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【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者

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恋愛小説《緋色に堕ちた婚約者》をまとめたマガジンです。 恋する少女の葛藤と、彼女の婚約者に隠された真実をお楽しみください。
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記事一覧

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 最終話 〜waltz〜

《初めての方はコチラから》 [約4,400字]  舞踏会の会場である講堂を後にした私とエルウ…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第10話 〜spark〜

《初めての方はコチラから》 [約3,900字]  聴こえるはずのない音、針が時を刻む音。チク…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第9話 〜scarlet〜

《初めての方はコチラから》 [約2,300字]  太陽下の講堂とは打って変わり、夜の講堂は豪…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第8話 〜overlap〜

《初めての方はコチラから》 [約2,700字]  透き通った水色と、筆で払ったかのような雲で…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第7話 〜unintelligible〜

《初めての方はコチラから》 [約3,300字]  講堂での入学式が終わり、新入生は早速今夜の…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第6話 〜matriculation〜

《初めての方はコチラから》 [約2,600字]  小さな振動をひたすら繰り返す静かな馬車。淡…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第5話 〜encounter〜

《初めての方はコチラから》 [約3,500字]  時が過ぎるのはあっという間で、気づけば私の王立アカデミー入学まであと半月。気が滅入ることが多くなった私は、気分転換に屋敷の外へ出かけることにした。  プライム子爵領は豊かな自然に囲まれて時間がゆったりと流れる土地柄で、そこそこ農業が栄えた領地。それよりも盛んなのが鉱業。主たる収入源は鉱山から採取される上質な金で、国内は疎か、国外まで流通しているほど。それなりの富を生む鉱業だけれど、欲のない父はその富をほとんど国や民に還元

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第4話 〜reunion〜

《初めての方はコチラから》 [約3,700字]  中庭に躍り出た途端、私の目に飛び込んできた…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第3話 〜suddenly〜

《初めての方はコチラから》 [約2,500字]  眠れぬ日々を重ねるほどの繊細さはどうやら私…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第2話 〜suspicion〜

《初めての方はコチラから》 [約3,400字]  二年前までのエルウィン様はとても律儀な方だ…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 第1話 〜melancholy〜

《初めての方はコチラから》 [約2,000字]  薄い瞼の向こう側に暖かな朝陽を感じた。少し…

【恋愛小説】緋色に堕ちた婚約者 〜prologue〜

〔あらすじ〕 [約430字] 〔本編〕 〜prologue〜  初恋とは、恐ろしいくらいに鮮やかで…