【新体道極意】証光・上げ下ろし<おまけ>
【新体道極意】証光・上げ下ろし<おまけ>
書き忘れてたことの追加。
【新しい意識】
これを続けていくと心身ともに急激に変わっていく。その意識のあり方に体がついていかない、あるいは逆もあるかもしれない。
今までにない意識の有り様、微妙な感じに、狂ってしまうのではないかとか恐怖を感じる必要はない。
その感じが酷いときは、方向の逆の<閉じる>自護体をおこなうと、収まるかもしれない。
とにかく、怖がらないで思い切って飛びこむ。
ただただただ無限への入り身である。
意識が開いてくると、分からなかった経典だとか哲学、あるいは世界の古典文学が急に理解できるようになったり、自然がまじかになり、見える世界が全く違ってくる。
【3T】
こういう単調な稽古は、
1つまらなくなって飽きてくる。
2つらくなって止めてしまう。
3つまづいて大怪我をする。
などが途中で起こりがちである。
3が起きてしまったら稽古ができなくなるが、あらかじめこのようなことは普通に起こると知っていたらまた流れも変わってこよう。
3T(つ)の後は、たいていビッグ・チェンジとかビッグ・ハーベストが待っているものであるから、こういう兆候が来たら逆に喜べばよい。
【物忘れ、眠れない】
この稽古を続けると、物忘れが酷くなるとか、細かいことに気遣いができなくなる人もいる。
これは滝行後も良く起こることだが、意識の有り様が普段と別物で、いまここ!にシャープに”在る’からだと思われる。
このようなことをちょっと知っていたら、注意すれば事前にそれらはふせげる。
また、やり始めた始めの頃は、夜目が冴えて眠れないとか、なんだか日中ボッーとしてしまうこともあるかもしれない。
このような現象には、自護系の運動や瞑想で対処できるかもしれない。
【感情の起伏】
これを続けてくると感情の起伏が、日常でも激しくなったり、あるいはその激しい起伏のように、激しい問題が引き起こることもあるかもしれないが、それは稽古が進んでいると思えばよい。
それを知って、日常ではうまくやることも大切だ。
【無理は要らない】
とにかく無限へ!無限へ!無限へ!
と言いたいところだが、無理にがんばらなくても、滝行などの抜ける経験を思い出し、意識の同定をしていけば、すぐに抜けたところから始められる。
頑張る、力むを抜けた人は、無駄な努力は必要ない。
【観照】
自然に観照という意識の状態へ変容する。
それを知っとくこと。
【虚空】
これは最終的には、一切皆空であることを悟ることにもある。
【愛】
自己のあらゆるエナジーを、この型をとうして思いっきりすべて出し続けると、なぜかそのエナジーは”愛’に変容していく。つまり”愛”ということの学習。
【全体の流れを創る】
これを3ヶ月なり、6ヶ月なり短期集中の稽古で終わらせようとするときは、全体の流れを始める前に想像するとうまくいく。
富士山の稜線の如く、はじめはなだらかな線で始まり、最後の90パーセントから100%のところで、稜線は急になり、一気に吹き抜けてゴールへ到達していく。。。そんな自分の成功の流れを、始めに創ってしまうのである。
ちなみに、最後の10%あたりがグッと相当に辛くなり、最後の最後の3%、つまりあと三歩のところで、たいていの人があきらめて下山するものである。
これは滝行をあまたの人へ先導して気づいたとこ。
本当の変容が起こる前夜は非常に怖いものである。
だが、最後の最後は一気に休まずに全力投球で吹き抜けていかないと、いつまでたっても同じまま。
妥協の妥協で終わってるベテラン稽古人はあまたのあまた。。。
なぜって上のことを知ら無いから最後の最後にあきらめてしまうのさ。