スクリーンショット_2019-03-03_20

複数のカスタマーの行動を比較する事で伸びしろが見つかるかも知れない

ファネル分析にせよパレート分析にせよ現在の規模はデータの集計で分かったとしても、将来の伸びしろは単純な集計からは分からない。

しかし、将来に向けてどの分野にリソースを投じるか検討するためには伸びしろがどこにあるのかを知りたい。

そこで、なんとかして伸びしろがある部分をデータから見つけられないかと言うのが私の最近考えているテーマだ。

最近、一つアイディアを思いついたので共有してみる。

さて、例えばECサイトのアプリで商品を探す導線として以下の3種があったとしよう。

・検索
・トップページでのレコメンド
・カテゴリ別

この3つの検索導線について、現在どの導線からどのくらい商品が見つけられ買われているか調べる事は簡単に分かる。しかし、今後、どの導線を強化すれば伸びしろがあるのかをデータから見つけるのは難しい。

投資した後にどうなるか? というデータは現在には無いからだ。
しかし、せめてポテンシャルがどのくらいあるか知ることは出来ないだろうか?

今考えているアイディアは「ベテランのカスタマーの利用状況は、ビギナーのカスタマーにとってのポテンシャルと言えるのでは無いだろうか?」という仮説だ。

例えば、カスタマーをインストールからの経過日数別に分けた上で、異なる経過日数のカスタマーで各動線の利用率を測ったらどうだろうか?

ここでは、ベテランのカスタマーにとって機能Aと機能Bの使用率はだいたい同程度である。にも関わらずビギナーなカスタマーにとって機能Bの利用率は低い。ここに伸びしろがあると言えるのでは無いだろうか?

というのが今考えているアイディアである。

数字というのは比較対象がなければ大きいのか小さいのか分からない。だからベテランのカスタマーとビギナーなカスタマーの数字を比べる事で少なくともビギナーなカスタマーにとってのポテンシャルを測れるのではないだろうか? というのが今回紹介したアイディアの骨子だ。

関連記事


いいなと思ったら応援しよう!