効果には個人差があるしそもそもこうなる前に逃げた方がいいし私は最低

人を愛するのが好きだ。なんか精神的余裕のある人生上級者にだけ許された娯楽って感じがする。自分より生きるのに余裕がなくて階層が違う場所を生き残ろうと必死になってる人に愛を与えて自分に自信を持たせるのは趣味でやっている。人一人の命をかけた育成ゲームをやってる気分。愛してる対象は無償の愛を信じられなかったりそれはそれとして愛と余裕のある生活にズブズブはまっていったりしてるけど、見返りを求めてないとはいえ同じステージに立ってる人間として見てないから少し申し訳ない気持ちにはなる。あとプレゼントを送ったから無償じゃなくて有償。石を貯めて贈ったものが本人の好みに合うかどうかは分からないのリスキーすぎる。攻略本は即見る派だったのに。

ただでさえメンヘラの恋人に手を焼いているのに性懲りもなく発達障害持ちの友達を作った。恋人の友達だ。自分以外見ないでって言っといて友達を紹介するのはさておき、人生において根回しってすごく重要だと思う。本人がいるその場で「友達になってもらってもいい？」と聞かれた。断れるわけね〜〜〜だろ。そこそこ友達になりたかったから大丈夫だったけど。断らないけど断れないからやめてくれ。まず個人チャットで大丈夫かどうか聞いてから相手に伝えてほしい。無用意に傷つけたいわけじゃない。発達障害友達ちゃんが絶対に見ない環境に移ってから一旦説教する。この育成ゲーム死ぬほど時間取られるんだよな。

このままインターネットに浸かっているとメンタルがヘラった友達を量産すること必至である。需要と供給は一致してるように見えてメンヘラのみなさんが本当に欲しているものはあげられないし、そもそも人間性と倫理観が終わっているのでこんなヤツと友達になる人を増やそうとか頭イカれてる。可哀想だ。毒入り蜂蜜になってしまう。道徳心は小学校の授業と親の教育で持っているからなんとかなってるだけだ。自分のことをサイコパスだと思ったことはないけどたまに倫理を忘れてしまうので人間じゃないとは思ってる。放課後の教室で友達でもない人の毛布を普通に借りようとした時から自分を信じられない。というかインターネットで作った恋人を使って育成ゲームしてる時点で最悪だ。

恋人に引っ張られて精神が底に落ちるときがある。そういうときは一人用ディスコードサーバーの愚痴チャンネルが活発化する。メンヘラは人に吐き出すけど私は一人でなんとかできるのでまだまともだなと思うことによって自分とメンヘラの株を下げつつ冷ましすぎてぬるくなったミルクティーを飲んでいる。ポットから直接出したお湯は熱すぎてすぐには飲めないので今飲みたいから作ったという時には氷を入れることにしているのだけれど、たまに加減をミスる。猫舌なので95度のお湯に氷4つくらいが大体ちょうどいい。そういうのは分かるのに他人に対する正しい距離感はいつまで経っても分からない。経験が少なすぎるので経験則が使えない。

発達障害に偏見はない。作ればあるけど。NHK系のテレビでよく発達障害特集みたいなのがあったし、親戚のお兄ちゃんもたしか発達障害だったし、通ってた塾の友達も多分発達障害だ。病名は1回教えてもらったけど忘れた。だからこれは偏見じゃなくて経験則だ。発達障害は関わりすぎると辛い。学習能力が想像の3倍くらいなくて興味がないことは何回教えても覚えてもらえないのが一番きつかった。同じクラスの発達障害は隣の席になると先生が話してる途中で喋りだして授業を妨害するしその話は大抵授業を止めてまで聞いてもらうほど面白い話じゃない。経験則だ。まあ彼らも適度な距離感を保っていれば明るくてよく喋る楽しい友達として付き合える。その距離感を見誤る予感しかしない。嫌われるより好かれすぎるほうが恐ろしい。ひどい人になったほうが楽だ。けれど今まで培ってきた道徳心が悲しい思いをしてほしくなくてやはりすごくいい人として振る舞ってしまう。こういう時、いっそ死んだら好かれたままいなくなれるのかな、と思う。情緒不安定な様を見てて楽しい人だけこのnoteを見ている。ハイツ友の会。

曾祖母の介護をしてくれていたお姉さんを思い出す。知ったことをひけらかしたいクソガキ時代にお世話になった人の一人だ。あの人はどういう話し方をしていたか、どういう対応をしていたか、それを思い出しつつ精神疾患持ちの人たちに対応している。なんてったって恋人は精神障害持ちで障害者手帳1級のド級なので、まあ障害者といえば介護だろうという安易な考えによるものである。多分うまくいってるし、そろそろ無免許カウンセラーとして生きていける気がしてきた。そんな無免許無料恋人型カウンセラーである私は保育士の母親に「子どもたちに関わる上で気を付けてることとかある？言葉遣いとか」と聞いてみた。「否定しない」「結果だけを認めない」「比べない」だった。私がメンヘラに関わるときと大体似たような心構えだった。メンヘラ対応は介護じゃなくて保育だったらしい。