ドラゴンヘッド・テイル
数秘のカバラー
ダイアン・フォーチュン
大沼忠弘訳
スサノオノミコトが、カドモスが、聖アントニウスが「龍」と闘った。
この「龍」とは「アストラル・ライト」の中に鋳込まれた既成のイメージの複合体の異名である。
無始の昔より、自分が世界に、また世界が自分に対して形成してきたイメージはことごとく自分の「アストラル・ライト」の中に保存されている。
これを解体し、再構成するためには、自分という「龍」に立ち向かわなければならない。
大半の人間はこの作業を肉体を放棄した後、つまり死後に行なう。
魔法とはこれを生前における死後の教訓であり、死ぬ前に、ひとたび死んで再び生まれかわることを目指している。
死を果敢に見据えながら、死と再生の狭間をいくというのは、正に英雄的事業といえよう。この冒険は苦難に満ち、孤独なものだが、その先にはそれを償って余りある歓びが待っている。
と記載されている。
題材に焦点を戻すと、占星術における龍とはドラゴンヘッド・テイルであり、その人の中に横たわる龍であると言えよう。
人は誰しも運命に翻弄されていると感じる時があるのではないだろうか、その時に関わっているものがこの感受点。
その時「龍」を覚醒させ、「龍」に乗り飛躍した世界を生きましょう。
ドラゴンヘッド・テイルは他の惑星と違い逆に動いています。
なので、プラス一度した数を読まずそのままの度数で読んでください。
サイン・ハウス・サビアンシンボルを読み込むと入ってくる情報があるはずです。
※私の例を出すと、
ドラゴンヘッド乙女座
テイル魚座
ハウスはヘッド4.5ハウスの際にあるので、どちらも読んでいきます。
サビアンシンボル
乙女座16度 オラウータン
魚座 16度 ひらめきの流れ
テイル魚座は10・11ハウスにあるので、私の使い古したパターンはtheスピリチュアルな事を生業もしくは仲間と一緒に創造していた。
サラッと読むとこんな感じでしょうか。
ヘッドが乙女座の4・5ハウスにあるので、カオスから秩序を生む、中庸、日常に焦点を当てるそれを家庭・家族や、創作活動、恋人との間で。
スピリチュアルな事柄は私にとっては楽しいし、よりナチュラルに受け入れられる価値観です。
ですが、それを日常に落として使いたいし、容易に活用できるものなので、それを人にも活用して欲しいと言う思いはずっとありました。
薔薇の種を植えたら薔薇が咲くように、林檎が木から落ちるように、必ず自然界にも法則が存在します。
薔薇の種を植えて蓮の花が咲く事はあり得ないし、林檎が宙に引っ張られる事も無いのです。
今問題と思っている事は元を正すと、必ず原因があるのです。
因果の法則は何も怖いものではなく、その元が分かった時点で解決できる問題なのです。
生まれてからすぐ死ねば1番効率がいいでしょう。
生まれた成果は死ぬ事なのですから。
それ以外のことは上の様な価値観でいくと全て無駄な事なのです。
結果・成果もちろん大切です。
しかし、無駄な事こそその人の魂の成長にとっては価値がある事なのでは無いでしょうか?
物質・精神共々幸せになれる道があるとしたら、生きたまま極楽を体験できるとしたら、やってみる価値があるのでは無いでしょうか?
私は欲張りなので、どちらも欲しいです。
足るを知るという言葉がありますが、まずは自分が満足する基準まで登ってみるのも楽しそうですね。
ドラゴンヘッド・テイルは読むたびに新たな気づきをくれます。