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中澤伸也のマーケティング本質論

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2020年2月の記事一覧

ロイヤル顧客育成の真実

Googleで「ロイヤル顧客」と検索すると、サジェストで3番目に「育成」というキーワードが出てきます。でも本当にロイヤル顧客って「育成」されるものなのでしょうか?実はロイヤル顧客が生まれるには「2つのルート」があると考えています。 ロイヤル顧客の定義こんにちはRepro株式会社CMOの中澤です。(自己紹介はコチラ) あとWeb担当者フォーラムで「デジマはつらいよ」の原作を書いてます。 さて、そもそもロイヤル顧客ってどんな人達でしょう?自社サービスを沢山人に勧めてくれる人

SEOの秘訣は、Googleの戦略を先読みする事。

Web担の「デジマはつらいよ」原作者の中澤です。Webサイトの集客を考える上で最も重要な導線は「SEO(自然集客)」。そしてSEOで最も重要なのは「いかにGoogleの戦略を先読みするか」です。 圧倒的なGoogleの検索シェア皆さんは、日本における検索エンジンのシェアをご存知でしょうか?既に全体トラフィックの80%近くをモバイルが占めるため、日本におけるモバイルでの検索エンジンシェアを見てみましょう。出典元は「SEOジャーナル様」の記事から拝借させて頂きました。 Goo

チャット・マーケティングの真実 後編

前編に引き続き「チャット」についてのメソッドとなります。マニアックな内容すぎて、たぶんあまり多くの人には読んで貰えないかもですが、せっかく書き始めたので「後編」も頑張って書きたいと思います。 前編のおさらい前回のお話では、最近あらゆるWebサイトで導入が進む「チャット」のマーケティング活用面について、導入企業の多くが成果が出ておらず、そこにはある共通した課題があるという点を書かせて頂きました。 詳しくは「前編」をお読みいただければと思いますが、おおまかには、その導入目的が

チャット・マーケティングの真実 前編

前回の「ロイヤル顧客育成の真実」に引き続き、「真実シリーズ」で書きたいと思うのですが、今回はスコープを絞った各論として、ロイヤル顧客の観点からも重視している「チャット」について書きたいと思います。長いので二回に分けて書きますが、前編のキーワードは「機会損失の削減」です。 はじめに最近、チャットマーケティングについて講演する機会が多いのですが、その講演後の名刺交換や懇親会で、非常に多く相談されるのが、「チャットを導入したのですが、全く成果が上がらず困っています」というご相談で

状況ターゲティングの時代に備える 後編

前編に引き続き、状況ターゲティングについて考えたいと思います。 狭義の状況ターゲティング前編でも書かせて頂いた通り、状況ターゲティングにおいて、より現実的に実践の幅が広いのが「狭義」の状況ターゲティングです。そしてその中でも、特に既存製品・サービスのチューニングの領域は、適用範囲が広く、今後多くの場面で取り組みが伸びるのではないかと考えています。 前編はこちらをごらんください→ 狭義の状況ターゲティングでは、既存製品やサービスのチューニングを行います。理想的には4P(プ

状況ターゲティングの時代に備える 前編

全てがデジタルに内包されるアフターデジタルの世界において、企業は新たな顧客体験を実現させるべくDXを推進しています。その中においては、マーケティングにも新たな進化が求められます。その一つの解答が「状況ターゲティング」かもしれません。 状況ターゲティングとは何か?状況ターゲティングとは、アフターデジタルの著者「 藤井保文」さんが、その著書の中において、全てがデジタルに内包される世界においては、「企業競争の焦点が製品による価値提供から体験全体での価値提供へと変化する」事を背景と

マーケティング グロースハック入門 最終回

デジタルマーケティングのグロースハック入門、今回の6回目で最終回となります。自分のチームの部下向けに、まとめた内容となっていますので、デジマ初心者の方、部下向けに何かわかりやすいメソッド無いかなー、と思っている方は、ぜひご活用頂けますと幸いです。 メソッド全目次グロースハック入門のメソッド全体像はこちらとなります。 0: 事前準備(Part1) 1: まずはバケツの穴を塞ぐ(Part1) 2: バケツの穴は後ろから塞ぐ(Part1) 3: 改善対象は二兎を追わず一度に1つ