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番外編:ダナンよみ旅①
2月、極寒の日本から乾季を迎えつつあるベトナム・ダナンに行ってきました(With サリー)。
ベトナムは平均年齢が33.9才(2024年)という若い国。バイクが走り回り、クラクションが響く。しかし、「絶対無理。渡れない・・」と思った道路も、いつのまにか、バイク・車の間をすり抜けられるようになった。
昭和の街並みの記憶から、既視感があるのだろうか。
越南の 若人のとき 春の水
奈良華咲
ダナンで見たドラゴンファイアーショー。炎の後には水が噴き出した。若者たちの歓声が上がる。若人たちの希望がキラキラと輝いている。
季語:春の水
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春濤や ミーケビーチに 彼と吾と
奈良華咲
ミーケビーチのサーファーが大きな波に向かっていく。まだ2月だけれど、ここは春の海の香りがする。季節は、確かに動いている。
季語:春濤
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ランタンや 遠国の君 春浅し
奈良華咲
ホイアンでのランタン流し。大切な方々の幸せを願いつつ、光を見送った。近頃は、祈ることが増えたように思う。
季語:春浅し
俳句の季語は、日本の時候や行事などから選定されている。そのため「そもそも、季語がズレてる」と思いながらの句作だった。目の前の情景から、発想を飛ばすのが難しかった。そのため、目の前の情景と私の思いを、ただ五・七・五に配置しただけの句になっているようだ。難しく面白い・・・
そんな違和感を抱えながらも、ビーチパラソルの下、サリーと、ノートと季語集を広げたのでした。
「えいやっ! 」で作った番外編も、愛おしく感じています (#^^#)