強敵課題!「あなたの看護観をまとめなさい」を簡単にする
強敵。夏季休暇課題『あなたの看護観をまとめなさい』
これに頭を悩ませている人も多いのでは。
実は私が、看護大学1年の夏休み課題で、これに悩まされた。
学生の頃、ろくな看護観なんか持ち合わせていなかったから。
看護観って何?くらいにしか、理解できず。
看護とは、こうである!
と理想高く掲げて看護学生となった人は、
おそらくこのnoteは読んでいないはず。
ここでは、ゆるーく看護観について考えてみようと思う。
看護観の定義は、各自教科書を見てもらいたい。
多分、そこでつまづくから、強敵なんだよね。
看護観を物凄く簡単にまとめると、
《あなたの看護のベースとなる考え方》だと言うこと。
ちょっと想像して。
目の前にいる患者さんが、あなたに
何か訴えようとしている。
でも、声がかすれて何と言っているのかわからない。
その時あなたはどうする?
①聞こえなかったことにする。
②患者さんに近づいて言葉を聞こうとする。
③筆談など、他の手段を試してみる。
④そのほか、アイディアのある場合。
さて、どうする?
この時の、選択の根拠になるのが看護観。
何を大事にして行動したいか、って言うこと。
患者さんの訴えを大切に考えるのか。
業務時間内に看護業務を終わらせることを優先させて、
時間のかかるコミュニケーション手段の検討なんかしないのか。
そもそも、コミュニケーションに重要性を持っているのか、いないのか。
他にも考えられるのは、こんな感じかな。↓↓
看護理論が全てです。アンダーソンの看護理論に従って、私は看護を展開していきます。
患者さんの訴えに耳を傾けることが重要です。患者さんの訴えを何よりも優先して看護します。
チーム医療を完璧にすることで、患者さんへのベストな看護を提供できます。円滑なチーム運営を研究します。
などなど。
最後の項目は、その人の「行動=看護」の根拠になっているから、わかりやすいと思う。
こんな感じ。
ちなみに、
学生のころ、ちんぷんかんぷんな看護観の課題を出していた私も、
今ではもうちょっと成長した看護観を持って働くことができています。
学生の時に、看護観なんて、きちんとわかっていなくても大丈夫。
立派な看護観を備えた学生さんが実習に来たら、
私なら怯むかも。
看護観は、
実際の経験から育っていくものだし、
経験と共に変化していくもの。
だから、学生なら学生なりの価値観でいいし、
2年目看護師なら、2年目看護師なりの考え方でOK。
ただ、覚えていてほしいのは、
「看護観なんてありません」
はなし。
と言うこと。
大切にしたいこと、何を軸に看護していくのかははっきりさせてほしい。
看護観がない人に何を教育しても、
覚えようとはしないだろうし、
患者さんの安全を守ることができないから。
大事なのはそこかな。
と言うことで、
打倒、強敵:夏課題、
頑張って!!
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