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僕があなたと手を繋げなかった理由② 1,000文字モーニングノート

おはようございます!

なんかモーニングノートじゃなくなってきてる(笑)

さてさて今日も乱文乱舞でいきますぇ!

読みづらくてほんとごめんなさい(笑)




僕たちは小学6年生になったんだ
そして2年前に登山をした秋になった

あんなに話せなくて
最悪な出会いだったのに
気づけばすごく仲良くなったんだ

あれから
転校生のゆうこは
どんどんクラスでも人気者になった

ゆうこはすごく話がおもしろくて
勉強も出来るのに
スポーツも
あれからすごく得意になって
完璧すぎるよね

しかも
今のゆうこはもっと背が伸びたんだよ!
うちのクラスで
2番目に背が高いんだ


でもね?
イラッとはするよ?

だって僕は背が伸びないんだ!

あの時からずっと目線が合わないのは
くやしいからね!

僕はサッカー部で
監督が
今年からレギュラーにしてくれるって話してた

でも監督は
ぼくを3月からレギュラーにしてくれたのに
いまのぼくはレギュラーを外されてるんだ

僕がゆうこに話しかけるには
少し立場変ってきてイヤだからさ

したくない勉強も
ムキになってして
まあまあ通信簿の点数も
良くなってきたんだ

それより
せっかく仲良くなってきたのに
ゆうこはなんで最近急に
僕と話すとき
あんまり笑ってくれなくなったんだろう
そればっかり考える

最近は
ゆうこの隣りにいるとき
いつも僕だけ楽しんでるみたいだ

ゆうことは
はなれてあげたほうがいいのかな?
ぼくは
きらわれたのかな?

そして
3ヶ月がたって
東京では
めずらしく12月に雪が降った

ぼくはいつもどおり
はしゃぎたおして
みんなと雪合戦に夢中だった

女子とも雪を投げあって笑ってると
校庭の鉄棒のそばで
めずらしくゆうこが一人でいる
ふふふ!最初に気付いたのは僕だ!

すっごいふわふわの雪をあつめて
デカくて軽い雪玉を作って
後ろから軽く当てよう!

すごいことになるから
きっと笑ってくれる!

ぱぱっと雪玉を作り
ぼくはゆうこの後ろから
雪玉とはいえないような
大きな雪のかたまりを
ぼくは投げつけた

でも
ゆうこは
何も言わないで
立っていた

「ご、ごめん」

ゆうこは
やっぱり
何も言わないで
立っていた

雪が肩にまだかかってることにも
気づいてないみたい

いや
気づかないフリかも

雪を取り払ってあげたくて
近寄ったけど

ぼくは勇気が出なくて
また謝って
教室に戻った

こんなに
不思議な気持ちになるのは
初めてだった

ゆうこの仲良しの
佐川さんが
僕に話しかけてくれた

「ゆうこね
 九州に帰らなきゃ
 いけないかもしれないんだって」

ぼくも
なにも言えなくなって

ただ教室の時計を見ていた

時計のはりが
全然進まなくて

こんなにつまらない
休み時間は初めてだった

雪なんて‥


雪なんて降らなければよかったのに





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