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中澤伸也のマーケティング本質論

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#LTV

マーケター育成論:インテグリティこそ最も重要な資質

Web担の「デジマはつらいよ」原作者の中澤です。マーケター育成論(教育論)をシリーズで書いていきます。今回は「インテグリティ」というテーマです。これかなり重要です。 はじめにこんにちは、Repro株式会社CMOの中澤です。(自己紹介はコチラ→) あとWeb担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作を書いてます。 シリーズで書いていく「マーケター育成論(教育論)」、今回のテーマは、「インテグリティ」です。(なんかカッコイイ響き!) 日本語に直すと、「誠実、真摯さ、高潔

LTVを高めるたった一つの方法 Part1

独断と偏見に基づいてLTVを語ってみたいと思います。たった一つの方法とか書いてますが、なんとなくキャッチーな題名にしてみたかっただけです、すいません。。 LTVとは何か?LTVとは何か・・釈迦に説法ではありますが、直訳すれば「顧客生涯価値」を意味し、1人の顧客が一定期間にどれほどの利益をもたらしたかを示すマーケティング指標のことです。 顧客がある製品や企業・ブランドと継続して取引を行っている期間に支払った金額の合計から、その顧客の獲得・維持に費やしたコストを引いて算出され

CEM(カスタマーエクイティマネジメント)とは何か?

こんにちはRepro CMOの中澤伸也です。今回は「LTVを軸にした予算編成・管理会計」の実践手法として「CEM(顧客資産マネジメント)」について解説します。経営活動とマーケティング活動をリンクさせる事を目的とした方法論になりますが、主に小売業のケースを想定して書いています。 財務会計と管理会計そもそも「管理会計って何?」という声も聞こえてきそうですので、先に管理会計の説明をしておきます。大前提として、企業会計は、「財務会計」と「管理会計」に大別されます 外部報告のための

LTVを高めるたった一つの方法 最終回

LTVのお話、最終回です。これまで色々書いてきましたが、やはりマーケターも本質的価値にアプローチする事が大事と思っています。そしてその一歩として「マーケティング・サービス作らない?」という内容を書きたいなと思います。 LTV向上には本質的価値の向上が必要前回、Part5で書いた通り、マーケティングコミュニケーション等による「取引コストの削減」は、ユーザーの全体としての「体験価値」に与える影響はそれ程大きくは無いというのが現実です。 アマゾンは確かに卓越したマーケティングコ

LTVを高めるたった一つの方法 Part5

LTVのお話5回目は、具体的に顧客にとっての「取引コスト」をいかに引き下げるか、という点について考えてみたいと思います。例によって、独断と偏見に満ちた内容のため、もしかしたら業界関係者の皆様に怒られるかもです。 はじめに・・・まず、皆さんの置かれている状況によって、様相はだいぶかわります。 前提として、今回は、本質的価値(製品やサービスそのもの、または品揃えや価格決定権)をコントロールする権限が無く、プロモーション等のコミュニケーション面しか、いじれない場合を前提としてい

LTVを高めるたった一つの方法 Part4

今回は、ECをモデルとした場合に、LTVを向上させる為に、どのような戦術を取っていく必要があるのか、その優先度も含め、毎度ながら独断と偏見に基づいて考えていきたいとおもいます。 Part1のおさらいPart1の投稿で、LTVを高めるには「本質的価値」を上げ、「取引コスト」を下げる事で、「総和としての競争力」を高め、ユーザーから選択される確率を上げる必要がある、という趣旨の説明をさせて頂きました。 【本質的価値】 ユーザーが解決したいと考えている課題に、直接的に応える価値。

LTVを高めるたった一つの方法 Part2

LTVのお話第2回目です。前回のPart1ではLTV構成要素のうち、顧客からの収益面、主には顧客維持率をどう上げるかを中心に論じましたが、今回はLTVを経営活動とどう連動させていくのか、そのマネジメント面のお話をしたいと思います。(主に小売業を対象に書いてます) LTVをマーケティング課題から経営課題にするためには?主にマーケティング的な話題として取り上げられるLTVですが、本来は最重要な経営課題の一つであり、企業経営マネジメントにおける最重要KPIの一つです。 企業の本