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チェリーサンバーストのレスポールを探していたらES Les Paulというセミアコが見つかった

ポプラのやっすいレスポールで遊んでいたら、やっぱり普通のマホガニー+メイプルのレスポール弾いてみたいなーとなる訳ですw
やっぱりレスポールはチェリーサンバーストだよな!と日夜ジャンクギターを漁る日々。
そんなある日「ES LES PAUL」なる物を発見。
え?え?セミアコ?

公式より

おぉ…かっこいい🥰
なんと!セミアコのレスポールですよ👍
超絶かっこいいじゃないですか⁉️
Gibsonのカスタムショップからリリースされてるようで、詳しいスペックは不明😫
当然中古市場でもあまり見かけないし、見かけるとそれはそれは!なお値段なんですね。
Epiphoneからもリリースされているんですが、コレまたカスタムショップ限定で、カタログには載ってないんですねー…😓
まー、安いの出ることあるかな?と思いつつ、緩く検索を継続。
たまに見つかるんだけど、見つける度に仕様が異なる🤔
特に不思議なのは、レスポールなんでボディ裏はスイッチハウジングとコントロール部は裏蓋が付いているんだが、EpiphoneのESは、ボディ裏に何も穴がない仕様とGibson同様の仕様が存在する。
とにかく、カタログに載ってないから調べるのも大変だわさwww
Gibsonマニアに聞いてみると、もちろん存在は知っていたけどやはり弾数が少なく触ったことはないとの事。
そんなたまに見つかる個体は…遊びで買える値段じゃーない😅そりゃ弾数少ないからしょうがない。

ある日、日々のルーティンである中古ギター検索サーフしていると、横浜の外れにあるリサイクルショップの在庫がヒット😱おぉ?
それもジャンクで投げ売り‼️😱
勿論ソッコー確認に行きましたよ!

レスキューーーー💪
画像だと分かりにくいけどホコリまみれ
サビサビ
あれ?裏は何もなし?
ベグは具合悪し

ほんとに画像だと分かりにくいんだけど、結構
汚い状況で引き取ってきました👍
でもね、ジャンクギターを何本も買ってるとひと目でわかるwコレは押し入れに長年保管されていた個体だろうと。
金属パーツはもれなく錆び、くすみ。うっすらホコリ。
しかし、ほとんど弾かれていない極上コンディション👍
シリアルから韓国製の個体と判明、Epiphoneの歴史史上評判の良い時代の個体ですからね、
コレは化けるよ、いい感じに仕上げましょう。

とりあえずバラしていきます。

あ、今回レスポール用にネックピロー作りました✌️
Fender系と違いGibson系はヘッドに角度がついてるので、ベタっと作業台に置くことが出来ないんですね、ヘッドとネックを守り作業しやすくするためのツールです。簡単なものですけど買うといい値段しますw

端材切ってフェルト貼ってステイン塗装
いいじゃん👍
ここまでゴールド残ってたらね、使われてないね
セットネックはノーマルセッティング
メイプルは1枚板👍
PUはアルニコクラシック
同上
厚いメイプルにテンション上がる🔥
抜け殻を磨いて✨
中身w

近年の青島製のEpiphoneに関して、メイプルのフレイムトップはシール(2mmほどの厚さらしい)が貼られているが、この当時は一枚板、アーチドトップの厚い部分では20mmを越す厚さのメイプル材が使用されている。
もうこれだけで段違いのクオリティ👍
PU外して木材確認した時の喜びはたまりませんです😍
さて、今回搭載PUはEpiphone最高峰のProBuckerを採用。
この「ProBucker」コイツがなかなか凄いんです。ものすごく安いですけどね、凄いPUです。
60年代のGibsonのPAFと言えば、エレキギターの歴史の中の名作ピックアップ。
そのPAFを原材料から忠実に再現、ニッケル合金の割合、砂型鋳造のアルニコ2マグネットまでも再現。絶縁体も当時と同様メイプルを使用するなど、細部まで忠実に再現。
PAFを100台以上所有するマニアまで、ブラインドテストでは間違えると言う出来栄えなんです。どうしてもここ、熱くなってしまいます😅😅

ゴールド輝くProBucker👍


ProBuckerの2と3


定番パーツ


ポッドは定番CTS、コンデンサーはオレンジドロップ。
組み上げようとしてあれ?
エスカッションがフィットしてない😅
あれあれ?どうしたもんかと思ってレスポールマニアに聞いてみると、
「あー、エスカッションね、Gibsonはストレートをゆっくり締めこんで無理やりフィットさせるんですよ!」と驚きの証言がw
ハムバッカー買うとき、エスカッション選ぶじゃんね、カーブド買えばフィットすると思ってたwww
ホントかよ?と思いながらストレートのエスカッションをゆっくり締め込んで取り付けてみたら、あーら不思議wこちらの方がぴったりして気持ちいい。
「そんなんだから、中古はよく割れてるんですw」だって🤣🤣

市販のカーブドエスカッション
微妙にフィットせず😅


あら、ぴったり
ストレートを締め込んだエスカッション
うむ

はいPUのフィッティングが済んだところで配線を考えます…
PUの穴から?それしか無いよね?
とりあえずサーキットを組み上げる。

配線材はGibsonビンテージタイプ

で、各穴にタコ糸通してパーツを引っ張る。

各ボリューム穴に
引っ張ってきて留める

電装系は完成。さて外装は、
まだ使えるかな?と思ったペグは見た目だけでw使い心地ガタガタ…そして3弦のペグはデストローーーィ💀

あれ、3弦の…デストローイ
Wilkinson社製


結局ペグは世界のGOTOHにしようかなと思いながら100円安いWilkinson使ってみようと思いWilkinson社製に交換。
色はGOTOHよりビンテージ感のある薄いジェイドグリーン、巻き心地はGOTOHと遜色ないので問題無し。
ナットは高級ギターにも使われているグラフテック社の物に、その他細かいゴールドパーツもサビサビの物は交換。

チューニング一発凄いナット
Low-Gunにはキツいw細かいパーツも金色
はい、綺麗
テイルピースは今回もアルミ


アルミテイルピースは癖になる音なのよね。

極細コンパウンドで磨く

画像だとそこそこ綺麗に見えるけど、全体的にどんよりくすんでますw
ペーパーかけるほどではないので、コンパウンドでゴシゴシ磨きます。
ゴールドパーツは磨きすぎるとシルバーになっちゃうのでw研磨剤に注意ね。

エロい艶に🥰
ハーレーにも使ってるワックス

仕上げはシュアラスターゼロフィニッシュ!これいいですよ。なんとも『ヌラッ』とした艶が出ます。

うーん、美しい😍
出来上がり🍳👍💓

ただ、チェリーサンバーストのレスポール欲しいなーだったのが、ちょっとレアなセミアコレスポールを入手したお話でした。

肝心のサウンドですけど、所謂マホガニー+メイプルのレスポールサウンドとは異なります。
セミアコ特有の箱鳴り、エアー感とも言いますがそれがなんとも言えない雰囲気を作り出します。ただ「甘い」だけでは無いんですね。ProBuckerはそこまでハイゲインでは無いにも関わらずクランチさせるととてもキメの細かい歪みが気持ちよく鳴ります、バキバキのメタルはルックス的にも似合いませんが、ファジーな歪みのブルース系なんかとても良いですな。
これまた唯一無二のサウンドが出来上がりました🍳👍💓

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