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中澤伸也のマーケティング本質論

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#ビジネス

マーケター育成論:インテグリティこそ最も重要な資質

Web担の「デジマはつらいよ」原作者の中澤です。マーケター育成論(教育論)をシリーズで書いていきます。今回は「インテグリティ」というテーマです。これかなり重要です。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。(自己紹介はコチラ→) あとWeb担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作を書いてます。 シリーズで書いていく「マーケター育成論(教育論)」、今回のテーマは、「インテグリティ」です。(なんかカッコイイ響き!) 日本語に直すと、「誠実、真摯さ、高潔

「顧客商品戦略とは?」―マーケティング視点でのMD戦略―

この記事では中澤の考える、マーケティング視点でのMD戦略「顧客商品戦略(Customer-Driven Merchandising Strategy)」について解説させていただきます。 いま小売業界では、単なるマーチャンダイジング(MD)や従来のカテゴリーマネジメントだけでは、競争優位を築くのが難しくなっています。消費者の購買行動における選択肢が膨大に増加し、またコンビニやスーパーなどの業態間の境が曖昧になっていく中、店舗やECが生き残るためには、顧客戦略と商品戦略を融合さ

WPO(Webパフォーマンスオプティマイズ)が今後1年〜3年の重要テーマになる可能性

Webパフォーマンスオプティマイズ(以下、WPO)に対する市場の関心は、今後1年〜3年という比較的短いスパンで急速に高まっていく可能性が高いと考えられます。以下、その主な理由と、さらに背後にあるより根源的な要因を示します。 1. 関心が高まる具体的な理由1. 検索エンジン最適化 (SEO) との関連強化 • GoogleはCore Web Vitalsを導入しており、サイト表示速度やインタラクティブ性などを評価指標として検索順位に反映する傾向が加速しています。検索エンジン経

顧客ロイヤルティプログラムの真実:その本質と成功への道

顧客ロイヤルティプログラムとは、「企業が顧客の愛着心を高め、LTV(顧客生涯価値)を拡大するための体系的な制度」です。しかし、その成功には計画と運用が求められ、単なる値引きやインセンティブの提供では効果を持続させることは困難です。本記事では、ロイヤルティプログラムの本質と成功のポイントを解説します。 ロイヤルティプログラムとは何か顧客ロイヤルティプログラムは、「企業が顧客の忠誠心を高めるための体系的な仕組み」です。その目的は、単なる売上向上ではなく、顧客生涯価値(LTV:L

ロイヤル顧客育成の真実

Googleで「ロイヤル顧客」と検索すると、サジェストで3番目に「育成」というキーワードが出てきます。でも本当にロイヤル顧客って「育成」されるものなのでしょうか?実はロイヤル顧客が生まれるには「2つのルート」があると考えています。 ロイヤル顧客の定義こんにちはRepro株式会社CMOの中澤です。(自己紹介はコチラ) あとWeb担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作を書いてます。 さて、そもそもロイヤル顧客ってどんな人達でしょう?自社サービスを沢山人に勧めてくれる人

続・ロイヤル顧客育成の真実

今年の2月に公開したところご好評を頂き、1万PV以上読んで頂いた「ロイヤル顧客育成の真実」について続編を書きました。今回はロイヤル顧客に至るルートのうち、もう一方の「期待に応え続ける(回数を重ねる)」事によりエンゲージメントを高めていく方法に、主にフォーカスを絞って語ります。ちょっと長文になっちゃいました、すいません。。 はじめにこんにちは、エンゲージメントプラットフォームを提供している、Repro株式会社CMOの中澤です(自己紹介はこちら→)。 あとWeb担当者フォーラ

Webサイトの表示速度改善が決定的に重要な理由

Webサイトの表示速度改善がなぜECサイトなどのWebサイトにとって決定的に重要なのか、そしてなぜReproがサイトスピード改善に本気で取り組むのか。革新的サイトスピード改善ツール「Repro Booster」の仕組みとともに、Repro取締役CPO(最高製品責任者)の中澤が解説したいと思います。 2021年度の売り上げ成長にWebサイト表示速度改善が大きく貢献していたという事実下の図はReproがマーケティング役職者向けに行った、2021年度の売り上げ成長と、それに最も貢

【承認率95%以上】社長決裁の正しい通し方 〜闘争編〜

社長決裁の正しい通し方の「闘争編」です(笑)。今回は社長決裁会に出現する「敵」をいかに「いな‐す」かに的を絞って書いています。なのでボリュームは少なめですが、毒にまみれた内容となっています。。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。マーケティング責任者・DX推進責任者として、いろいろな事業会社の中で得た社長決裁を通すノウハウをまとめています。 あとWeb担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作書いてます。 初めて読む方は、ぜひ前編・後編をお読み頂い

LTVを高めるたった一つの方法 Part1

独断と偏見に基づいてLTVを語ってみたいと思います。たった一つの方法とか書いてますが、なんとなくキャッチーな題名にしてみたかっただけです、すいません。。 LTVとは何か?LTVとは何か・・釈迦に説法ではありますが、直訳すれば「顧客生涯価値」を意味し、1人の顧客が一定期間にどれほどの利益をもたらしたかを示すマーケティング指標のことです。 顧客がある製品や企業・ブランドと継続して取引を行っている期間に支払った金額の合計から、その顧客の獲得・維持に費やしたコストを引いて算出され

CEM(カスタマーエクイティマネジメント)とは何か?

こんにちはRepro CMOの中澤伸也です。今回は「LTVを軸にした予算編成・管理会計」の実践手法として「CEM(顧客資産マネジメント)」について解説します。経営活動とマーケティング活動をリンクさせる事を目的とした方法論になりますが、主に小売業のケースを想定して書いています。 財務会計と管理会計そもそも「管理会計って何?」という声も聞こえてきそうですので、先に管理会計の説明をしておきます。大前提として、企業会計は、「財務会計」と「管理会計」に大別されます 外部報告のための

マーケター育成論:PDCAは質より量、ABテストは顧客との対話

Web担の「デジマはつらいよ」原作者の中澤です。シリーズで書いていくマーケター育成論、今回はPDCAについてがテーマです。マーケターに取っては必須のスキルをわかりやすく解説します。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。(自己紹介はコチラ→) シリーズで書いていく「マーケター育成論(教育論)」、今回のテーマは、みんな大好き「PDCA」です!(嫌いな人、すいません) 自分の考える育成論(教育論)は、「体幹」「コアスキル」「テクニック」の三層に分かれており

マーケター育成論:右目・左目分析で仮説を見つける

Web担の「デジマはつらいよ」原作者の中澤です。マーケター育成論(教育論)をシリーズで書いていきます。今回は「右目・左目分析で仮説を見つける」というテーマです。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。(自己紹介はコチラ→) シリーズで書いていく「マーケター育成論(教育論)」、今回のテーマは、「右目・左目分析で仮説を見つける!」です。(なにそれ?) 前回の記事では「PDCAは質よりも量が重要」である、ということをお伝えしました。 その中で、PDCAの「

【承認率95%以上】社長決裁の正しい通し方 〜前編〜

Facebookとかで投稿したら思った以上に反響がありましたので、これまで大企業の中とかで数千万円レベルの「社長決裁」を何度も通してきた経験をメソッド化してみました。前編・後編・闘争編の三回に分けてお届けします。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。Web担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作も書いてたりします。 ご存知の方も多いかと思うのですが、これまでデジタルマーケやDXの推進責任者として、多くの企業に携わってきました。 その中には、従業員

【承認率95%以上】社長決裁の正しい通し方 〜後編〜

社長決裁の正しい通し方の後編です。前回は「正しい判断をしてもらえる状況を作る事」をテーマに書きましたが、後編では、決裁会議での資料、振る舞い、そしてアフターフォローについて書いていきたいと思います。 はじめに こんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。マーケティング責任者・DX推進責任者として、いろいろな事業会社の中で得た社長決裁を通すノウハウをまとめています。今回は後編です。 前編はこちら→ 正直、事業会社にいた時には絶対に書けない内容です(笑) 過去勤めて