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【お部屋探し】都会に格安で住む方法!
『家賃は抑えたいけど立地も妥協したくない!』
「家賃」と「立地」の2つを軸に、
✅好立地かつ周辺相場より3〜5万円安い賃貸物件を探し出す方法
✅おすすめの相見積もりのとり方
✅東京23区内でのお部屋探しのコツ
を全て実体験をベースに書きました。
・仕方なく満員電車で郊外から通勤してるけど大変
・家賃が安ければ都心に住めるのに
・でも都会は家賃が高いから引っ越すのは無理……
一般的に引越しを考えている人が、「都会は家賃が高いから郊外に住むしかない」と都会に住むことを諦めてしまうケースが非常に多いです。
私は直近2年間で東京・大阪を中心に4箇所移り住んでおり、家賃を抑えつつ立地にも妥協しないお部屋探しのノウハウがかなり溜まってきました。
そこでこの記事では、
✅好立地かつ周辺相場より3〜5万円安い物件を探し出す方法
✅おすすめの相見積もりのとり方
✅東京23区内でのお部屋探しのコツ
などを引越し初心者でもわかるようにステップ順にまとめて解説します。
この記事を読めば、「自分自身で都会の優良物件を見つけ出して契約するまでの具体的な手順」が全てわかります。
事業も含めると5度に渡る賃貸契約の経験で培ってきた、物件探しから契約までのノウハウを凝縮しました。
都会へ住みたいと考えている方はぜひ最後まで読んでください。
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▼参考までに、これまで私が居住した割安物件の詳細をお伝えいたします。
【1.大阪市東淀川区:27,000円】
・賃料:27,000円(共益費込み)
・間取り:1K(ほぼ1R)
・大阪梅田駅まで電車13分(阪急沿線)
・Wi-Fi無料
・周辺相場:5万円〜
【2.東京都品川区:50,000円】
・賃料:50,000円(共益費込み)
・間取り:1K(ほぼ1R)
・山手線駅徒歩10分
・周辺相場:10万円〜
【3.東京都豊島区:58,000円】
・賃料:58,000円(共益費込み)
・間取り:1K
・山手線駅徒歩7分
・周辺相場:9万円〜
上記全ての物件で、当然以下2点は満たしております。
✅共同でないお風呂とトイレがあること
✅洗濯機置き場があること
1.結論
✅「アットホーム」の地図検索機能を使う
✅「イエー!」で一括相見積もり
✅戦略的に住む地域を選ぶ
それぞれの具体的なノウハウは本記事で余す所なく解説します。
2.都会でも格安の物件が見つかる理由
「都会は家賃が高すぎる……」
このイメージは半分正解で半分間違いです。
都会でも上手に探せば好立地かつ割安の物件はいくらでも見つかります。
以下2点理由があります。
①物件の供給過多
人口減少を背景に、需要に対して物件が供給過多の状態となっています。
都会は家賃が高いというイメージがある方も多いと思いますが、むしろ都会(特に1Rなどの小部屋)の方が供給過多で、家賃の値崩れを起こしている地域も多くあります。
経験則に基づく感覚として、大阪、名古屋、福岡など東京以外の都会は、2〜3万円台で最低限のインフラが整っている家(電気・水道・ガス・洗濯機置き場・トイレ風呂付き)を見つけることも可能です。
しかし東京の都心部だけはそれでも家賃相場が高く、最低でも5万円程度は必要です。
(参考文献)
『家賃は今すぐ下げられる!――家賃崩壊時代にトクする知恵 』
②同じ商品(物件)が一つとしてないこと
不動産賃貸物件市場は、市場に厚みがあり、需給の一致で適正価格に落ち着くため、相場から外れた物件を見つけることが難しいという基本前提があります。
それでも、不動産賃貸物件は他の一般的な商品とは異なり、全く同じ商品(物件)は一つとしてないため、全ての物件が完全に相場に従った家賃設定がなされているかというとそうでもなく、しっかりリサーチすると値付けミスとも言えるような物件を見つけ出すことができます。
格安物件を見つけるには、どれだけリサーチできるかが鍵を握りますが、その方法は後ほど丁寧にお伝えします。
3.メリット・デメリット
「家賃」と「立地」の2つを軸に、自分自身でお部屋を探す方法のメリットとデメリットをお伝えします。
メリット
✅多くの場合部屋は狭いため、最低限のものしか持たなくなる
✅立地にこだわっている分、移動時間が短い
✅移動時間が短い分、転職・副業・睡眠時間の確保に時間を充てられる
✅浮いた家賃分をそのまま投資資金に充てることができる
✅満員電車に一切乗らずに、都会のインフラを享受できる
→車が不要な分、むしろ田舎より安くつくことも多いです。(家賃も抑えているため)
✅チャンスを掴みやすい
→都会も田舎もどちらも経験した身として、都会は圧倒的にチャンスが多いと感じます。
例えば転職活動では、企業が多い・賃金水準が高い・先進的な企業がたくさんあるといった点や、私が実施している事業の一つレンタルスペース運営も、都会だからこそ成り立つ商売という側面が大いにある点、個人への格安引越し依頼・ネットスーパーなど、安くて便利なサービスが利用しやすい点など、都会の恩恵は想像以上に大きいと感じます。
✅仲介業者(不動産屋さん)の担当によらないお部屋探しができる
→これまで仲介業者(不動産屋さん)に「家賃と立地を両立させた物件を希望」と伝えても、十中八九「そんな物件はない」と言われました。
しかし自分でネットで探すと、条件に合うかなりの数の物件を見つけ出すことができました。
ほとんどの物件はアットホーム等の不動産情報サイトに出ているため、仲介業者にその場で紹介される数件程度の物件の中から決めるよりは、自分で数十〜百件の物件をリサーチ・比較した上で、内見するためだけに仲介業者の手を借りるというのが個人的におすすめです。
仲介業者にも以下の事情があるため、格安物件を狙うなら自分で探し出すのがいいと考えます。
❌一人のお客さんにかけられる時間はそう多くない
→不動産仲介業者にとって賃貸借契約は、売買契約に比べて儲からない(=コスパが悪い)ためです。
❌格安物件は利益が少ない
→不動産仲介業者の利益となる仲介手数料は、「賃料×0.55ヶ月分」という賃料を基準にした手数料体系のため、格安賃料の物件を紹介する動機は弱いと考えられます。
デメリット(妥協点)
❌部屋が狭い
→格安物件を狙うなら必然です。ただ物を増やさなくなるというメリットでもあります。
❌ユニットバス
→格安物件はユニットバスのことが多いです。ユニットバスでなくても、本記事でお伝えする方法で、相場より割安の物件を見つけることは可能です。
おすすめしない条件
いくら家賃が安くなろうとも以下の条件の物件はおすすめしません。
この条件を外しても根気よく探せば家賃が安い物件を見つけることは可能です。
❌洗濯機置き場がない
→毎回コインランドリーに行く手間や時間を考えると、たとえ家賃が安くてもおすすめできません。
❌お風呂がない
→毎回銭湯に行く時間や入浴料を考えると、普通にお風呂付き物件と変わらない家賃水準になるので、手間と合いません。
4.アットホームの地図検索で探す理由
「立地」と「家賃」の2つを軸に物件を探す場合、アットホームの"地図検索機能"で、物件の位置を確認しながらリサーチをするのがおすすめです!
"地図検索機能"では、マップを確認しながら家賃帯で物件を絞ることができるので、「立地」の基準(私の場合は職場・事業所から徒歩圏内)を確認しながら物件を選ぶことができます。
さらにその地域の相場観も養えるので、事前リサーチに最適です。
相見積もりについては、「イエー!」というサービスを利用するのがおすすめです!こちらについては後述します。
他の不動産情報サイトでも地図検索機能はありますが、あくまで個人の意見としてはアットホームをおすすめします。
理由は以下の通りです。
✅家賃帯で色分けして表示してくれるため見やすい
✅釣り物件(空室でないのに掲載されている物件)が少ない
❎検索条件の設定が細かく指定できる
一方、同じく不動産情報サイトであるス○モは全くおすすめできません。
❌家賃帯で色分けがないため見にくい
❌釣り物件(空室でないのに掲載されている物件)だらけ
❌検索条件の設定がアットホームより粗い
5.実際に物件を探す手順
STEP1:アットホームのサイトから「借りる」を選択
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STEP2:物件の都道府県を選択
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STEP3:「地図から探す」を選択
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STEP4:空き物件の位置が価格帯で色分けされて表示される
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STEP5:条件絞り込みで賃料の上限を設定
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STEP6:賃料上限以下の物件のみに絞って表示される
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STEP7:STEP6で絞れた物件を全て確認する
ここでどれだけリサーチできるかが勝負の分かれ目!
数十〜百件ほどリサーチを続けると、条件の良い物件が見つかります!
(例)
✅ほぼ同じ立地なのに家賃が安い
✅賃料が同じなのに立地や間取りがいい etc
候補を5〜10件程度まで絞り込みます。
STEP8:STEP7で見つけた物件を全て内見する
ここで実際に仲介業者(不動産屋)に出向いて内見にいきます。
STEP7で見つけた物件を足を使って全て見て回ると、割安な物件の目利きがある程度できる上、周辺環境も知れるのでおすすめです。
内見時に「この物件に決める!」と心の中で誓っても意思表示はせず、その場では申込をしない・手付金等も一切支払わないことがポイントです。
(申込をしてしまうと他の仲介業者で契約できなくなり、相見積もりができなくなるため。)
※管理会社が大◯建託の物件は、退去時にぼったくり請求をされた事例が多数あるので、トラブルを未然に防ぐためにも避けるのが無難です。
※内見は1社に全ての候補物件をお願いするのではなく、複数の仲介業者を利用しましょう。
(仲介業者も内見同行は大変な手間になるので、相見積もりをする以上、できるだけ手間をかけない配慮は必要です。)
STEP9:イエー!で相見積もり・交渉
賃貸契約は相見積もりをとるのが必須です。
なぜなら、仲介手数料は本来、賃料0.55ヶ月分までしか入居者から取ってはいけない、というルール(法律)になっているにもかかわらず、(謎の業界慣習で)賃料の1ヶ月分を請求してくる仲介業者も少なくないためです。
また、仲介手数料以外にも、害虫駆除費・室内消毒費として勝手に上乗せ請求されていることもあります。
※家主が指定している場合も当然あります。その場合は不当請求ではありません。
仲介業者の不当な上乗せ請求から身を守るためにも、複数の業者から入居費用の見積もりをすることが大切です。
相見積もりをとるためのおすすめのサービスとして、「イエー!」という不動産屋比較サービスを使うのがおすすめです。
「イエー!」というサービスは、「イエー!」のLINE公式アカウントに物件の掲載情報のURL(アットホーム・ホームズなどなんでもいい)を送付するだけで、最安の不動産仲介業者を探し出してくれます。
ただ、「イエー!」に物件情報を送付してから最安条件の仲介業者が提示されるまで、数時間〜数日程度の時間がかかるので、入居する物件を決めたできるだけ早いタイミングで、「イエー!」に物件情報を送付しましょう。
私は過去に「イエー!」を利用して、
❌仲介手数料1ヶ月分
↓↓↓
✅仲介手数料無料 + 20,000円キャッシュバック
となったことがあります。
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そのまま「イエー!」が紹介してくれた仲介業者で契約しても良いですが、内見に同行してくれた仲介業者で契約したければ、イエーでの見積もり結果を根拠に交渉しましょう。
最低でも仲介手数料0.55ヶ月と、害虫駆除費・室内消毒費等の削減(仲介業者が上乗せしていた場合・家主指定の場合は不可)は勝ち取れます。
※専任物件を除く
「イエー!」の対応エリアでない場合でも、自分で複数の仲介業者をあたって相見積もりをとることを強くおすすめします。
(ホームページでは仲介手数料0.55ヶ月と謳いつつ、しっかり仲介手数料1ヶ月分を請求してきた業者もあるので、その点はご留意ください。)
P.S.
私の場合は、仲介手数料0.55ヶ月なら、内見に同行してくれたお礼を込めてその仲介業者で契約を行い、仲介手数料1ヶ月分や上乗せ料金を請求してきたら「イエー!」で紹介される仲介業者で契約するようにしています。
(ここは各自のスタンスでお決めください^ ^)
6.東京23区内でのお部屋探し
東京の都心部、特に山手線沿線は、一人暮らしでも相場10万円ともいわれる最も家賃相場が高いエリアの一つで、他の地域に比べて格安物件を見つける難易度は高いです。(鬼リサーチしても5万円台が最安レベル)
その中でも格安物件を狙うコツをお伝えします。
①繁華街・ビジネス街の隣の駅を狙う
山手線は、沿線の多くが人が密集する繁華街・ビジネス街で、家賃相場もかなり高いですが、繁華街・ビジネス街の隣の駅は、落ち着いた居住地エリアが広がっており、家賃相場も比較的安めとなっています。
具体的には以下の駅などが狙い目です。
【山手線大崎駅】
ビジネス街かつ新幹線も通るターミナル駅である品川駅、新興IT企業や歓楽街で賑わう五反田駅(最近は新興IT企業が増えて、シリコンバレーになぞられて五反田バレーと呼ばれている)に挟まれている駅です。
大崎駅周辺は閑静な住宅街で、住み心地は抜群です。
大崎駅はターミナル駅となっているため、山手線はもちろん、埼京線や湘南新宿ライン(山手線快速 + 埼玉・神奈川へのアクセス線みたいなイメージ)・東京臨海高速鉄道りんかい線(お台場方面)などの停車駅でもあるので、アクセスの良さも最高です。
主要駅までの所要時間は以下の通りです。
✅品川駅2分(山手線で1駅)
✅渋谷駅5分(埼京線・湘南新宿ラインで2駅)
✅新宿駅11分(埼京線・湘南新宿ラインで3駅)
✅東京駅15分(山手線で7駅)
✅池袋駅19分(埼京線・湘南新宿ラインで3駅)
✅上野駅24分(山手線で11駅)
自信を持っておすすめできる地域です。
【山手線目白駅】
新宿・渋谷に次ぐ繁華街である池袋駅、早稲田大学があり学生で賑わう高田馬場駅の間の駅です。
目白駅周辺は、皇室御用達の学習院大学がある影響か、かなり落ち着いた閑静な街並みが広がっており、治安も比較的良いため住み心地は抜群です。
また目白駅と池袋駅はほとんど離れていないため、ターミナル駅である池袋駅を利用すればアクセスも抜群です。
ただ新幹線が通る駅(品川駅・東京駅・上野駅)からは少し遠いため、その点には注意が必要です。
主要駅までの所要時間は以下の通りです。
✅池袋駅2分(山手線で1駅)
✅新宿駅6分(山手線で3駅)
✅渋谷駅13分(山手線で6駅)
✅上野駅19分(山手線で9駅)
✅品川駅・東京駅25分(山手線で11駅・13駅)
また池袋駅は埼玉方面の玄関でもあるため、そちらへのアクセスも充実している点もメリットの一つです。
②山手線北部(大塚〜日暮里)を狙う
山手線の北部(大塚〜日暮里)は主要な繁華街・ビジネス街がなく、家賃相場も比較的低めの居住地エリアが広がっています。
①に比べると立地はあまり良いとは言えませんが、「おばあちゃんの原宿」こと巣鴨など、人情味のある街並みが広がっています。
とりあえず都内に住んでみたい人、在宅ワークが中心で休日の外出のために都内に住んでおきたい人などにはおすすめできるエリアです。
①に比べて格安物件を見つける難易度も低いため、お部屋探しに慣れていない人にもおすすめです^ ^
7.結びにかえて
家賃は家計で最も大きな固定費であるため、ここを抑えることができれば、資産形成へのインパクトはとても大きいです。
✅相場より数万円抑えて、抑えた分を投資に回すことができれば、それだけで数百〜数千万単位で資産を作ることができます。
✅家賃を抑えて生活コストが下がれば、それだけで必要な生活防衛資金は激減・経済的自由(いわゆるFIRE)に必要な金額は激減するため、早期リタイアもより現実的な目標として認識することができます。
✅固定費が下がれば自己投資・事業投資の資金も確保しやすくなるため、リスクも取りやすくなり、常に攻めの姿勢で人生を歩めます。
都会に住むことを諦めることなく、最大の固定費「家賃」を最適化することで、一人でも多くの経済的自由につながる家計の一助となれば幸いです。