのマーケティング業をお手伝いさせていただきました。そこは化粧品を売っている企業様で僕にとっても大変貴重な経験をさせていただきました。
そんな中突然、「真也、越境ECやってよー」と言われ、何も考えずにそこのプロジェクトに入りました。もちろん、やった事がなかったので手探り的にお手伝いさせていただきました。僕が足を踏み入れたのは2018年11月でした。そして売上推移を見る中で衝撃が走りました。
その日も普通に売上を確認し、次の施策を考えようとしていました。売上を確認していく中で明らかに異常値となり、数値の確認を進めていました。「何かがおかしい」と思い何度も確認するも数値は変わらず、その値は「正値」である事がわかりました。驚いたのも当然でなんとそれは昨日の100倍ほど売れていたのです。原因は明らかで中国のイベント「W11(※1)」の影響なのですがここまでのインパクトがあるとは全く思っておりませんでした。
(※1) W11とは「ダブルイレブン」と呼ばれ、毎年11月11日に行われるイベントを意味します。もともとは中国の「独身の日」という記念日で、中国語では「双十一」と呼ばれていました。W11は中国EC業界の一大イベントとなり、世界からも注目されるようになりました。独身の方はもちろんのこと、中国の全国民がネットショップで買いものをする日がW11なのです。(引用)
数多くの挑戦をする中での"違和感"
中国市場に大きな可能性を感じた私はその時お手伝いさせていただいた会社様で数多くの挑戦をさせていただきました。その会社様にとっても初めてのことが多かったのですが前向きに検討してくださり、様々な経験を積むことができました。それと同時に数多くの中国マーケティング業者様のお力と知見をお借りし、どうにかその商品を成功させれないか、と試行錯誤しておりました。様々な方とお話させていただく中で私は次に挙げるようないくつかの違和感を感じました。
①情報格差による中国市場自体の不透明さ
中国市場は特に移り変わりも早く、会社様や人によっても言っていることが真逆であることもしばしばありました。顧客と業者様だけでなく、業者様別でみても情報格差は非常に大きいと思います。
②中国市場の"勝ちパターン"を見つけているところは本当はないのでは?
色々な会社様とお話する中で「絶対にいける!」と確信された方と会話したことはありませんでした。もちろん「絶対」はないと思います。しかし、どこか自信のないように感じました。
そのように考えている中で何か上記を解決し、みんなが安心して中国進出できる仕組みができないか、考えていました。
KOLIVE(コライブ)の発案
上記の通り、色々な方に助けていただきながら越境ECを遂行する中で数多くの施策をしました。リスティング広告、ディスプレイ広告、KOL / KOC施策、モール内広告などの多種多様な広告施策からモール内での売上最大化施策など色々する中であった課題としては"施策結果のボラティリティの大きさ”でした。
「6.18」や「W11」をはじめとするイベントが異常なくらい売れるのはいいとして他の時期でも起用するKOLや施策によって同じ施策でも施策の効果に非常に大きな差が出ました。超大企業を除いて、これでは怖すぎて迂闊に拡大できない、と感じていました。そんな時、ライブ配信施策と出会いました。
中国ではライブコマースの成長が著しく、2018年「タオパオ」が運営する「淘宝直播(タオバオライブ)」は、前年同期比で約400%も増加し、1000億元(約1兆5000億円)を突破しております。
中国では情報への信用度、安全性などが薄いという現実があり、自分が信用するインフルエンサーの紹介の商品なら安心して商品を購入する、といった商習慣があります。もう何年か前には流行っていたのでだいぶ後発だとは思いますがまだ前年同期比400%の伸びを見せているのでここはまだまだ伸びると思っております。
「これ、成果報酬でやったらいいんじゃね?」
ふとそう考えました。
この仕組みを作ることができれば企業側も失敗リスクを最低限に減らして超巨大市場の中国に進出できる。中国人ライバーも紹介できる商品を多数から選べる方が「本当に自分がいいと思ったもの/自分に合った商品」と巡り会える。
◆成果報酬型でやるメリット◆
ライバー側:信頼が大事なので自分が本当にいいと思ったもののみ紹介
企業側 :いい商品を作って紹介してもらって売上に応じて支払い
そうして弊サービス「KOLIVE」は完成しました。
KOLIVEでは商品を探しているラーバーKOLと日本企業のマッチングをしております。現在、より多くの人にご活用いただけるように現在、更なる開発も進めております。
皆様へメッセージ
今、世界では新型コロナウイルスの影響が甚大で経済的にも大きな影響が出ております。自分の周りでも最高の商品を持っているのにも関わらず、非常に苦戦を強いられている会社もたくさんあります。
今回の弊社サービスは「あなたの思いが世界に届く」をコンセプトにサービス提供を実施しております。今の時代、人が思いを込めて作った最高の商品はSNSなどを通してより世の中に浸透しやすくなっております。しかし、まだまだ世界中に届けるには多くのハードルが存在いたします。我々はKOLIVEを通してこの「人は人からモノを買う」現代社会の時流を活かしながら、日本の商品をはじめ、本当に良い商品が世界中に流通する社会を作っていければと思っております。
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p.s.
普段、お世話になっている方やこのサービス完成まで色々ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。このサービスを皮切りにmeycoでは世の中の人のためになるものをどんどん生み出していければと思っております。今後もお力添えいただくこともたくさんあるかと思いますが、何卒宜しくお願いいたします。