見出し画像

発達理論における中年の危機とは?

中年の危機・・・なかなかのパワーワードだと思いませんか?笑
今日はこのワードについて解説したいと思います!

中年の危機とは?

そうなんですよ、もう40代にもなるとなんらか健康診断で引っかかったり、常にどこかがこっていたり痛かったり・・・物理的に危機を迎えている方も多いとは思いますが、そういう意味ではありません!

それでは何なのかと言うと・・・

心理学者レヴィンソンの発達理論のおける過渡期を指す

キャリアコンサルタントの学科試験の勉強中、心理学者レヴィンソンの発達理論の章でちょうどこの言葉、「中年の危機」というパワーワードにぶち当たり、「はっ!」としました。

発達理論・・・あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、ざっくり説明すると・・・

人間がライフステージのどの段階でどのような課題にぶち当たり、それをどう乗り越えていくべきかについて分析・定義した理論

となります(ざっくり)。

そう、私が40代過ぎてから自分の今後のキャリアについてうんうん悩んでいたことは、全てレヴィンソンさんの掌の上でコロコロと転がされていただけだったのです!(←別にレヴィンソンさんが悪いわけではない)

奇しくも「自分が悩んでいることはとっくに他人が悩んでいるはず理論(私提唱)」を華麗に実証してしまい、な〜んだ!と肩の荷が軽くなった気がしました。

レヴィンソンさんによると、人生にはいくつかの過渡期があり、40〜45歳は「人生半ばの過渡期」であり、特に重要な「中年の危機」であると問いています。

過渡期とは、一つの発達期から次の発達期へと移る際に必ず訪れるものであり、発生する課題や葛藤をクリアしていかなければならない時期のことです。人生にはいくつか過渡期がありますが(例:成人への過渡期、老年への過渡期等)、その中でも特に重要なのが「人生半ばの過渡期」とされています。自分らしさの模索・葛藤を通じて、真の自分として生きることを決断する時期であり、自分の生活のほとんどあらゆる面に疑問を抱き、もうこれまでのようにはやっていけないと感じ、新しい道を切り開くか、これまでの道を修正するのに数年を要する・・・(以下略

そうか、そんな重大な危機だったのか・・・。それは悩んでも仕方ない。笑

不惑どころか悩み悩んで危機に陥ってしまうのが40代だったんですね。。。

確かに自分のケースに当てはめると、以下のような課題がどわーっと波のように次々と押し寄せてきている状況でした。

  • 入社してからなんとなーく現在の仕事を続けてきたが、このまま定年もしくは定年過ぎてもこの仕事を続けていくのは果たしてどうなのか・・・他に興味ある分野もあるが、これまで約20年やってきた仕事を捨てて今更1シフトするのは超大変だし・・・

  • 少し前に入院したことを契機として、健康第一かつもっと家族との時間を大切にしたいと思うようになった

  • 仕事と家事・育児の疲れからか睡眠時間が短いと体力的にやっていけなくなったが、睡眠時間を削らないと両方満足にできない・・・

さて、問題はこの「中年の危機」をどう脱するかです。。。


「中年の危機」の脱し方


すみません!

さすがのレヴィンソンさんもその解までは教えてくれませんでした。笑

一応、ググるとどのような葛藤が生じるか解説が出てくると思いますので、詳細を知りたい方は是非調べてみてください!

ただ、結局のところ、過渡期は個人が自分で乗り越えていくしかないんですよね。。。

私自身キャリア迷子になったことをきっかけしてキャリアコンサルタントの資格を取得しましたが、別にキャリア理論を学んだからと言って何も解決しませんでした。笑

はい、当然抱えている課題は個人によって異なりますし、それをどう解決すべきかについては自分で考え行動し、1つ1つ壁を乗り越えていく地道なやり方しかないのです(当たり前ですが・・・)。

強いて言えば、それを乗り越えていくためにも、キャリアコンサルタントの仕事が存在するのではないでしょうか(←宣伝)。

結局のところ、危機に対して自分はどう向き合いたいのか、周りはどうサポートできそうか、自分自身と周りの環境などに真摯に向き合い、自分の感情に素直に従っていく他ないんですよね。


さて、私自身が「中年の危機」をどう乗り越えていったか、、、

というかまだ乗り越えられていません!過渡期の真っ只中です!笑

さて、そういうわけで詳しいお話はまた別の機会に・・・(←逃げ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?