ビル・エヴァンスという存在
ビル・エヴァンスはJAZZ好きの間では超一流だが、この世にJAZZを好きな人など、ほんの一握りだ。ゆえに、ビル・エヴァンスはそういうJAZZに興味のない人に、是非とも聴いてほしい。JAZZ愛好家の中でエヴァンスがいいと言うと、ガッカリされる。白人で柔らかな音色が愛好家の間ではいけないらしい。ガツガツ言わずしてなんのJAZZかと罵倒されたこともある。それも分かるが、静かな夜に「ポルカドッツアンドムーンビームス」を聴いてごらんなさい。頭がとろけて、そこにはエヴァンスの姿が浮かび上がるではないですか....…。コーヒーを片手にエヴァンスに軽く会釈する。そしてビルはほがらかに笑うのだった。
ここで一首
曇り空会えずに終わった人の影寂しさもあり嬉しさもあり