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中澤伸也のマーケティング本質論

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#デジタルトランスフォーメーション

マーケター育成論:インテグリティこそ最も重要な資質

Web担の「デジマはつらいよ」原作者の中澤です。マーケター育成論(教育論)をシリーズで書いていきます。今回は「インテグリティ」というテーマです。これかなり重要です。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。(自己紹介はコチラ→) あとWeb担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作を書いてます。 シリーズで書いていく「マーケター育成論(教育論)」、今回のテーマは、「インテグリティ」です。(なんかカッコイイ響き!) 日本語に直すと、「誠実、真摯さ、高潔

【承認率95%以上】社長決裁の正しい通し方 〜後編〜

社長決裁の正しい通し方の後編です。前回は「正しい判断をしてもらえる状況を作る事」をテーマに書きましたが、後編では、決裁会議での資料、振る舞い、そしてアフターフォローについて書いていきたいと思います。 はじめに こんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。マーケティング責任者・DX推進責任者として、いろいろな事業会社の中で得た社長決裁を通すノウハウをまとめています。今回は後編です。 前編はこちら→ 正直、事業会社にいた時には絶対に書けない内容です(笑) 過去勤めて

状況ターゲティングの時代に備える 後編

前編に引き続き、状況ターゲティングについて考えたいと思います。 狭義の状況ターゲティング前編でも書かせて頂いた通り、状況ターゲティングにおいて、より現実的に実践の幅が広いのが「狭義」の状況ターゲティングです。そしてその中でも、特に既存製品・サービスのチューニングの領域は、適用範囲が広く、今後多くの場面で取り組みが伸びるのではないかと考えています。 前編はこちらをごらんください→ 狭義の状況ターゲティングでは、既存製品やサービスのチューニングを行います。理想的には4P(プ

状況ターゲティングの時代に備える 前編

全てがデジタルに内包されるアフターデジタルの世界において、企業は新たな顧客体験を実現させるべくDXを推進しています。その中においては、マーケティングにも新たな進化が求められます。その一つの解答が「状況ターゲティング」かもしれません。 状況ターゲティングとは何か?状況ターゲティングとは、アフターデジタルの著者「 藤井保文」さんが、その著書の中において、全てがデジタルに内包される世界においては、「企業競争の焦点が製品による価値提供から体験全体での価値提供へと変化する」事を背景と

デジタルトランスフォーメーションの実現には、チェンジエージェントの存在が重要

ここ最近話題のデジタルトランスフォーメーション。その実現には、企業内における、チェンジエージェントの存在が重要だと考えています。 思うように進まないデジタルトランスフォーメーション経済産業省のDXレポートが起点となり、デジタルトランスフォーメーション(以降DX)の必要性が国、企業双方において認識されるようになりました。 経済産業省のガイドラインを要約すれば、DXとは「デジタル技術の活用によって企業のビジネスモデルを変革し、新たなデジタル時代にも十分に勝ち残れるように自社の