【深夜高速】全身全霊全力全開で生きる。
「生きててよかった。」
20代前半の頃、ボクは高速道路を使って通う制作会社に務めていた。
まともな学歴や
専門学校にも行っていなかったボクは、
がむしゃらに働いた。
僕自身がデザイナーとしての能力が低かったので、
まともに仕事ができるようになるまでめちゃくちゃ時間がかかった。
さらに斜陽産業ということもあり、
超絶ブラックな働き方をしていた。
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①深夜高速を駆け抜ける日々
午前0時を超えるのは当たり前で、
いち早く帰宅するために深夜の高速を使っていた。
深夜の高速道路はとても静かだった。
流れていく景色で煌めいてるのは常夜灯ばかりだ。
生活の灯りはほとんど見当たらない。
ボクはそんな景色が綺麗で、とても好きだった。
なぜならば、小さい頃に母方の祖父母の家によく連れて行ってもらった。
そして、帰りは深夜の高速を使っていた。
眠気眼に流れていく常夜灯の煌めきが美しかった。
そして、ブラックな状態がずっと続いた。
というか超絶悪化していた。
朝5時まで働いて、早朝の高速を使って大急ぎで帰る。
そして、朝8時には出社するということが無茶な日々が続いた。
清々しい空気が張り詰める中、
登り始めた美しい朝焼けに向かってボクは咽び叫んでいた。
「ざっけんなよッ！！！このまま壁に時速120kmで突っ込んだろうかッ！！！」
あの日のことは鮮明に脳裏に焼き付いている。
記事を書くために少し思い出しているが、
様々な感情が一気に吹き出しそうだ（笑）
#無意識に封印していた記憶
そこから、すったもんだありながら、数年が経った。
ある日のこと、ふとしたキッカケで、
フラワーカンパニーの「深夜高速」という曲をたまたま知ったのだ。
初めて聞いたときは、「ぶわッ！！！」と肌がヒリつく感覚があった。
そして、数年前の地獄のような日々が一気に脳裏を駆け巡った。
「生きててよかった。」
本当にこの言葉通りだとボクは思った。
歌詞の文脈とは多少違うが、
このシンプルな言葉はボクにとってのパンチラだ。
#パンチラインの略ね
#パンチのある言葉ってこと
#説明する三度手間付き
あの頃を振り返ると、そこからも大波のような出来事がたくさんあった。
それでも今あらためて思うのだ。
「生きててよかった。」
これからも死にたくなるようなしんどいことが起きるだろう。
でも、この言葉が最後の最後でボクを正気に戻してくれる気がする。
ボクは「今」が史上最高に幸せな日々を過ごしている。
無理することなく、好き放題に書いて継続できる「エッセイ」というやりたいことを見つけた。
ラジオ・グッズ制作・ライブ配信など、他にもやりたいことを好き放題にやっている。
どれもボクが「全身全霊全力全開」で取り組んでいることばかりだ。
「生きててよかった。」
本当にそう思う。更にこうも思うのだ。
「もっともっと・ずっとずっと・生きててよかった」と、
心の底からそう思える夜をこれからも迎えに行くのだ。
今日はそんなことを思ったこの頃だった。
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②深夜高速の編集後記
さて、いつもチャランポランな記事を書いているのに、なぜこんな記事を書いているかというとですね、一応理由みたいなのがあるんですよ。
今回は199本目の記事となっておりますッ！！（パチパチ〜）
節目となる「半年で200本達成」が次の記事なんですね（笑）
#わーいわーい
#200本達成だー
もともと、一週間前の段階では、達成するまでに25〜30本ぐらいだったんですよね（笑）
6月中だったら、「まー、間に合うかなー」と思っていたんですが、ちょっと大急ぎで駆け抜けてきました。
「何に間に合うか」というと、
先日亡くなった友人Wの四十九日までにです。
200本はボクにとっての節目ではありますが、
この200本を引っさげてボクは「kindle本」を作ろうと考えております。
友人W君は、
「ボクが今年中に電子本を創る！」というと、
嬉しそうにしていたんです。
だけど、6月中にkindle本が間に合うかはわからないので、200本を先に達成しておこうと思ったんです。
ちなみに「深夜高速」という曲は、友人Wがカラオケで歌うほど好きだった曲なんです。
ならば200本目の直前はこのテーマで締めたいと考えました。
ボクがエッセイを書くと決めたことを喜んでくれたね。
ボクが本を創ることを作家仲間ができると喜んでくれたね。
ボクがネタ探しの相談をすると夜遅くまで付き合ってくれたね。
ボクがラジオをやるときも聞き手として付き合ってくれたね。
本当にありがとうね。
あの世には本は持っていけないけど、魂に焼き付いた思い出は持っていけるはずだと思うんだ。
だから、君が亡くなったあとの思い出は、ボクが「全身全霊全力全開」で生きて魂に焼き付けて逝くよ。
朋逝き天高くへと飛び立つ、亦た寂しからずや。
人知らずして慍みず、また我知る朋ならず、再び天にて相見える。
それでは百年後にまた会おう。
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皆様が朗らな日々を謳歌することを、
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